俺とフェイトさんは管理局へと、共に歩いていた。
昨夜の話しの通り、フェイトさんが俺を執務官補佐としてのテストをしてくれるのだ。
緊張で、手に汗が滲む。
自信はないがやれるだけやるしかない。
俺の緊張を感じとったのか、フェイトさんが、
俺の顔を覗きこんでくる。
「‥緊張してる?」
にこやかに話し掛けてくれるフェイトさんは今日もお美しい。
「ええ‥少し」
隠す事でもないので、正直に打ち明ける。
「でも‥何でわざわざ、管理局へ?」
「うーん‥顔合わせも兼ねてかな‥」
顔合わせ?まさか‥
「遅くなったけど私の親友達に紹介したくて‥」
あ。やっぱり‥
魔王と狸とエンカウントですか。
あかん。更に緊張が加速してきた。
「ふふっ。二人共良い子だから、そんなに緊張しないで?」
無理です。
前世でのオカズは主に貴女でしたが、
なのはさんと、はやてさんも
好きでした。
フェイトさんは性的嗜好の対象として、
なのはさんは、畏怖の対象として、
はやてさんは、弄りの対象として、
三人のウチで、甲乙つけがたく、
DDと蔑まれても、三人とも、同じくらい好きでありました。
ドクンドクンと心臓の鼓動が速まる。
知らず知らずに、早歩きになっている自分に気付く。
「ちょっ‥ジム?早いよっ?!」
いつの間にかフェイトさんは少し後ろにいた。
「すみません‥」
「ふふっ‥私の友だちに会うのがそんなに楽しみなの?」
「いえっ!いや‥楽しみですが‥それよりもフェイトさんに訓練見て貰えるのが嬉しくて‥」
「ふふっ‥そっか‥そうだ。私だけじゃなくて、なのはにも見て貰えるよう頼んであげるね」
やめてください。死んでしまいます。
「ふふっ。なのは‥あ、私の友だちね?教導隊でも人気の教官なんだよ?」
「いえっ!俺は‥フェイトさんが良いです!」
必死に頭を下げる。
天地魔闘の構えからゴミを見るような目で
「頭‥冷そうか‥」
とか言われるんですよね?
俺、Mじゃないんで、本当に勘弁して貰えませんかね。
「そっか‥私が良いんだ?‥」
と、フェイトさんが頬を染めながら前を見て、チラチラとこちらを見てくる。
か、可愛いィン!
「ええ。それに、フェイトさんの執務補佐になるんなら、やっぱり、フェイトさんに見て貰うべきかと」
おお。これはなかなかな良い言い訳じゃないだろうか?
「あはっ‥そうだね。うん。じゃあなのはには断っとくね‥」
あぶねえ。知らないとこで、死亡フラグが建築されてた。
そんなんだから、ネギ持った女の子になのはさんに萌えれないとか唄われちゃうんだよ。
俺が死亡フラグを折る事に成功して安心していると、管理局の建物が見えてきた。
「お?来たな?フェイトちゃん」
そう言いながら現れたのは、
狸!じゃなくて、八神はやてさん。
「で?この子が噂のフェイトちゃんの秘蔵っ子やね?」
ポンと頭に手を置かれながらそんなことをのたまわれる。
それだけで人当たのいい性格だというのが窺われる。
秘蔵っ子?なにそれ?
俺が目をパチパチしながら?を浮かべていると、八神さんが教えてくれた。
「フェイトちゃんにしょっちゅう自慢されてるんやで。家事良し、事務良し、気配り良し、性格良しの有望株やって?」
フェイトさんがそんな風に言ってくれているとは、ヤバい。嬉しい。口元がにやけるのを止められない。
「ちょっとはやて!」
フェイトさんが頬を赤らめながら、はやてさんを窘める。
「あはは。本当のことやん‥」
「堪忍なー」
悪怯れる事なく、キャッキャッしながら逃げていく八神さん。
残された俺達は、どこか目を合わせるのが照れ臭くて、微妙な空気になってしまう。
「フェイトちゃ~ん」
甘い声が響く。
この声はまさか‥
栗色のサイドポニーを揺らしながら駆けてくる、一人の女性。
「あ‥なのは‥」
フェイトさんが名前を呟く。
何となく嬉しそうである。
「やっ。この子が例の?」
「やっ」
お互いにしゅたっと手を挙げて挨拶を交わす。
仲良いですね。
「うん。そう‥」
すると、なのはさんは後ろに手を組ながら、頭を揺らしながら、俺に近づいてくる。
これは‥新型デンプシー!?
「は~じめまして!なのはだよっ!」
ズイッと顔を近付けて、自己紹介される。
パチキされるのかと思った。
「ジム‥です。よろしくお願いします!」
顔が近すぎて、なんかミルクみたいな甘い香りが鼻孔をくすぐるので、俺はどぎまぎしてしまって、目を逸らしながら、なんとか自己紹介する。
「あらら‥緊張してるのかな?」
なのはさんは心底わからないといった感じで、顔を離す。
「もう‥なのはは距離感おかしすぎだよ。ジムは人見知りなんだから‥」
「そうなの?あはっごめんね?‥でもなのはお友達になりたいなー?」
遠慮します。
だってあれでしょ?貴女と友だちになるためには、バインドされながら、集束砲喰らわなきゃいけないんでしょ?やめてください。死んでしまいます。
「もうっ!ジムが困ってるでしょ!」
フェイトさんが間に入ってくれる。
でも心なしか、少し不機嫌な気がする。
どうしたんだろう?
なのはさんもそんなフェイトさんに若干驚くと、
「はーい‥」
と、両手を挙げて、一歩下がる。
「それじゃ早速あそこ行こうか。」
と、クルリと方向転換すると、なのはさんは先に歩き出す。
あそこ?
フェイトさんが黙って着いていくので、俺も追随した。
20分程歩いた頃、
「漸く来ましたね!」
「誰だっ!?」
突然の声に俺も叫び返す。
そこには、腕組みをして仁王立ちをしている、眼鏡っ娘がいた。
「飛んで火に入る‥夏のなんちゃら達よ‥!」
「お、おまえは‥?」
「木の葉同盟国‥」
「砂の?」
「忍びだ‥」
腕組みをしたまま、ドヤ顔で言い放つシャーリーさん。
「シャーリー‥」
フェイトさんがおでこを押さえながら呟く。
「フェイトちゃん?ジム君ホンとに人見知りなの?」
「うん‥私もビックリだよ‥流石シャーリーという べきか‥なんというか‥」
いかん。なんとなくノッテしまった。
言いきったシャーリーさんはといえば、恍惚の表情を浮かべながら、こっちへダッシュしてきた。
うわっ!?こわっ!
「やあやあ。君が噂のフェイトさんの秘蔵っ子だね?わかるタイプだね?こっち側の人だね?」
怒涛の勢いで、手を握られ、ブンブンと振られる。
「男の子だし、お祖母ちゃんが言っていた。で行こうかなとも思ったんだけどねー?」
「天の道ですか?というかまず、助っ人じゃないですよね?」
俺の答にシャーリーさんはさらに嬉しそうな顔を浮かべ、
「良いねー君!今度お姉さんと遊びに行こうか!」
いきなり抱き締められた。
あ、意外と胸ありますね。
「シャーリー‥?」
と、フェイトさんの凍りつくような声が聞こえた。
そして、シャーリーさんの抱き締める力が弱まる。
急に解放されて、たたらを踏んでしまう。
フェイトさんの方を見ると、
そこにはバルディッシュをセットアップして戦闘モードのフェイトさん。
「あ、あははーすみません。準備しますねー?」
と、シャーリーさんは若干焦りながら虚空を指でパチパチタッチする。
「それでは、本日初披露!監修なのはさん。私自慢の陸戦空間シミュレーター。いざ!」
タターン!と、いった感じで、虚空を叩き終えると、海側に突如、ビル街が現れた。
おお。これがあの。フォワード陣の訓練に使われていた、例のやつか。
「すいません?こういうのは出来ます?」
俺はシャーリーさんに耳打ちで尋ねる。
「ふんふん?面白いね。調整すれば勿論出来るよ。」
シャーリーさんの答に安心する。
これで更に修行が捗るぜ。
「じゃあ今度お願いいたします」
「ほーい?」
「それじゃジム‥行こっか?」
「アッハイ」
まだ御機嫌斜めっぽいフェイトさんの妙な迫力に圧され、大人しく追随する。
「モテモテだったねー?‥」
唐突にフェイトさんが声を掛けてくる。
ジト目である。
美人のジト目とかご褒美でしかないんですが。
俺が新たな性癖のとびらをノックしていると、
「みんな可愛いもんねー?」
「いえっ!可愛い‥ですが‥俺は、フェイトさんが1番‥可愛いと、思います‥」
あたふたと、答えを返す。
あれ?何言ってんの俺。
すると、みるみるフェイトさんは赤くなり、
「ふ、ふーん?そうなんだ‥?」
「すみません!歳上の方にこんな言い方、失礼でしたよね?」
慌てて、頭を下げて、謝罪する。
別に良いよ?そうだね。もういっかい言ってくれたら許してあげる」
微笑みながら、そんな事をのたまうフェイトさん。
微笑みながらそんな事を言うフェイトさんはやはり、1番可愛い。」
すると、フェイトさんは更に顔を真っ赤にした。
あれ?
「ジムったら‥」
「あれ?もしかして、声に出てました?」
「うん。バッチリと」
ぐはあー!
とたんに顔が熱を持つ。
何やってんの俺。
俺何やってんのーー?!
俺が羞恥に悶えていると、
「えーと。何時までイチャイチャしてるのかなー?」
突然、なのはさんの声が響いた。
ウィンドウでなのはさんの顔が浮かび上がる。
「な、なのは?今の‥聴いて‥?」
「ウチも聴いてたでー!」
と、はやてさん迄、現れる。
「あーあ‥まさかフェイトちゃんが1番乗りとはなー」
「1番乗りって何が?」
あかん。フェイトさん聞いたらあかん。
‥「何がやろうなー?ねー?高町さん?」
「そうですわねー?八神さん?」
魔王と狸のコンビネーションに、流石の雷神もタジタジである。
混ぜるな危険!とはこの事か。
なんかなのはさん刺々しくない?
フェイトさんは開かずの信号機みたいに、ずっと赤くなりっぱなしだ。
欠陥切れちゃうんじゃないかな?
かくいう俺もさっきからずっと顔が熱い。
「はーい。お二人ともそこまでー」
と、助け船を出してくれたのは、シャーリーさん。流石、砂の忍び。
「時間なくなっちゃいますよー?」
「あ、そうだね!ジム?早速始めようか?」
「は、はい!」
そして、漸く訓練が、始まる!
話が進まない。文才もない。
原因はわかってるんです。
無駄な描写、ネタが多すぎるんですよね(´д`|||)
でも、その無駄な描写を書くのがたのしいんです。
だから何時までも、私の作品はオナニーなんでしょうね(。>д<)
読者の方には申し訳ないですが、暫くはこのままのスタイルで行きます(´・ω・`)すみませんm(__)mそれではまた明日お会いしましょう。