クローゼットの奥がガリアだった件   作:ロンメルマムート

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超久しぶり


茂「居ない間に色々あったんだ」ぺ「色々が起きすぎ」

 1945年6月末のある夜

 

茂「あーあ、ペリーヌ、聞こえるか?」

 

ペリーヌ『感度良好ですわよ』

 

 パ・ド・カレーのペリーヌの家の地下にあるCICから無線で数百キロ離れたところにいるペリーヌに呼びかけると返事した。

 大丈夫だな。

 え?何やってるって?

 んなもんヴェネチアの巣をマルスより先に叩き潰すんだよ。

 どうやるって簡単だ、今ペリーヌは一応休暇扱いでこっちに戻っていることになってるんでパ・ド・カレーからVG39アンリミテッドを使ってパ・ド・カレーからヴェネチアに自衛用の米軍装備とG36A5&AG36、LA-16を持って行ってます。

 何やるかって言うと巡航ミサイルの最終誘導。

 LA-16でトマホークとかクラブを最終誘導する。

 

茂「こちらパ・ド・カレー、ミサイル第一波トマホーク15発、クラブ15発は発射した。

  5分後に第二波、10分後に第三波発射予定だ。

  向こうに大体1時間半後に到着予定、どうぞ」

 

ペリーヌ『了解、こちらもそろそろヴェネチア・ロマーニャ国境辺りですから30分後にはヴェネチアですわ』

 

 さっきミサイルを発射したので約1000キロ先のヴェネチアまで大体1時間ぐらい。

 その頃にはペリーヌはヴェネチアについているらしい。

 何分秘密なのでペリーヌは電波吸収材塗布のユニットを使って夜間に高速で低空を飛行するっていう結構難易度高いことをやりながらヴェネチアに向かってるんですよね。

 

茂「30分後かぁ…ふぁあぁ…眠い…もう11時だよ…」

 

ペリーヌ『寝ないでください!』

 

茂「分かってるよ…とりあえずゲームしながら暇潰すから」

 

 この作戦は夜中にやるので眠い、クソ眠い。

 なんでアメリーと交代でやる。

 さらに暇つぶしにゲームしながら待機する。

 そんな事をしながら1時間20分後、ペリーヌから通信が来た。

 

ペリーヌ『茂さん』

 

茂「何の用だ?」

 

ペリーヌ『そろそろ時間ですわよ』

 

 気が付いたら時間になってたらしい。

 さてと、お仕事しますか。

 

 

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(side out)

 

 その頃、ヴェネツィア。

 ネウロイの巣の真下という場所に一つの影が動いていた。

 その影は目にネウロイのような赤い光が4つ灯り手には真っ黒い見慣れない銃を持ちヘルメットと見慣れない装備を付けていた。

 だがこれは全部ある筋の人間から見れば簡単であった。

 その恰好は現用米軍装備そっくりであった。

 

ペリーヌ「目標捕捉、照準開始」

 

 それはペリーヌだった。

 ペリーヌはLA-16を構え頭の真上のネウロイの巣に照準する。

 すると突然闇夜に轟音が轟き始めた。

 そして轟音が近づくと十数個のロケットが現れネウロイを直撃する。

 

ペリーヌ「第一波命中、被害甚大」

 

茂『了解、5分後に第二波』

 

 暗視装置で被害を確認し無線で報告する。

 そして5分後、続けて轟音と共にまたもロケットが命中しネウロイの巣は半壊しコアを露出させる。

 

ペリーヌ「目標半壊、コア露出」

 

茂『了解、最後の一撃だ』

 

 さらにその数分後、ロケット弾が直撃するとネウロイのコアを破壊し巣を破壊した。

 

ペリーヌ「やりましたわ…」

 

茂『だな、流石サジタリウスの矢だよな』

 

ペリーヌ「無駄口叩いてないで帰りますわよ。

     夜が明ける前に帰りませんと」

 

 無線でペリーヌがそう言うと街の外れに隠されたストライカーを履き離陸した。

 

---------

 

 翌朝、ロマーニャ北部にいた兵士達、そして501は有り得ない報告を受けた。

 

坂本「は?巣が消えた?」

 

ミーナ「ええ、昨夜未明に突然。

    情報だと何者かが攻撃して破壊したという情報もあるわ」

 

 巣が突然消えたという情報に坂本が驚く。

 当たり前だが突然消えたという事自体が理解不能だった。

 

坂本「それで、どうなるんだ?」

 

ミーナ「一応私たちは様子見で来月の5日までは存続するみたいよ。

    それ以降は504に引き継いで解隊だそうよ」

 

坂本「そうか…しかし謎だな。」

 

ミーナ「ええ、情報だとまるでサジタリウスの放った矢のように外れることなく寸分たがわず命中したそうよ。」

 

坂本「サジタリウスの矢…か、気味が悪いな」

 

ミーナ「ええ」

 

 二人は攻撃した存在の事を気味悪がった。

 連合軍はこの攻撃したものの事をサジタリウスの矢と表現し始めた、そしてそれは偶然にもある作品でその兵器の事を指した名称の一つだった。

 

 

---------

 

(side 茂)

 

 ヴェネチアのネウロイを叩き潰してから数週間後の7月7日ペリーヌ達が帰ってきた。

 俺とアメリーとジャン・ポールは屋敷の前で帰ってくるのを待っていた。

 

茂「遅いなぁ…予定だと11時過ぎって言ってなかったか?」

 

アメリー「ですけど、あ!見えました!ほら!」

 

茂「あ、ほんとだ」

 

 腕時計を確認していると二人が乗ったジープがユニットを積んだトラックと一緒にやってきた。

 そして屋敷の前に止まるとアメリーが二人の乗ったジープに駆け寄る。

 

アメリー「ペリーヌさん!」

 

ペリーヌ「アメリーさん、茂さん、留守を預かってくれてありがとう」

 

茂「まあその分好き勝手させてもらったが」

 

 ペリーヌと早速雑談を始めた。

 しばらく立ち話するとリーネも連れて屋敷に戻っていつもの部屋で紅茶を飲みながらいつものように話し始めた。

 

茂「まあ無事帰ってきてくれて結構だよ、でヴェネチアぶっ飛ばしたけど良かったのか?」

 

ペリーヌ「ええ、坂本少佐も宮藤さんも魔力を失わずこれでいいのですわよ。」

 

 最初にヴェネチアのネウロイを吹き飛ばして良かったか聞いた。

 何せ最大の原作改変だからなぁ…

 

茂「ところで、連合軍はトマホークとかの件に気が付いて…」

 

ペリーヌ「攻撃した兵器の事を“サジタリウスの矢”と呼び始めたわね。」

 

茂「サジタリウスの矢って…ジパングじゃん」

 

ペリーヌ「ええ、初め聞いた時吹き出しそうになりましたわよ」

 

 トマホークとかクラブの件を聞いたら連合軍がそれに気が付いてサジタリウスの矢とか言ってるらしいって…

 酷いネタだ…

 するとペリーヌの方が手招きすると小声で耳打ちする。

 

ペリーヌ「ところで、アメリーさんとはどうなってるのかしら?」

 

茂「それが…全然。

  静岡行ったり時々二人で買い物行ってるけどその…」

 

 突然アメリーとの関係を聞いてきた。

 俺が答えるとペリーヌは呆れる。

 

ペリーヌ「はぁ、なら此処で言いなさい。」

 

茂「なんで!?ここでやる必要ないだろ!?」

 

 ここで告白しろとか言ってきた。

 なんでここで言う必要があるんだ?

 

ペリーヌ「ここでやらないと永遠にやらないですわよね?なら今すぐやりなさい!」

 

茂「う」

 

 正論すぎる…多分絶対言わない気がする…

 すると後ろからアメリーが声をかけてきた。

 

アメリー「ペリーヌさん、茂さん、二人で何話してるんですか?」

 

茂「アメリーには関係ない事だから」

 

ペリーヌ「大有りの話ですわよ。

     さあ、茂さん、話しなさい」

 

 ペリーヌが無理やり話させようとする。

 それに俺は抵抗する。

 

茂「なんでだよ!なんでここで話す必要があるんだ!」

 

ペリーヌ「今やらないと永遠にやらないですわよね?!」

 

茂「まだ告白するタイミングじゃないって!」

 

ペリーヌ「この意気地なし!その調子では100万年経っても絶対やりませんわよ!

     折角くっつけようと半年も色々やったのに…」

 

 また二人で口論を始めた。

 するとアメリーが話しかけてきた。

 

アメリー「あの…告白とかくっつけるってどういう事ですか?」

 

茂「え?…あ」

 

ペリーヌ「あ…」

 

 しまった、二人して口を滑らせた。

 

ペリーヌ「ほら、チャンスですわよ、やりなさい」

 

 この機に乗じてペリーヌが催促する。

 ああもう、やるしかないか…

 

茂「えっと、その、アメリー、もしかしたら嫌かもしれないしこの関係も壊れるかもしれないけど…

  好きです!つ、付き合ってください!」

 

 思い切って告白し、体を90度近く曲げて右手を差し出した。

 そして目をつむり覚悟をしているとアメリーの声が聞こえてきた。

 

アメリー「え、え、え、えええええええ!!!!

     私達、その、お付き合いしていたんじゃないんですか?!」

 

「「は?」」

 

 何やらアメリーが衝撃的な事を言った。

 驚いて俺は顔を見る。

 

ペリーヌ「え?どういうこと?」

 

アメリー「だ、だって、その、男の人と二人きりで旅行に行ったり、買い物したりするっていうのは、普通そういう仲の時だけですよね?」

 

ペリーヌ「あ、茂さん」

 

 ペリーヌが聞くとアメリーが説明した。

 それを聞いたペリーヌが俺を呼んだ。

 

茂「何、今ちょっと脳味噌がパンク状態」

 

ペリーヌ「簡単な話ですわよ、70年前と現代、それに日本と欧米での男女の関係の違いをご存知?」

 

茂「いや全く。それが…あ、もしかして…」

 

ペリーヌ「ええ、私たちの“常識”では二人きりで血縁関係のない年頃の男女が旅行だなんて、普通はお付き合いかそれに相当する関係でないとしません。

     一方で茂さんたちの“常識”では男女二人きりの旅行は極めて一般的、そう考えてくだされば。」

 

 どうやらアメリーは俺との常識の違いから勘違いしていたらしい。

 70年もあればそうだよな…1940年代の70年前って1870年代、まだ侍が刀持ってた時代だし…

 

茂「えっと、じゃあどうすれば?」

 

アメリー「その、茂さん」

 

 対応をペリーヌに聞いているとアメリーが声をかけ振り向いた。

 

茂「ア、アメリー…」

 

アメリー「茂さん、別に茂さんとならちゃんとお付き合いしても、いいですよ?」

 

 アメリーが上目遣いで聞いてきた。

 それに俺の中の何かが壊れた。

 

茂「アメリー!」

 

アメリー「キャ!茂さん!?」

 

 アメリーを力一杯抱きしめる。

 まだ押し倒さなかっただけ自制心が働いたと思う。

 

茂「アメリー好きです!大好きです!」

 

アメリー「茂さん…」

 

 アメリーに抱き着いて大声で叫んだ。

 それをペリーヌとリーネは暖かく見守っていた。

 するとふと、何かを思い出した。

 

茂「あ、そういえば。」

 

アメリー「どうかしたんですか?」

 

茂「明日、みんできだ」

 

 明日ワールドウィッチーズ10周年のイベントだ。

 まあ大した発表無いだろうな。

 

 

 

---------

 

 

 翌日

 

茂「はぁあああああああいいいいいいいい!!!!?????」

 

ペリーヌ「嘘ですわよねぇええええええ!!!!」

 

リーネ「こんなのありなんですかぁぁぁぁぁあああああ!!!!!」

 

アメリー「3人とも何かあったんですか?」

 

 俺とリーネとペリーヌがパソコンに食いついて叫んでいた。

 それに紅茶とお茶菓子を持って来たアメリーが引き気味に聞いた。

 

茂「何って…これ」

 

 俺はアメリーにパソコンの画面を見せた。

 そこにはとある発表が書かれていた。

 

アメリー「えっと…ストライクウィッチーズロード・トゥ・ベルリン?

     スオムスいらん子中隊リブート?

     ストライクウィッチーズ発進しますアニメ化?」

 

茂「大発表だよ!大発表!続編やるんだよ!2年後に!」

 

アメリー「おめでとうございます!ペリーヌさん!」

 

 アメリーにパソコンの画面に書かれたことを説明した。

 つまるところ、ストライクウィッチーズの続編をやるという話である。

 

ペリーヌ「色々不味いですわよー!」

 

リーネ「ベルリン、アレどう見てもベルリンの壁ですよね…」

 

茂「うん…ギュンター・シャボウスキー呼んで11月9日に10日付の国境の自由化に関する新布告を発表する?」

 

ペリーヌ「私の認識では直ちに、滞りなくという事です?」

 

リーネ「二人共気楽ですね…」

 

茂「気楽じゃない、大変な事態になってるから今だけは現実逃避させて…」

 

 RTBのせいで今月以降の予定が破綻!俺達の戦いはどうなるんだ!?

 続く!(大嘘)




みんできのRTB発表で予定が破綻した結果大混乱に陥ったパ・ド・カレーであった。
何せどうなるか分からないから対策も立てれない!
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