ゼロの使い魔~ハルケギニア上空、敵機なし!~ 作:疾風海軍陸戦隊
ナオと別れた後の、直哉は一人、学園の庭を散歩していた。そしてしばらく歩き、庭の中央の木の下で座り、ナオの授業が終わるまでゆっくりしていた
「タバコは・・・・・ないか。まあ、俺タバコだめだしな」
と、そう呟いていると・・・・
『キュイ。お前何しているの?』
「ああ・・・・シルフィードか」
そこへタバサの使い魔であるシルフィードがやってくる。それだけじゃない
『おう、お若いの。のんびり昼寝かい?』
『ケロケロリ。確かにそこは日影ができて涼しいから気持ちいいケロね』
『モグ。僕たちも混ぜてほしい』
と、キュルケやギーシュたちの使い魔のカエルやオオトカゲ…サラマンダーに大モグラなどの他の生徒たちの使い魔がやってくる
なぜ、俺が動物たちの言葉が分かるのか、最初はわからなかったが、手の甲にある紋章が光っていてナオいわく。。それが原因じゃないかと言われた。まあ、小さいころは動物と話してみたいなんてことを考えたこともあったし、今になってそれが実現できて少しばかり喜んでいる自分もいた
「ああ、いいよ。別のここは俺の貸し切りじゃないわけだしな」
俺がそう言うとシルフィードたちは俺のそばにより、木の下で涼んでいた。そして俺は彼らと話せることをいいことに彼らと会話し交流会をしていた
「ほう…あのギーシュにそんな秘密が」
『そうモグ。あの人はあれが趣味なんですモグ』
『そう。それに私のご主人様であるモンモランシー様も・・・』
「え!?まじか!?てかそれ言っちゃっていのかよ!?」
と、なぜか使い魔たちは自分の主人の愚痴やら秘密やら暴露していた。てか、そんなこと聞いちゃっていいのかよ・・・・・そんなこんなで時間は過ぎ、チャイムが鳴る
「おっ、どうやら授業が終わったみたいだな。よし、今回第一回の使い魔の会議は終了。では解散!」
俺の言葉に皆は返事をし、その場は解散となった。因みに使い魔会議で俺が会長ということになったらしい、副会長はフレイム。書記はシルフィードていう形になったが、あくまで形だけなので、普通に楽しく話をするだけであった
まあ、そんなこんなで使い魔同士の交流も終わり、俺は校内へと入り廊下を歩くと
「ナオヤ」
「ああ、ナオ。授業は終わったのか?」
「うん・・・・・」
「ん?どうしたんだナオ?」
俺はナオが何処か元気がないことに気が付きナオに訊くと
「ごめんナオヤ」
いきなりナオが謝ってきた。
「どうした?」
俺が聞き返すと、
「三日後、使い魔品評会があるの」
そう言うナオ。
「使い魔品評会?」
「うん。毎年恒例の行事で、生徒たちが召喚した使い魔を学院中にお披露目するの」
そう言われ、自分がナオの使い魔だったことを思い出した俺は、
「つまり、俺がお披露目されるってか?」
「そう。あと、使い魔が何かを披露するって言うおまけ付き」
「・・・・休めないのか?」
「2年生は、全員参加なの」
「そうか・・・・・」
俺はそう言い何か案がないか考える
「本当にごめんナオヤ」
「いや、ナオが謝ることじゃないよ。そうだな・・・・・・あ、ならいい方法があるぞ」
「え?」
方法があると言われナオは俺の顔を見る
「ほら、紫電改さ。ちょうどコルベール先生やナオのおかげで整備も終わって飛べるようになったしさ。その使い魔品評会てやつで曲芸飛行でもするさ」
「ああ、ナオヤの乗っていたあの飛行機械・・・・・ナオヤ。お願いできる?」
「任せとけ。なにより俺も早くあいつを動かしたいと思ったからさ。後はコルベール先生に飛行の許可貰わないとな」
「なら、私も一緒に行く」
そう言い俺とナオはコルベール先生の元へ向かい、そしてコルベール先生に使い魔品評会で紫電改を動かしたいと相談すると
『おおっ!ついにあの飛行機械を動かすのですか!え?飛行許可ですか?もちろんいいですとも!!』
と、清々しいくらいの笑顔で承知してくれた。飛行許可をもらった俺とナオは紫電改の様子を見に紫電改が置かれている小屋へと向かう。
その途中で才人とルイズと出会た。二人ともどこか気落ちした表情だった
「ああ、やあルイズ」
「どうもナオ・・・・」
ルイズはなんだか元気がない。
「如何したの?」
ナオは尋ねる。
「使い魔品評会の事、すっかり忘れててさ」
ルイズはそう答える。
「え?ルイズも?」
「私もってことは、もしかしてナオも?」
「うん・・・・でも一応ナオヤが対策考えてくれたから・・・」
と話す中、俺は才人と話していた
「才人も使い魔品評会で悩んでるみたいだな」
「もしかして宮藤さんもですか?」
「ああ、でも幸いこっちには紫電改があってそいつに乗って曲芸飛行する予定だよ」
「いいな~宮藤さんは。俺なんか何もないから・・・・」
「そうか・・・・複座の航空機があったら共同の曲芸飛行ができたのにな・・・・」
「本当です・・・・」
「なら、才人。一緒に漫才でもやるか?」
「え?宮藤さんの時代にも漫才あったんですか!?」
「当たり前だろ。ラバウル時代ではよく仲間がやってたぞ?まあ、あくまで何も思いつかなかった時の話という事だが」
「そうですね。その可能性になる確率が高いんだけど・・・」
「そうか、なら明日から、打ち合わせでもするか」
「でも、漫才のないこの世界でやっても滑るだけだと思うけど・・・・」
とまあ、いつの間にか俺と才人は漫才の打ち合わせの話をしてしまっていた。するとルイズが
「ところでナオ。これからどこに行くの?」
「ナオヤと一緒にナオヤの乗っていた紫電改のところに行くの。ナオヤが正常に動くかチェックしたいんだって」
「ふ~ん」
ナオの言葉にルイズは興味なさげの表情をしていたが才人は
「え!?宮藤さん。紫電改のところに行くんですか!?」
「ああ。そうだ」
「じゃあ、俺も行っていいか?あの幻の戦闘機、紫電改をまじかで見たい」
「幻?ああ、構わないけど下手に触って壊すなよ」
そう言うのと同時だった。
――バコォォォォン
いきなり爆音のような音が響く。
「な、なんだあ!?」
「爆撃か!?」
爆音と揺れで俺たちが驚くとルイズとナオは
「広場の方よ!」
「うん!行きましょ!!」
そう言い二人は広場へと生き、それを見た俺と才人も後を追いかけるのであった。そして4人が広場に向かうと、そしてそこには20メートル近くの岩でできた巨人が本塔の壁を殴りつけていた
「な、なんだよあれ!?」
「だいだらぼっちか!?」
俺と才人が叫ぶ。
「あそこって確か、宝物庫じゃ・・・・」
ナオが殴っていた場所に気付く。
「じゃあ、盗賊!?」
ルイズが叫んだ。
「あのゴーレムは恐らくトライアングルクラスのゴーレムよ。多分最近巷を騒がせている『土くれ』のフーケとか言う盗賊よ!」
ナオがそう予想する。
「とりあえず、どうすればいいんだ?」
俺は割と冷静に聞く。
「宝物庫を守るに決まってるでしょ!!」
ルイズが怒鳴った。才人はデルフを抜き、俺は三日月宗近と九四式拳銃を取り出し構える。そしてナオはゴーレムに向かって風の魔法弾をぶつける。
そして魔法弾をぶつけられた足を粉々にされたゴーレムは倒れかけたが、すぐに破壊された足が再生したのだ
「再生するのか!?」
才人は驚きそう言うと、ゴーレムは標的を壁からナオとルイズへと変え襲ってくる。
「ルイズ!!」
「ナオ!!」
それを見た俺と才人は慌ててルイズとナオのところに向かう。そして迫りくるゴーレムの巨大な手にルイズが動けないでいると
「ルイズ、危ない!!」
と、ナオがルイズを突き飛ばし、ナオはゴーレムにつかまってしまう
「きゃあああああっ!?」
「くっ、ナオ!!」
悲鳴を上げるナオに俺はそう叫ぶと急に手のルーンが光だし、それと同時に三日月宗近も光りだしていた
「な、なんだ?刀が光って!?」
俺は突如刀が光ることに驚いたが、何かその刀にすごい力を感じた。
「(なんだ?この刀は・・・・・でもこれでナオを助けられるのなら!)」
そして俺はナオを掴むゴーレムの腕を睨み刀を振り上げ、
「烈風ッーーーー斬っ!!!」
俺は勢いで技のような?名を叫び刀をゴーレムの腕へと振り下ろす。その瞬間、刀から鎌鼬のような衝撃波が飛び出て、ナオを掴んでいるゴーレムの腕を切り裂き、そしてその衝撃波はゴーレムでもビクともしなかった宝物庫の壁にものの見事な大穴を開けてしまった。
これには一同唖然とした。だが、俺は気にせずナオを助けに行く。
そして俺がナオを助けている間、ゴーレムは学園を去っていったのだった
「ナオ!大丈夫か!!」
「う、うん・・・・・」
俺の言葉にナオは頷くと俺は安心する。その後先生たちが駆け付け破壊された宝物庫を調べると壁に文字が刻まれた。
『破壊の杖、確かに領収いたしました。土くれのフーケ』
と・・・・・・