中年ハンターと新人ハンター達が頑張るようです。   作:Borubo

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今回は会話形式を変えてみました。


上位土砂竜編 新しい道具はよくわからん

5

ウワフ村の集会所の昼下がり。

ファラクとアロとライタが飯を食っていた。「今日は暇だねー」アロは頬杖をつきながら飯を食べている。

狩というのはそう頻繁に出来るものではない。連日で狩猟し続けて、

 

いざという時の命取りになりかねないからだ。その為、ギルドでは一度クエストが終わったなら、3日間は休ませている。尚、緊急事態ならこの限りではない。

「アロ、この際だしティガレックスの装備作っちまえよ!素材はたんまりもらったろう?ゲハハ!!」

 

実は前回のティガレックスの下位クエストと間違えて上位クエストを手配してしまったことのお詫びして、ギルドから報酬を二倍多くもらっていたのだ。

「いいかも!私の使ってたレイア防具壊れちゃったしね」

「俺もそうしようかなー」

「ライタもか!お揃いか!いいな!ゲハハ!」

「え?そんなんじゃないだろ」アタフタするライタ。それをじと…っと見つめるアロ

「……………」

「べ、別になんも考えてねーよ!ティガレックスの防具は強いから仕方ないだろ!」

「事実。これからの上位クエストでライタの下位防具のままだとほぼ確実に死ぬからな」ファラクが怖いことを言う。

「だろー?」とほれみたかとでも言いたそうな顔をしてアロを見返すと同時に、背中に冷たいものが走る。(死ぬて!)

「今日は俺行くとこあるから。またな!ゲハハ!」と言い残すとファラクは集会所を出て行った。

残ったふたり。

「ティガレックスの防具作ってもらいに行くか」

 

「うん。そうだね。どんな感じなんだろうね?」

「え?あ、似合うと思うよ」

「え?」

「え?」

「性能とかの話!!」

「し、知ってたわ!」ライタはしまった!という顔になる。

 

 

ウワフ村墓地

 

ファラクは墓の前に居た。そこにはかつて故人が使って居たであろう銃槍が墓標として刺さっている。

ファラクは無言で手を合わせる。その後、久しぶりに村を散策しに出かけるのであった。

 

2日後

 

「今回はなんだ?」

「ボルボロスだろ」ライタは準備しながら答える。

 

ボルボロスとはの獣竜種モンスターだ。とても硬い頭をその強靭な脚力を使った頭突きを得意とする。

獣竜種のモンスターは飛竜種とは違い翼はないが、その分脚力が発達しており、地上での活動に適している。

 

「狩猟地は砂漠だよ」

「成る程。ではクーラードリンクか」

砂漠では昼間はあまりの暑さにいるだけで体力が削られてしまう。これを避けるにはクーラードリンクを飲む必要がある。

「皆用意はいいな?向かうぞ!」

ファラクに続き皆、集会所の砂漠につながる道を歩く。そして小さい洞穴にあるキャンプに着く。

「着いたな。」

「今回は策はあるか?ファラク」

 

「ある。ほら、あそこ見てみろ」

ファラクが指を指す方向には大樽が置いてある。といっても通常の大樽より一回り大きい。

「あれは?」

ファラク「あれは大樽爆弾G。とんでもねぇほど強烈な爆弾だ。あれをボルボロスに食らわせる。罠の近くとかに置いてな」

「成る程だろ。」

 

「では、ボルボロスがいそうな泥沼のある箇所を回ってみよう」

三人はクーラードリンクを飲むと移動を始めた。

 

泥沼のある地帯

 

「いたな」

「ボルボロスは下級の時も狩ったことあるんだけど上位のは強そうね」

「ああ。下位は平均的な個体。上位は栄養状態が良かったり、戦い慣れしてて強いやつが扱われる。下位の時と同じようにやると即刻BC送りだ」

「き、気をつけるだろ…」

 

「よし、じゃ、あそこに樽G置いてくれ。その近くにシビレ罠を置こう。」

離れたところに大樽爆弾Gとシビレ罠を設置した。

「じゃあここに誘導だ。三人ぐらいでーーー」ファラクが向かおうとすると……

「その必要はないだろう。さっき石を拾って置いて良かった」

 

ライタは石を左腕に装着しているスリンガーと呼ばれる道具に装填する。

そして、パチンコの要領で、ボルボロスに向かって石を打ち出したのだ。

かなりの距離はあったが、そこまで届いたようだ。

石はボルボロスの胴体にあたり、こちらへと走ってくる。

「ほう…スリンガーというのはそういう使い方なのか」

「ていうか、こうやって使うものだよ…」

「新しいものはよくわかんなくてな」

ボルボロスはこちらを見つけると、息を吸い込んだ。

「ボアアアアアアアア!!!!」

ファラクは盾を使い耐えるが、他の二人は思わず耳を抑えて硬直してしまう。人はモンスターの咆哮で固まってしまう。その隙にモンスターはハンターに攻撃をする。単純な策だが、決まりやすい厄介な技だ。

 

二人が動けないのを確認するとファラクは盾でガードしたまま無理やり前進して行く。そしてボルボロスの咆哮が終わるや否や、ガンランスを抜き一発攻撃を加える。

「俺だけみとけよ」

 

ザシュと音を立てて

刀身がボルボロスの腹を切りつけるが、纏っている泥でダメージはそんなに与えられていない。だが、注意を引くのはこれで十分だった。ボルボロスは、その場で回転し尻尾をファラクにぶつけようとする。それを盾を使い受け止める。その間に硬直から溶けたアロとライタ。ライタはまたスリンガーをボルボロスに向けて放つ。今度はライタにターゲットを移したようで猛ダッシュしてくる。が、そこはシビレ罠を設置していた場所。ボルボロスはシビレ罠を踏み抜き、動けなくなる。

 

「今だ!」ファラクは落ちていた石を拾いそのままの勢いで大樽爆弾Gに投げつけた。盛大な爆発音とともにボルボロスの泥は肉ごと吹っ飛ぶ。まだ痺れているらしい。

属性解放突き、鬼神乱舞、龍撃砲を叩き込む。

ボルボロスはうめき声を上げ痛みに身をよじる。かなり弱ってはいるようだ。

しかしまだ倒れない。

「ボアアアアアアア!!!!!」

と怒りの咆哮をあげる。

「嘘!これでもダメなの!?」信じられないといった顔のアロ。

 

「これが上位だ!!ここからは小細工は通じない!ガチンコだ!」武器を構え直すファラク。

「行くぞ!!」ライタの叫びが響き渡った。

 

 

 

 

 

 

その後1時間の激闘の末

「ボアアア……」

断末魔「あげて絶命するボルボロス。

剥ぎ取りを始める三人。

「にしてもボルボロスってこんなに強かったんだね」

「流石上位だろ。ティガレックス防具に変えておいて良かっただろ…全く」

 

ファラクはゲハハと笑う

「お前ら今回結構いい動きしてたし、才能あるかもな!ゲハハ!!」

「ファラクにそう言ってもらえると嬉しいわ」

「なんか安心感があるだろ」

「そりゃ年の功って奴だな!昔からアプケロスの甲より年の功って言うしな!ゲハハ!」

 

「なんにせよ、暫くは素材集めね。もっと強いモンスターの武器とか作りたいわ!」

「俺もワクワクしてきたわ!」

「若いっていいねぇー。ではそろそろお暇するとしようか」

 

三人は剥ぎ取りを終えるとキャンプで一泊してから集会所へと戻って行くのであった。

 

 

 

 

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