主「はい、前話にて、私の勉強不足が見事炸裂しました。ごめんなさい」
有栖「もう、ちゃんとしてくださいよ。勉強不足ならまだしも、何回も確認したのに誤字があるなんて酷いですよ?」
主「言い訳させてもらうと、違和感が皆無だったから気づかなかったって感じです。」
有栖「ナンバーズモンスターも文字の大きさで全く違うものになってましたし、オーバレイ・ユニットも訳が分からないことになってましたしね。」
主「オーバレイ・ユニットに関してはね、分からなかったから一応調べたんだよね。でも出なかったからなんかそれっぽいのを付けたらご指摘が…」
有栖「まぁ、大体がアニメで言ってたから文にすると分からないものもありますけど、でもきちんとしてください」
主「はい、」
有栖「文や盤面が怪しい今作品ですが、主さんも頑張るので、これからもよろしくお願いします」
主「なんかハードルが…」
有栖「なんですか?」(黒い笑み)
主「何でもないです!!」
有栖「それでは、第3話です!どうぞ!」
主「今回はデュエルで、短いです(ミスないと思いたい)」
「なんでぇぇぇ!!」
単刀直入に言うと、今の私はかなりやばい。
うん、かなりやばいね。
それは何故か。
「なになに『フォーチュンカップの第1回戦はライディングデュエルの可能性があります。』ふーん」
ハクがフォーチュンカップの関係者から送られてきた手紙を読み上げる。
そう、これなのだ。
この手紙は今日の朝家に届いていて、それを見た私は心の叫びをあげていた。
「そもそも、ライディングデュエルってDホイール使ってやるやつだよね!?私に声が来たのは言いけども小学生が参加するって分かってるのかなぁ…」
ライディングデュエルを行うDホイールはバイクであり、小学生はもちろん、中学生も年齢的に乗れないのだ。
「ってわけだから協力して!!」
「いや、協力って言われても何すればいいか…」
えぇ、彩華に意見+打開策求めて彩花の家に来ましたよ……
「有栖、ライディングデュエルするのにDホイールじゃないといけないってわけじゃないのは分かってる?」
「ふぇ?」
突然の彩花の言葉に驚く私。
「え?ライディングデュエルってDホイールでやるんじゃないの?」
「それは間違ってないけど、それだと私たちみたいな小学生はできないでしょ?だといって、そうポンポンと小学生がライディングデュエルをしたらそれはそれで危ない。だから私はこれを使うことにしてるの。」
「これ?」
彩華はそう言うと『ちょっとまってて』っと言い、家の奥に入っていった。
確か彩華の家って、機械を専門にしてる両親がいたっけ?
でも、小学生ではDホイール乗れないから何持ってくるんだろ……
しばらくすると
「お待たせ!」
恐らく“これ”であろうものを両手いっぱいに抱えた彩華が、姿を見せた。
そう“これ”とは、
「これってスケートボード?」
そう、小学生ですら使えるスケートボード。
「そうだよ。でも少し違うかな?」
そう言うと彩華は、ボードに固定された足置き(多分あってない)に足を固定させた。
「ここは屋内だから走れないけど、これでDホイールの代用が出来るんだ。」
「は?」
彩華が、そう自信満々に言うけど、『まぁ、作ったの私のお母さんと、お父さんだけどね(汗)』って言ってた。
それにしても、これなら行けるかも。
「これなら行けるって顔してるね。」
「なんで、分かるのよ……」
「有栖はすぐに顔に出るからね。実は前から有栖と一緒にライディングデュエルしたくて、お母さんに頼んでたんだ。」
「ほんと!?」
「有栖の分もあるから見に行こっ!」
「うん!」
彩華のお母さん、彩華のためなら分かるけど、私の分まで作ってくれるなんて、、って違うか、彩華のお母さんとお父さんだね。
ちなみにこのあと彩華に聞いてみると、ライディングデュエルが出来るスケートボードは、私の誕生日プレゼントだったみたい。
うん、まだ早いね(汗)
彩華が言うには彩華の両親は、機械の修理のお店だから使われないパーツをスケートボードに組み込んでライディングデュエルができるようにしたとか何とかで、ある程度の生産はできる算段だったらしいけど、いざ、作るとなると大量のパーツが
必要だったらしく、彩華の分とこれから貰える?私の分で精一杯だったみたい。
そんな貴重なものを貰えるのは嬉しいけど、大丈夫なのかな?お店的に……
「はい、これ!有栖の分!」
そんなこと考えていると、彩華が私のスケートボードを持ってきてくれた。
うん、一言で言うと
「綺麗!!」
そう、綺麗な青主体のスケートボードなのだ。
「それ、有栖の好きな色でしょ?誕生日に贈りたかったから好きな色の方がいいと思って」
「彩華…」
私は最高の親友を貰ってたみたいです。
「さて、このスケートボード、“Dボード”って言うんだけど、乗る練習から始めようか」
「うん!」
スケートボードもといDボードに足を固定させて練習を始める私。
スケートボードなんて乗ったことなかったから、転ぶだろうと思ってたけど、
「有栖、すごい上手だよ!!」
「そ、そう?」
彩華から見るとかなり上手いみたいです。
そんなわけで、乗る練習はひとまず置いといて、問題が1つあるわけで……
「デッキ、どうしようか…」
公式では一応認められているDボードが問題ではなく、私のデッキに問題があったのだ。
「ライディングデュエルだと普通の魔法はほぼ使えないと見ていいからね。使ったらダメージ受けちゃうし、かと言っても、ペンデュラムも魔法扱いだから…」
私のデッキは魔術師を主体としたデッキ。
その大半が魔法カード(ペンデュラムモンスターもスケールセットする時は魔法カード扱いなため)自らダメージを受けるハメになる。
それだけは避けなければ……
それで出た答えが、
「デッキ、ライディングデュエル用に新しく作る?」
ライディングデュエル専用のデッキを作ることだった。
これは、いつものデッキにライディングデュエル専用の魔法“Sp”を組み込むという訳ではなく、1から作るということ。
エクストラデッキはそんなに変えなくて言い分、デッキの回し方がだいぶ変わることになる。
「私はそれでいいんだけど、回せるかな?」
「候補ある?」
「シンクロと、融合と、エクシーズ複合の蟲惑魔」
「欲張るなぁ」
彩華が候補聞いてきたから素直に答えたのに、なんか引かれた……
いいじゃん、蟲惑魔強いし、サポートとかで、ハクとかまだ出してないけどほかの龍とか出せるもん。
しかも基本レベル4だからランク4も簡単に出せるおまけ付きだよ?
「って事は、落とし穴いるね」
「手持ちに色々あるけど、使えそうなのあるかなぁ」
「じゃ今から有栖の家行って探そっか!!」
「うん!」
そう言うと、私と彩華は、彩華の家を飛び出して私の家に向かった。
勿論、貰ったDボードに慣れるためにそれに乗っての移動。
ライディングデュエルをやるかもしれないって事で生まれた問題。DボードとSp
これが私を苦しめるとは思わなかったけど、その分楽しいデュエルが出来るから私はなんとも思わなかったけど、やっぱり、苦しい。今までのデッキが使えないから苦しい。
主「はい、というわけで、魔術師デッキ終わりました!!」
有栖「まだ終わってません!!ライディングデュエルで使えないってだけで、まだ終わってません!!」
主「魔法カード扱いのペンデュラムモンスターも引っかかるのはきついね」
有栖「そうですよ!大体、主さんはなんで私に魔術師デッキを使わせてるんですか!?彩華のデッキの方が強そうじゃないですか!?」
主「魔術師デッキはいろんな派生が出来るし、瞬間的な火力が高いから、有栖さんに使ってもらってるよ?彩華さんの場合、それに対抗するにはそれしかなかった(汗)」
有栖「CNo出すのはRUMがいるとはいえ、あれは強いです!!ペンデュラムメタのモンスターだっているじゃないですか!あの方舟が!!」
主「まぁまぁ、落ち着いて。取られたら倒すんだよ。それしかない」
有栖「正論なんですけど、なんか許せないですよ…」
主「まぁ、次の話の予告しよう?まぁ、大体察せると思いますが」
有栖「次回予告、Spとライディングデュエルのルールという壁に阻まれた有栖は蟲惑魔を主体としたデッキを作ることに!それはどんな内容になるのか!!」
主「次回!蟲惑魔と黒竜!!」
有栖「あれ?もう1体出るの?」
主「出るんだよ、きっと」