東京とか静岡なんて地理わからないんじゃい!大阪ならわかる。
クローゼット。だいたいの家にある服とかガラクタとかをぶち込む部屋。
ほとんどの場合中にあるのは古い制服、小さくなってきれない服、なんで買ったか分からないダサT、たまに着る勝負服、大昔のダイエット等の遺物etc…
基本的にはろくなものは入ってないと思う。
さて、そのガラクタを掻き分けた先に何があるか?
100パーセント壁である。
でもナルニア◯は田舎の屋敷の田舎の衣装ダンスの奥にあった。
じゃあうちのクローゼットの奥は?何もないと思うじゃろ、あったよ。
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えーレディースエンドジェントルメン。私は大阪府在住の井上茂、16歳、高校一年生です。
趣味は模型とゲーム。若干のオタク気質持ちで好奇心は人一倍ある人間だと思います。
1日の予定はいつも朝起きて、飯食って、学校行って、帰ってきて、飯食って勉強して、模型とゲームして寝る。そんな生活している普通の人です。
親は公務員の共働き、見ての通り普通の日本人でした。
ある日、時は2017年10月の某日、つい2週間前に模型コンテストがあってぼろ負けして次のコンテスト目指してタ◯ヤの灰色熊を作ってたんですが、自分の部屋の罪プラもとい積みプラしか入ってないクローゼットから物音がしたんで部屋にあったダイオラマのベース用角材と有機溶剤を取り出して臨戦体制を整えて、気分を上げるためにアイルランドのcome on Black and Tans 全開で流してクローゼットを開けたんだよ…
そしたら…
「だ、誰ですの!」
「ひゃ!」
なにやらブロンドの白人ので訛りのある英語(よく英語を聞くんで綺麗か訛ってるかは分かる)を話す貧乳メガネと薄めのブロンドの綺麗な英語を話す巨乳がいたんだよ。
すぐに叫んだ。
茂「動くなクソッタレ!ポリッツィアイ呼ぶぞ!」
なんでドイツ語のポリッツィアイで言ったかは知らん。
「それはこっちのセリフですわ!誰ですの私の屋敷にこんなガラクタを放り込んで住み着いてる不届きものは!」
茂「はぁ?屋敷ってこっちにセリフじゃい!我が家に勝手に入り込んでその上プラモをガラクタ扱いとはテメーこそ何様じゃいマザーファッカー!」
「マ、マザーファッカー!?なんなのこの礼儀知らずが!」
茂「ヤルかクソッタレ、こっちだって男じゃ!」
「私だってウィッチですわ!トネール!」
その瞬間、貧乳メガネが電撃みたいなのを撃ってきた。
だけど、外した。そしてそのせいでブレーカーが落ちた。
茂「テメーブレーカー落とすとかどういう気だ!」
「電気なんて通ってないから問題ないでしょう。」
茂「はぁ?電気が通ってないって災害でも発展途上国でもないのに何言ってんだ?ここは日本。
英語でジャパン!核二発くらって奇跡の復興果たして世界第3位のGDPを誇る世界トップクラスの経済大国!
アジアで唯一の先進国、WW2前は列強の一員にして極東の憲兵だった国!」
「極東の憲兵は扶桑ですわ!ここはガリアですわ!」
金髪メガネが答える。
茂「扶桑?それって日本の古い美称じゃん。ガリアはフランスの別名でカエサルのやつが有名だけど、
え、ちょっと待てよ。落ち着こう。一旦冷静になろう。」
俺のその言葉で3人は一旦冷静になった。
茂「すまんがお前らはここをどこだと思ってる?」
「どこって…パ・ド・カレーじゃないんですの。」
メガネが答える。気がついたが巨乳の方完全にビビってるし…
茂「パ・ド・カレーって…ここは日本の大阪。パ・ド・カレーはフランス北部の町じゃん」
「大阪は扶桑では?」
大阪という単語に反応する。てかさ、
茂「今更なんだがなんで途中から日本語で話してんだ?
日本語わかるなら良いけどさ。とりあえず自己紹介しよう。武器は下ろしてさ。」
そうだ、なんで初めから対話しようとか考えなかったんだろ。
ペリーヌ「そうですわね。私はペリーヌ・クロステルマン。でこちらがリネット・ビショップですわ。」
メガネがペリーヌと名乗って自己紹介する。
巨乳の方はリネット・ビショップって言うらしい。
茂「井上茂です。以後よろしくお願いしますね。」
とりあえず今は現状維持。親が帰ってきてからどうにかしよう。
アイルランドの曲ってさ、ノリ良くてイイよね。
フィネガンズウェイクとかCome on Black and Tansとかやたらノリが良くて好き。
最近アイルランドにハマり気味。
ちなみにクローゼットのサイズは大体2m×2mです。