将をなんちゃらするならまず馬をなんちゃら。   作:stan

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やはりバトルは苦手です。
描写し過ぎると疾走感無くなるし。
え?もとから疾走感無い?
そんな正論聞いてない。
脳内補完力を鍛えると思って、頑張って読んでください(開きなおり)
ごめんってば。


ある兄妹の特訓。

キャロと同衾して翌日。

俺とキャロは村のはずれの広場に来ていた。

キャロがフリードを上手く解放出来なくなったというので、原因究明を含めて、練習しに来たのだ。

「じゃあ、ちょっとやってみせて?」

「ぱよっ」

力強く頷く、キャロは今日も可愛い。

「蒼穹を走る白き閃光、我が翼となり、天を駆けよ。ぱよ、我が竜フリードリヒ、龍魄召還!」

んん?

俺は違和感を感じ、昨夜つくったカンペを取り出す。

そして、予想通り、フリードは光りに包まれたものの、成竜の姿になることなく、光りはおさまってしまった。

カンペを見て、俺は確信を覚えながら、キャロに告げる。

「キャロ。もう一回だ」

「うん」

「蒼穹を走る白き閃光、我が翼となり、天を駆けよ。ぱよ、」

「ダウトオオオオ!」

「ほえ?」

「今、呪文間違えたの気づいてないのか?」

「えっ?間違えてた?」

マジで気づいてないのか。

「来よ。をぱよ。って言ってたぞ?」

「ぱよっ⁉️」

「昔から思ってたんだが、そのぱよって何なんだ?」

「えっ?うーん。何だろ?いつの間にか口癖になってたというか、いつから言い出したのか、えへへ。正直覚えてないんだあ」

「そ、そうなんだ‥とりあえず、詠唱中は間違えないように気をつけるしかないな」

「うん。そうだよね。うん。ありがとう。ジム兄!」

いつの間にか‥ね?

神様が言っていた。ここは、俺の記憶から作り出した、疑似りりなのの世界であると。

俺の記憶が混同されているのか?

つまり、俺のせいで、キャロも作り替えられてしまった?

確かに、細部迄きちんと覚えているか?と、問われれば自信はない。

神様を記憶から検索して、ピッコロさんをサルベージしてくるような、駄女神だ。他にも色々変わっているんじゃないだろうか?

 

俺は漠然とした不安を感じずにはいられなかった。

 

「じゃあ昨夜話したやつやってみようぜ!」

 

「うん‥大丈夫かな?」

 

いよいよ昨夜話した厨二心満載のアイデアのお試しだ。上手くいくかは、結果をごろうじろってね。

「ええっと‥」

ゴソゴソとキャロもカンペを取り出す。

二人で作りあげた、詠唱呪文である。

 

キャロの足下に魔方陣が浮かび上がる。

 

そして、俺の足下にも同じ魔方陣が浮かび上がる。

「蒼穹を走る白き閃光、我が騎士の鎧となり、槍となれ。来よ。我が竜フリードリヒ。竜鎧召還!竜槍召還!」

するとフリードが光りに包まれ、俺の身体へと集束した。

 

光りが収まると、俺の身体は白い鎧に包まれ、右手に深紅の槍が顕れていた。左腕には円形の盾が備わっている。槍の柄と刃の結合部分には龍があしらわれている。

 

成功だ!

やべえ。テンション上がる。

「やったぞ!キャロ!」

「うん!ジム兄カッコいい!」

よせやい。照れるぜ。

うーん。なんか、この盾見覚えあるような。それにこの槍も。

「ちょっと鏡見てくるー」

俺は好奇心を抑えきれず、自室へと駆け込んだ。

そして自室の鏡を見て驚愕。

これ、色が白いドラゴンの聖衣じゃね?

やべえ。廬山昇竜波の練習しなきゃ!

 

ズウウウンン!

その時、外から物凄い轟音と地震が来た。

なんだ?キャロ!?

 

とにかく急いで、キャロのもとへと戻る。

すると、そこには巨大なクレーターが出来ていた。その中央にはキャロがちょこんと座っている。

な。なんじゃあこりゃあああ!?

 

「キャロ!?大丈夫か?」

「あ。ジム兄。うん。私は大丈夫。」

こちらを見上げながら答えてくるキャロ。

けがはなさそうだ。

良かった。

俺は安堵のタメ息をつくと、キャロに手を貸し、

立たせる。

 

「それにしても、隕石でも落ちてきたのか?」

「ナニガあったんだ?」

「うん‥私がやったの‥」

「へっ?!」

予想外の答えに俺は再度周りを見渡す。

範囲もそうだが、深さもそれなりに陥没してしまっている。これを、キャロが?!

「うん‥ごめんなさい‥」

その声がとても暗くて、

俺はハッとする。

眉を八の字にして、うつむいているキャロ。

その表情はとても暗い。

その理由を考えて、俺はハッとする。

キャロは幼い頃に、その強力な力故に、部族を追われている。

またそうなるのではと危惧しているのではないか?

‥バカだなぁ。

ここはひとつ兄ちゃんが一肌脱ぐしかないか。

「よし!キャロ!」

俺の声にビクっとし、俺をおそるおそる見上げるキャロ。

「この鎧凄いんだ。力がどんどん沸いてくる!」

「ちょっと戦闘訓練したいから付き合ってくれないか?」

「え‥?う、うん!」

大丈夫。恐がることなんかなにもない。

 

兄ちゃんはどんな事があっても、キャロの居場所なんだから。

 

それをわからせてやる。

「フッフッフっ。歩がみったん♪」

「ジム兄。時々何言ってるかわかんない」

「どれ。兄ちゃんの力を少し見せてやる。」

俺はキャロを御姫様抱っこで抱き抱えると、

クレーターから跳躍する。

 

軽く跳んだたけなのに、50mくらい跳んでしまった。

うん。やはり竜騎士と言えば、ジャンプだよね。

キャーリューサーン!という歓声が脳内に響いた。

まだまだ。

「フリード。バーストフレアー!」

《キュッ♪》

俺の呼掛けに脳内にフリードの返事がひびく。

すると俺の周りに複数の火弾が浮かび上がった。

「はあっ!」

 

俺が槍を振ると、それに合わせ、

火球は地面に吸い込まれる。

 

ドガアーーン!

大地を震わし、爆発。

そして、あとには、キャロの作りだした、クレーターと同じくらいの大きさのクレーターが出来ていた。

 

「わー。凄い!」

「ジム兄。カッコいい!」

よせやい。照れるぜ。

俺の腕の中で、キャイキャイと手を叩いて喜ぶキャロは可愛い。

「どうだ?不安になる必要なんてない。」

「お前がどんなに、強力な力を持ったって、俺はずっと、お前のソバにいるから」

「お前の居場所はここだから‥」そう言って、キャロを抱く腕に力を込める。

「ジム兄‥!‥ありがとう。ありがとう!」

キャロは大粒の涙をながしながら、繰り返しお礼を言っている。

キャロの涙は苦手だ。

たとえ、悲しい涙じゃなかったとしても。

願わくば、これからキャロの流す涙が全て、嬉しい涙でありますように。

《キュッ!》

フリードの警戒を孕んだ鳴き声が頭に響く。

ハッとすると、地面がかなり近付いてきていた。

うおっ!アブねっ!

あわてて、着地の態勢をとり、着地する。

ジーン‥と両足から痺れるような、感覚が上ってくる。

 

危ない。危ない。俺は聖衣を着てるから、多分あの程度の高さなら落ちても耐えられるだろうが、

キャロは危なかったかもしれない。いや、ブースとしてれば、キャロも平気だろうが。

「どうだ?」

 

「うん!ジム兄カッコいい!」

 

よせやい。照れるぜ。

 

「この鎧、防御力も相当高いんだ。そうだろ?フリード?」

 

《キュッ♪》

 

「ジム兄。フリードと話せるの?!」

 

「ああ。どういう理屈だか知らんがこの鎧を着けてると、フリードの言ってる事がわかるんだ」

 

「へー。スゴーイ!」

 

よっこらしょーいちっと。

 

キャロをゆっくりと地面に下ろす。

 

キャロは少し名残惜しそうにしていたが、地面に降り立つと、トテトテと少し俺から離れた。

 

「じゃあ‥ジム兄に私の新しい友達を紹介するね!」

 

「大地に溢れし、慈愛の心。

 

我が愛の鎧となり、力となれ」

 

「愛の女神(アルカナ)パルティニアス!」

 

「愛魄召還!」

 

キャロを魔方陣が包みこみ、

手首には長めのリボンが巻きつく。

服はまるで日本の制服のような白いシャツに赤いネクタイへと変化した。

伸長も伸びている。胸も膨らみ、お尻も丸みが出ている。そして、頭にはアホ毛がピョコリ。

ハートを象っている。

セットむずかしそうですね。

急に成長したキャロを見て、俺の股関はクリティカルヒットを食らっていた。

成長するとか、どこの魔法少女だよ。

あ。魔法少女の世界だった!

魔法少女リリカルキャロ!始まります!

マスコットはオタクの童貞転生者。

凹む。

俺が脳内妄想を繰り広げていると、

「‥‥兄!」

「ジム兄!」

「えっ?」

「どうしたの?ボーッとして?」

「ああ。いや。すまない‥成長したキャロがかわいくてな‥」

「えへへ。」

キャロは頬を染めて、頬に両手を当ていやんいやんしている。

その動きで、お胸もプルンプルンしている。

おお。まさかキャロが万有乳力を身に付ける日が来ようとは。

お兄ちゃん感激。

「じゃあ。戦えばいいの?」

「あ、ああ。頼む」

「行くよ。パルちゃん!」

パルちゃん?

誰?

すると、キャロの後ろに美しい女性が微笑んだのが見えた。

え?スタンド?

お兄ちゃんいつの間に黄金の矢に射られたの?

ぐっと、キャロが前傾姿勢を取ると、足元に魔方陣が浮かび上がる。

 

ベルか式?見たことないタイプである。

 

「愛の!鉄拳パーンチ!」

 

そしてキャロが、右拳を突きだしながら突進してくる。

「え‥はやっ!?ブラァッ!?」

 

避ける間もなく、キャロの右ストレートが俺の顔面を捕らえる。溜まらず吹っ飛ばされる。

もんどりうって、ゴロゴロと転がる俺。

大の字で倒れ伏していると、

「ジム兄?大丈夫?」

キャロの不安そうな声が聞こえてきた。

 

いかん!

 

ガバッと起き上がると、

 

「全然平気!」

 

必殺超やせ我慢である。

兄の威厳を保つ為、キャロの居場所であるためにも、一撃でパーフェクト負け等、許されない。

「ハッハッハ~お兄ちゃんちょっと油断しちゃったな~」

「愛の!鉄拳パーンチ!」

再び、キャロが突進してくる。

が、甘い!

聖闘士には一度見た伎は通用しない!

間一髪のところで、俺は、ジャンプしてかわすことに成功した。

下を見ると、キャロが先程よりもデカイ、魔方陣を展開していた。

そして、腕のリボンがハートになっていた。

えっ?ナニガオキルンデス?

「ハートフル!パーンチ!」

そしてキャロがとんでもないスピードで、こちらに右拳を突きだしながら飛んできた。

私。空中。逃げれない。なすすべなく、キャロの強烈な右アッパーを食らってしまう。

「ぐはあー!」

突進伎に滞空伎とか。主人公キャラか。

主人公俺じゃなかったのかよ。

不様に車田落ちで地面に叩きつけられる。

だが、大丈夫。

何故って?今の鎧、ドラゴン聖衣の旧モデルだから、頭の守りも完璧である。ちょっとダサいけど。

「今度は俺からも行くぞ。」

「フリード!バーストフレアー!」

キャロに向けて複数の火球が向かう。

「パルちゃん!」

《ロズキクロス!》

キャロの呼掛けに女神が頬笑むと、キャロの前に壁のようなものが現れた。その壁がバーストフレアーを阻む。だけでなく、なんと、火球がこちらに反射してきた。

「ウソォッ⁉️」

「くっ」

たまらずジャンプで後ろへと避ける俺

「フリード、バーストぱよっ」

俺の周りに不可視の空気弾が浮かぶのを感じる。

「ハッ!」

と、槍を振ると、火球にそれぞれ向かう。

そして、火球にぶつかり、それらを相殺する。

さて。どうしよう。

キャロつええ。

お兄ちゃん頑張らないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     ???side

 

 

私は、空を高速で飛行していた。

 

《はやて?この先で良いんだよね?》

 

《うん。そのまま。せやけど本当に一人で大丈夫か?フェイトちゃん無理はせんでな?》

 

《あはは。なのはじゃないんだから‥うん。無理はしないよ。これくらいの状況なら何度も経験あるし‥心配。ありがとう。》

 

はやてが心配してくれる。

 

はやては当初、私が一人で行くことに渋っていたのだが、私のたっての希望を聞き入れてくれた。

ここは都市から大きく離れた、のどかな自然保護地帯。

 

普段なら事件とは無縁な場所である。

 

ところが、数分程前、この近くに、突如大きな魔力反応が2つ現れた。

 

しかも戦っているようだという。

 

とても放置しておける魔力値ではないということで、急遽近くにいた私に出動がかかった。

一人では

確かに、若干の不安はある。

でも、私が一人でで動くのが1番速いのだから仕方ない。はやてが危惧しているとおり、今の管理局の体制は初動に時間がかかりすぎる。

 

都市から離れているとはいえ、反応のすぐそばには、小規模だけど、村があるらしい。

 

魔力反応は2つ。その大きさは2つとも私に匹敵するほどだとか。

 

戦っているとはいえ、最悪2対1になりかねない状況でもある。下手に刺激しないように。様子を伺いながら、いこう。

 

話が通じる相手だといいなあ‥

村の人達、避難させた方がいいのかなぁ。

対応策を考えながら、私は気持ち飛行速度を上げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ようやく登場させられました。フェイトたん(///ω///)♪
さて、どうなりますやら。
ネタ全部わかった人いるかな?この時点でエンディング迄見えた!って人いたら天才だと思います。そんなに捻るつもりないので、もしかしてって思った貴方。その通りです。きっとw感想で予想はやめてくたさいね(笑)ネタバレ上等。確認したいって方はメッセでお願いしますw
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