ゼロの使い魔~ハルケギニア上空、敵機なし!~ 作:疾風海軍陸戦隊
「っ!?」
明朝、まだ日も昇らない時期、俺は目が覚め飛び起きた。この時間帯は起床時間の時間だった。だがおかしいいつものように起床ラッパが鳴らない・・・・・あ、そうだった。
「・・・・・・あ、そうか・・・もうここは軍用基地じゃないんだったけな」
俺は異世界に飛ばされたことを思い出し、辺りを見渡すとベットでナオが寝ていた。しかし、布団が床へ落ちていた
「やれやれ。風邪ひくぞ」
と俺は床に落ちた布団を手に取り、彼女に掛けた。そんな中ナオはスヤスヤと、気持ちよさそうに寝ている。そして俺は窓を見るとまだ真っ暗であった。こんな時間に起こしても迷惑になるしかといって日の出までにこの部屋にいるのも気まずい・・・・・
「そうだ。紫電改の様子でも見ようかな?」
そう言い俺はナオを起こさないように静かにその部屋を出たのであった。部屋を出て学校を出た俺は昨日寄った格納庫みたいな小屋にある紫電改の所へ向かう。しばらくして小屋について扉を開く。するとそこには俺の紫電改があったのだがコックピットあたりに人影があった。
「っ!?誰だ!!俺の愛機に乗っている奴は!!」
そう言って俺は紫電改の方へ近づくと・・・
「え?ああ。すまないすまない・・・・」
「ん?あなたは確か・・・・ナオの先生だったか?」
「はい。コルベールといいます」
「・・・・・で、そのコルベールさんがなんで俺の紫電改に乗ってたんだ?」
「シデンカイっというのかこのからくりは・・・・」
と、コルベールさんが紫電改から降りてそう言う
「ああ、我が大日本帝国海軍が製造した局地戦闘機だよ」
「きょくち・・・なに?」
「まあ、つまりこれは飛行機っと言って空を飛ぶ乗り物だよ」
「おおー!!やはりそうでしたか!で、これはどうやって飛ぶのだ?風石を使っているのか?」
「あ…いや。これは・・・・」
と、俺はコルベールさんにできる限りの飛行機の簡単な説明をした。その時はもう空が真っ白になり朝日が昇るところであった。
「なるほど…魔法も使わずに…すごいなこの飛行機という飛行機械は・・・・とこれで君は・・・・」
「直哉です。宮藤直哉っと言います」
「直哉君か・・・・で、君はここへは何しに?」
「ああ、こいつの様子を見にね。言っとくけどコルベールさん。分解は勘弁してくれよ」
「安心してくれナオヤ君。分解なんてしないよ、ただ、たまにでいいからこれのこと教えてくれてくれればいいよ。それと整備とかもね」
「あはは。いいですよ。それともうそろそろ朝なのでナオを起こしに行きます。では」
そう言いうと俺はそう言い、部屋へと戻るのであった。
そして部屋に戻って数分くらいだろうかナオが起きた。
「ん・・・・・あれ?ナオヤ?」
「応おはようナオ」
「おはようございます。あの・・・・」
「ああ、わかっているよ俺は外で待っているから」
直哉はナオが着替えることを察し部屋を出て待つ。そしてしばらくして、制服に着替えたナオが部屋から出てきた。
「お待たせ。これから食堂に案内するからついてきて」
「ああ」
俺がそう言うと、隣の部屋から才人とルイズが出て来る。
「ああ、ルイズおはようあなたも食堂?」
「おはようナオ。ええ、そうよ。さっ・・行きましょ」
と、二人が朝の挨拶をし食堂へと向かう。
「ん?どうしたんだ平賀。顔がすぐれないみたいだが眠れなかったのか?」
「え?ああ・・・・宮藤さん。あなた昨日はどこで寝たんですか?」
「え?俺はナオの部屋の床下で寝ていたよ。寒かったからナオから毛布は借りたけどな」
「そうですか・・・俺も床下でしたけど毛布なしで寝ていましたよ」
「それは・・・・・気の毒だな」
と、話しながら二人もナオやルイズの後について食堂へと行くそこには多くの生徒が座っていてその前には朝食が置かれていたのだが・・・・
「これは・・・・・朝からすごいな・・・・しかも野菜がない・・・・」
「胃もたれしそうですね・・・」
二人が見たのはかなり重たく豪勢な食事であった。朝食から・・・・いや夕食でもこんな豪勢な料理は戦時下で質素な生活をしていた直哉はもちろん。平和で豊かになった生活をしていた才人も見たことがない。すると・・・
「確かに、私も朝からこれは重いかなっていつも思っていたんだけど・・・・」
「何言っているのよナオ。これのどこが重いって言うの?これこそ貴族の食卓に相応しいものじゃない」
と、苦笑して言うナオに対しルイズは首をかしげてそう言う。そして二人は席に座る。
「ナオヤは私の隣に座って」
「いいのか?雰囲気からしてこれって貴族とかが座るんだろ?」
「かまわないわ。それに隣は誰も座んないし・・・」
「そうか・・・・それじゃあ、お言葉に甘えて」
そう言い直哉はナオの隣に座る。一方、才人とはというと
「朝から何にも食べてないからな…‥ってなんだルイズ?」
才人が席に座ろうとしようとしたがルイズが嫌そうな顔をし
「あんたはこっちじゃなくてここよ」
とそう言い床の方を指さすすると床には一枚の日々の割れた皿が置いてあった
「皿が一枚?」
「この椅子に座れるのは貴族だけよ。平民のあんたが座るのは床よ」
「そ、そんな・・・・・」
ルイズにそう言われ才人はガックシとうなだれる。なんか哀れだ・・・・すると周りにいた生徒たちがキリスト教徒がよくする構えをし始める
『偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします』
と祈りを唱え始めそれを聞いた直哉は
「(ささやか?これがか?こいつら・・・・平民がどんな食事をしているか見たほうがいいと思うぞ)」
直哉はそう心の中でつぶやき、そして食事が始まった。宮藤の食事はナオが分けてくれたパンとステーキ半分とスープだった。ナオ曰く『私少食だから』とのこと。それに比べ床に座っているサイトの食事はパン一個であった。それを見た宮藤は
「平賀、そのパンよこせ。その代わり俺のをやるから」
「え?」
「いいから俺の西洋料理とお前のそのパン交換してくれ」
「え?で、でも宮藤さんは・・・・」
「いいって。いいって・・・・俺そんなに食えないしさパン一つで十分だよ。それに比べお前はまだ育ち盛りだろ?しっかり食べて元気ををつけろ」
「あ、ありがとうございます。・・・・・・あ、あの宮藤さんいくつなんですか?」
「おれ?そうだな・・・・・満19になるな・・・・・」
「え?それじゃあ、宮藤さん19なんですか?」
「なんだ?そんなに老けて見えたか?」
「いいや。その逆ですよ・・・てっきり14歳くらいかと思いました・・・・」
「あはは・・・・確かに俺は童顔で背は小さいがれっきとした19歳だぞ」
と、そんな話をし俺は自分の食事と才人のパンを交換した食事を楽しむ俺はパン一個だがガダルカナルの戦いで食料が不足して3日間何も食わなかったあの出来事に比べれば大したことはない。俺はそのパンを一口食べる。
「あっ…このパンすごく美味い」
そう言い俺は異世界に来て初めての朝食を楽しむのであった。