中年ハンターと新人ハンター達が頑張るようです。 作:Borubo
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とある中年ガンランサーが居た。その場所は遺跡平原で、狩人の隣にはリオレイアが倒れて居た。十分に成長した成体で尚且つ、他の個体よりも色艶が良かったり、脚の筋肉が普通の個体よりも盛り上がっていた。どうやらG級個体だったらしい。
その男はオトモの猫二匹と共に剥ぎ取りを済ませるとキャンプへと戻っていった。「やはり歳だな。前よりキツくなってる気がするな」男はオトモ達にこぼす。「あまり無理はなさらないでくださいニャー」男の年齢は46だった。ハンターの寿命は35歳ぐらいまでだ。長くやっても40代前半だ。
かつてドンドルマ防衛や、G級と呼ばれるクエストの中でもかなりの猛者達を相手に活躍していた男もやはり来る歳には勝てない。最近はもっぱら、G級でも弱い部類のモンスターしか狩猟していない。
それでもやっていけたのは長年の経験からだ。
ここでガンランスという武器の特徴を紹介していこう。ガンランスは盾と砲撃機能のついた槍を使い、硬い守りと強力な砲撃攻撃を実現したロマン溢れる武器だ。
男はハンターをしてきた長い月日の中、世のハンターは様々な独自の変化を遂げて行くのを目にしてきた。水中でも戦えるハンター。モンスターの上に飛び乗り、ダウンさせる技術のあるハンター。訓練所に行けば、
「狩技」や、「スタイル」も指導してもらえる。最近ではガンランスには竜抗弾なるものが追加された。スリンガーというものも数年前からハンター必修科目となった。が、男はスリンガーを使わない。使い方がよくわからないからだ。男は時代に取り残されていく感覚がビリビリと迫り来るように感じていた。
大老殿
「今戻ったよ。」老いた男は受付嬢に話しかける。「お疲れ様です。ブローニングさん。大長老様がお呼びでしたよ」「大長老がか。わかった行こう」
大老殿の中央には巨人といっても差し支えない竜人が鎮座していた。
「今戻りましたよー大長老」「おお、帰ってきたか。ブローニングくん。」「で、用とは」「ムオッホン!君、もうそろそろ潮時なんじゃないかの?」「イヤミですかな?ゲハハ!!」
男はわかっていた。本来自分ほどの年齢でハンターはやっていられない。竜人族ならまだしも男は人の身。老化は馬鹿にできない。だがしかし、もうちょっとだけ、あと少しだけ、続けたいという思いがあった。
「冗談じゃよ。わしは君に後続の指導をしてもらいたいのだ」「後続の指導?」「バルバレにHR2のハンター2人組がおる。彼らの指導をお願いできないだろうか。まぁ指導といっても一緒にパーティを組んで狩に行ったりするだけでよい」「…………いいですよ」男は少し考えてから承諾する。「ではこのことは後々通達しよう」
ファラクは大老殿を出て行く。
ファラクが出て行ったのを見計らって護衛の一人が大長老に小声で話しかける。「これがあの方の最後の仕事になりそうですね」「うむ。まぁ彼奴も満更ではないかもな。なにせあいつはウワフ村出身なんだからのう」
バルバレに向かう船にて
「ほぉう…こいつらか…」
老いたガンランサー。ファラク・ブローニングは指導対象二人のギルドカードを見ていた。
21歳男。双剣使い ライタ
ウワフ村出身
真面目そうな人といった風貌。
21歳男。剣斧使いのアロ
ウワフ村出身。容姿端麗である。
「ウワフ村…ですにゃ。聞いたことない村ですにゃ。」横で見ていたオトモの「ショウガ」が話しかけてきた。「おや、知らないのか。」「知らないですニャ」「そうか。まぁ、砂漠に近い村だな。」
「へぇニャ」ファラクには二匹のオトモアイルーがいる。名前はショウガ、トウフ。ファラクが40ぐらいで雇い始めたのだ。「残り少ない狩人人生、最後の任務と行こうか。ゲハハ!!」「「ハイですニャ!!」」
男はこれを済ませたらハンター引退をすることを決めたのだった。