ゼロの使い魔~ハルケギニア上空、敵機なし!~   作:疾風海軍陸戦隊

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ゼロと変わり者

朝食が終わりナオやルイズは授業を受けるため教室に向かっている。無論一応使い魔の契約をした俺や才人も一緒だ。

 

「宮藤さん。さっきはありがとな」

 

「いや、別にお礼を言われるようなことはしていないよ」

 

と、そんな風に話しながら歩いていると

 

「あら、ルイズにナオじゃない」

 

すると腰まで長い赤い髪に褐色肌の女がやってきてナオたちに話しかける

 

「ああ・・・・キュルケね」

 

「キュルケおはよう」

 

ルイズは嫌そうな顔でそう言うがナオは笑顔でそう言う。するとキュルケと呼ばれた女は俺や才人の方を見て

 

「あら?ルイズ貴方の使い魔って、それ?」

 

才人を指差し、馬鹿にした口調で言った。なんだこいつは失礼な奴だ。

 

「そ、そうよ・・・・」

 

ルイズはそう言うとキュルケは大笑いし始めて

 

「あっはっは!ホントに人間なのね!凄いじゃない!『サモン・サーヴァント』で平民を召喚しちゃうなんて、流石はゼロのルイズだわ。」

 

と、完全に馬鹿にした口調でそう言う。なんだこいつは?あまりにも無礼な奴だな。というよりさっき言っていた『ゼロのルイズ』ってどういう意味だ?何かのあだ名か?

 

「うるさいわねキュルケ。その言葉同じ平民を召喚したナオまで馬鹿にしていることになるわよ」

 

と、ルイズがジト目でそう言うがキュルケは

 

「ナオはあなたと違って優等生だしね~もしかしたらあんたの使い魔の平民よりは優秀な平民かもしれないかもしれないわよ。ね~フレイム」

 

と、キュルケはそう言うと彼女の後ろから大きなトカゲが現れた

 

「うわっ!?真っ赤な何か!?」

 

「ふむ・・・・・南方で見たミズトカゲの一種かな?」

 

才人は驚き、俺に関しては昔南方にいたころ見たミズトカゲの一種か何かと考えていた。すると

 

「あら?あなた達サラマンダーを見るのは初めてかしら?それにしてもルイズこれがあなたとナオの使い魔の差よ。ナオの使い魔あまり驚いていないじゃない」

 

と、そんなことを言う中俺はそのフレイムっといったか?そのオオトカゲこと、欧州神話に出てくる(昔、士官学校の図書館で見た)サラマンダーをじっと見てそしてしゃがみ

 

「・・・・・お手」

 

とそう言い右手を出すとそのオオトカゲはポンと俺の手に手を乗せる

 

「おお、まさかほんとにお手をするとわな。まるで大型犬のように人懐っこいな」

 

そう言い俺はそのトカゲの頭をなでる。俺にはそのトカゲを見て怖いっという感情はなかった。逆に創造の生物と言われたサラマンダーを見て興味を持つくらいだ。すると

 

「(ふむ。もう少し右のあたりをなでてくれるか若者よ)」

 

「・・・・・ん!?」

 

あれ?気のせいか?このサラマンダー鳴き声とともになんか喋ったような・・・・・いや、気のせいだ。きっとこの前、紫電改の声が聞こえたかのようにきっと疲れているのかな?・・・・もう一度撫でてみるか。そう思い俺はさっきのサラマンダーが言っていた少し右側をなでてみる。

 

「(ふむ・・・・そこだ。そこだ気持ち良い)」

 

・・・・・やっぱり気のせいじゃなかった。確かにこのサラマンダーが喋っている・・・なんだろう・・・・この世界に来てから摩訶不思議なことがたくさんだ。まあ、それが決行面白いところだ

 

「・・・・どうしたのナオヤ?」

 

不思議そうにナオが俺を見ると

 

「え?ああ・・・こいつの喋っていることがわかたんだよ。あはは…変だよな?」

 

「動物の言葉がわかる?それってすごいじゃないの。・・・・・あ、ナオヤあなたの右手のルーンが光ってる。もしかしてそのルーンの力かもしれないわね。。使い魔の中には契約することで特殊な能力を持つ時があるから」

 

「ああ…なるほど。それでか・・・・・」

 

じゃあ、紫電改の声も・・・・・

 

「へ~動物の声がわかるなんてそれにあの緑色の竜もそうだし、やっぱルイズとナオじゃ同じ平民でも天と地の差があるわね。まあ、ゼロのルイズにはただの使い魔の方がお似合いね。そう言えばあなたたち名前は?」

 

「平賀 才人」

 

「宮藤直哉。因みに隣にいる才人もそうだが、直哉が名前で宮藤が苗字だ」

 

「ふ~ん・・・・ヒラガサイトにミヤフジナオヤね~それに苗字と名が逆なんて変ね?まあ、良いわそれより二人とも早くしないと授業に遅れるわよ~お~ほほ!」

 

と、高笑いしてキュルケは去った。なんだあいつ・・・・もし男だったらぶん殴ってるな…絶対。一方ルイズは

 

「な、なんなんのよ、あの女は!!」

 

「ま、まあ・・・ルイズ。キュルケの言葉はあまり気にしないほうがいいわよ。それよりも早く授業に行きましょ。急がないと遅れるわ」

 

「あ、そうだったわね。ほら行くわよ!!」

 

とそう言い俺たちは急いで教室がある方へ走るのであった。そして教室につき教師であるシュヴルーズと名乗る中年の女の人が魔法にある『4っというつの系統』やその数による魔法階級?などの授業を行なっている。

 

「ふ~ん・・・・魔法って言ってもいろんなのがあるんだな。それも4つ」

 

「ええ、系統には『火』『水』『土』『風』の4つがあるわ。あそこにいるシュヴルーズ先生は土属性のメイジよ?」

 

と、横にいるナオが教えてくれた。・・・・ン?ちょっと待て?

 

「明治?」

 

「メイジって言うのは魔法の使える人のことよ。大体は貴族や王族が多いわ。もしかしてメイジを知らないの?ナオヤ。」

 

「ああ、俺の知っている明治って言うのは昔、俺の国の年号の文字しか知らないよ」

 

「ふ~んそうなんだ。そう言えばナオヤはこの世界の人じゃないんだったわね・・・・・で、ナオヤ、ネンゴウってなに?」

 

「え?ああ、年号って言うのは簡単に言えば特定の年代につけられる称号だよ。因みに俺がいた世界の年号は『昭和』だったよ」

 

「へ~、でそのショウワだったけ。それって意味があるの?」

 

「え?う~ん。俺もあまり詳しくはないんだけど確か昭和はたしか国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う『百姓昭明、協和萬邦』の昭和からとったって聞いたよ。因みに俺がさっき言った明治って言うのは『明るく国を治める』・・・・だったけな?」

 

「へ~そうなんだ・・・・」

 

と、俺の言葉にナオは納得したのか頷いた。因みに明治の元号の由来は『易経』の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」からきていることは直哉は知らなかった。

その後も授業は続き今度は魔法の階級、こちらではレベルというらしいがその話をしていた。その内容は興味深く俺はその話を聞く。それによると、魔法使いのレベルは、系統を足せる数で決まり、1つだと『ドット』、2つで『ライン』、3つで『トライアングル』、4つで『スクウェア』となるらしい。俺はそのことを胸ポケットに入れていたメモ帳を鉛筆で書く。すると俺はナオにあることを訊いた。

 

「なあ、ナオ。一つ訊いてもいいか?」

 

「なに、ナオヤ」

 

「ナオってレベルっていくつ?それと属性は?」

 

「わたし?私は風属性のトライアングルよ」

 

「なるほど・・・・結構高いんだな。そう言えばさっきキュルケがルイズのことをゼロって呼んでいたけどナオもそんなあだ名とかあるのか?」

 

「うん。私のあだ名は『疾風のナオ』って呼ばれてるの。でもみんなはたまに変わり者のナオって言うこともあるわ」

 

「変わり者?なんで?」

 

俺が不思議そうに言うとナオは少し顔を暗くする

 

「うん。私ってね昔から好奇心旺盛でね。よく小さい頃から疑問があったらメイドさんやコックの人そして職人さんに質問したり、またはそれを真似て魔法を使わずに何かを作ろうとしたことがあるの。でね、学園に入学した時もそう言うことしたら、みんなから『優等生なのに貴族らしくない変わり者』って言われちゃってね・・・・ねえ、ナオヤ。私って変かしら?」

 

「いいや、変じゃないよ。何かに疑問を持ち興味を持つことは大切なことだよ。だから誰が何と言おうとナオはナオの好きにやればいいんじゃないかな?」

 

と、俺が小声で言うとナオはふふっと笑い

 

「どうしたんだ?」

 

「いえ、ただお父様と同じこと言っていたからつい」

 

「ナオのお父さんに?」

 

「うん。お父様って公爵なんだけどね。身分とか地位にとらわれない自由な発想の人でね。昔なんかは平民の格好をして畑仕事とかしたことがあったんだって。それでね、周りの貴族が変な目で見てもお父様は『誰が何と言おうと気にせずナオのやりたいことをすればいい』って言ってるの」

 

「へ~いいお父さんだな。俺もあってみたいよ」

 

「うん。実家に帰るとき一緒に会いに行こうね」

 

と、そんな話をした後、俺とナオは授業の話に再び耳を傾けるのであった。そして俺が疑問に思っていた才人の主?のルイズのあだ名の『ゼロ』の部分の疑問はその後の物を別のものに変える『錬金』っという魔法の時にわかることになった。先生が誰かに実演させようとあたりをきょろきょろ見廻っている時丁度ルイズと目が合って彼女にその錬金の実演をさせようとしたのだが・・・・

 

「先生、止めといたほうがいいと思います」

 

生徒たちを代表して、キュルケが言った。

 

「どうしてですか?」

 

「危険です」

 

キュルケが言うと、教室の殆ど全員が頷いた。

 

「危険?錬金のどこが危険なのですか?・・・・まあとにかくミス・ヴァリエール。こっちに来てやってみなさい」

 

「はい」

 

と、先生が首をかしげる中ルイズを呼び錬金をやらせる。それを見た生徒たちは全員顔を青くしそんな中一人の青い髪の眼鏡少女が立ち上がり本を読みながら部屋を出る。

なんだろう・・・・ガダルカナルの時のような嫌な予感がする・・・・

 

「な、なあ・・・・ナオ。い、いったい何が起きるんだ?これって話に聞けばただ物を別の物に変換させるだけだろ?なんで他の生徒たちが後ろの方へ避難しているんだ?」

 

「ナオヤ。とりあえず、何が起きても対処できる心構えだけはしといてね」

 

俺がそう訊くとナオは苦笑いしつつそう言う。ナオがそう言った瞬間ルイズは呪文を唱え杖を振り下ろした瞬間、錬金に使う石が大きく爆発し教室は爆音と黒煙で充満される。そして煙が晴れるとそこには椅子やら机やら倒れ散らかりまくり、そして才人はっというといきなりの爆音と爆風のせいでの目を回しのびていた。そしてルイズは煤まみれになりそれを始動した先生は才人と同様、目を回し倒れていた。てか、すごいな今の爆発と爆風。大体60キロ爆弾級だったな・・・・・

 

「ナオ・・・・大丈夫か?」

 

「え、ええ・・・大丈夫よいつものことだから。ナオヤは?」

 

「え?ああ、こんなのアメ公の爆撃に比べればなんともないよ」

 

「アメコウ?」

 

と、俺の言葉にナオが首をかしげているとその爆発の原因であるルイズがコホンと咳をし

 

「ちょっと失敗したみたいね」

 

そう言うと生徒たちは

 

「どこがちょっとだよ!!」

 

「今まで成功の確率ゼロじゃないか!」

 

「そうよ!ゼロのルイズ!!」

 

と、ナオ以外の生徒たちがルイズに罵声を浴びせる。この時、俺はなぜ彼女がゼロなどというあだ名が付けられているのかわかったのであった。

 

 

 

 

 

一方、別の部屋ではコルベールが何かの本を読んで調べていて、とあるページを見た時

 

「こ、これは!?」

 

そのページに書かれたものを見てコルベール先生は驚きの声をあげるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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