クローゼットの奥がガリアだった件   作:ロンメルマムート

6 / 16
執事登場回というよりメインキャスト全員登場回。



やっとスマホデビューしたぞ!


執事という生き物がこの世に存在したんだ…

茂「しかしもう2週間か。早いもんだな。」

 

リーネ「ええそうですね。紅茶いります?」

 

茂「ちょうだい」

 

 早いものでもうペリーヌ達が来て2週間がたった。

 この2週間、色々あった。

 まずウィッチと判明してからはペリーヌが俺にパ・ド・カレー中に転がっていた車やら戦車やら大砲やらの残骸を持ってきてそれを全部食料やら生活必需品やら住居の材料やらに変えろと言ってきた。

 俺はどうだったかというと嫌だった。だってよぉ変えろって言ったのが戦車だけでソミュアS35、ルノーB1、FT-17、オチキスH35/38/39、ルノーR35、ルノーR40、FCM36、ルノーD1、ルノーD2、AMC34、AMC35、AMR33、AMR35、Ⅲ号戦車の初期型(E・F型が中心だけど何故か超レア物のA型・B型・C型・D型も混ざってた)、Ⅲ突のO~A型、Ⅳ号戦車のA~D型、Ⅱ号戦車のa型~C型、Ⅰ号戦車のA型~B型、35(t)、38(t)、巡航戦車MkⅠ~Ⅳ、歩兵戦車MkⅠ・MkⅡだよ。ミリオタとして言うとこんなの変えれない。だって史実では永遠に消え去った車両ばっかじゃねえか。

 なんで無理言って敷地内に置き場作ってそこで全部稼働状態に修理、保存することにした。

 なおペリーヌからは「なんでそんなの作るのですの?」とか言われたけど無視した。

 一応これ“戦車だけ”だからね?装甲車も含めるとカールスラントだけでsd.kfz221/222/223/231/231(6-RaD)/232/232(6-RaD)/247/263/263(6-RaD)/250/251/252/253/254、kfz.13、ADGZもいるんだぞ。

 これにおフランスとトミーがプラスだぜ。しかもこれ自走砲、装甲牽引車、ハーフトラック、乗用車、トラック、バイク、大砲など軍用車両抜きだからな?

 ミリオタからすればフランス戦の生きた資料が山ほどあるぜ!

 

リーネ「ところで茂さん、さっきからなに作ってるんですか?」

 

 紅茶を渡したリーネがさっきから俺が作ってるプラモに興味を持つ。

 

茂「ああ、ドラゴ〇のⅢ号戦車F型。ほら倉庫にこいつがあるでしょ?

  それで積から引っ張り出して作り始めたんだ。」

 

 俺が作ってたのはドラゴ〇のスマートキットⅢ号戦車F型。

 ドラゴ〇はモールドの良さと精度、それにマイナー車両を出してくれる中国のメーカーにございます。

 説明書がアレだったりドラゴソ語だったり組みにくいところがないことはないっていう欠点があるけどいいメーカーですよ。数年前までは。

 今はクソみたいな説明書(資料必須、経験必要)でクソみたいな箱絵(某模型屋にそこら辺の美大生に欠かせたほうがマシとか言われるレベル)でクソ高い(何故か20年以上前のクソキットに7000円分捕られる)とかいうモデラ―のSAN値をがりがり削るメーカー。

 それでもここからしか出てないのが山ほどあるせいでこの地獄に足を踏み入れざるを得ない。

 まあ割と2014年辺りまでならいいのが多いから。

 一応このキットは傑作だから。なにせライト用のコードまでついてるんだぜ?しかもこれ、あのクソ材質履帯になる前に入手したヤツ。

 まあ正確には転輪が違うからフランス戦は作れないんだけど…

 

リーネ「そうなんですね。でもあれどうしたんですか?あのブルなんとか。」

 

茂「ブルムベアね。あれ今放置してる。」

 

リーネ「え、もったいなくないですか?あのいっぱいあるのも」

 

 俺の返答にリーネが驚く。

 まあ普通の人からすれば驚くけど俺らモデラーの生態では割と普通ですよ。

 製作途中でほかの作り始めるとかやる気が尽きて放置するとか。

 モデラーの積と同様に常人には理解できんだろ。

 

茂「そうか?そういうんだったらリーネも何か作ったら?

  作り方とかぐらいなら教えられるぞ。」

 

リーネ「えー!無理ですよ!そんな細かいの」

 

茂「大丈夫だって。始めは簡単なのからやるし意外と簡単だからさ!」

 

 うん、プラモは簡単ですよ!手先が器用とかその辺りは慣れですしタミ〇とかは親切設計&超わかりやすい説明書&超組みやすいですよ!

 だからみんな!プラモ作ろう!(ダイマ)

 

リーネ「えぇ…」

 

茂「作ろう!息抜きにもなるし楽しいぞ!今なら教えるぞ!」

 

リーネ「な、なら一個だけ…」

 

茂「よし、言質取ったぞ!早速作るぞ!リーネ、来い!」

 

ペリーヌ「茂さん、リーネさん何やってるのかしら?」

 

 リーネを連れて積部屋に行こうとしたらペリーヌがやってきた。

 

茂「リーネがプラモ作りたい(嘘)から積部屋に行こうとしてた」

 

ペリーヌ「はぁ…そんなことしてる暇があるなら手伝ってくださいな。」

 

 俺の答えにペリーヌが呆れたように言う。

 

茂「で、なんなんだよ。今日は何を作ればいいんだ?先週は屋敷の大改造したじゃねえか」

 

 俺の固有魔法が分かってペリーヌが最初にした(というか俺が無理やりさせた)のは屋敷の修理、改造。

 だってさ、中の繋がってるんだぜ?ぶっちゃけ離れみたいなものだからそこが壊れてるのは正直色々不安。災害とか防犯とか防疫とか防犯とかで。

 

 なんで最初に屋敷の大改造をしたわけ。

 主な改造点は

・発電機の追加(潜水艦用エンジンと最新のリチウムイオンバッテリーを無理やりつなげた品)

・オール電化

・IHキッチンの使用

・武器庫の追加

・太陽光発電システムの追加

・防犯システムの追加

・光ファイバー回線の追加

・インターネットシステムの追加

・車両保管用倉庫の追加

・防音・防熱化

・アスベストの除去(当時は結構な建物で使われてた)

・家電製品の設置

・電力システムを200V60Hz化

・外壁の材質変更

・射撃場の追加

・地下室の追加

・細部の修正

・秘話装置の設置

・スーパーコンピュータルームの設置

 これだけやった結果見た目は普通の屋敷だけど中身は最新設備のハイテクシステムになった。

 

 で、次にやったのが復興のための設備提供。

 周辺から残骸やらゴミやらかき集めて食料(缶詰中心。勿論現代の激ウマの代物。ラベルは剥がしてるけど)・衣類・生活必需品・住居(クォンセット・ハット。ザ・パシフィックで海兵隊の兵舎に使われてるシーンがあった)にした。

 あと自衛隊で一番活躍してる装備である野外炊具1号(改)と野外入浴セット2型、浄水セット(逆浸透型)、野外洗濯セット2型(文字通り野外で被服を洗濯する機械。謎)を用意、炊き出し等に使用してます。

 評判はいいらしい。流石数々の災害派遣で大活躍した装備。

 

茂「で、今日は何なの?倉庫の戦車どうにかしろだったらぶち殺す。

  5.56mm弾は痛いらしいぞ。内臓抉りまくるらしいし」

 

ペリーヌ「違いますわ。実はこれが届きましたの。」

 

 そういうとペリーヌは手紙を見せる。そこには何やらフランス語が書いていた。

 

茂「ふん、ふん、ふん。で、なんて書いてるの?」

 

 それを聞いてペリーヌがずっこける。〇本新喜劇かな?

 

ペリーヌ「ガリア語分かると思いましたわ!」

 

茂「すまねえ、フランス語はさっぱりなんだ」

 

 うん、英語の点数すら悪いんだ。割と真面目にリーネに英語教えてもらおうとか考えてるんだ。

 

ペリーヌ「はぁ…ざっくり言いますと私に子供の頃から付いていたジャン・ポールという執事がいるんですけど彼が来るんですよ。

     それで、貴方達のことをどうするベきかというのを相談したくて」

 

茂「成る程ね。それにしても執事という生き物がこの世に存在していたとは…」

 

 執事ってこの世に存在したんだ…ずっと創作の中の存在だと思ってた…

 

ペリーヌ「あなた執事の事なんだと思ってたんですか?」

 

茂「いや、一般人だからね?」

 

リーネ「私たちは子供のころから執事がいたので慣れてはいますが茂さんは普通の人ですから。」

 

ペリーヌ「そういえばそうでしたね。あんな大きな家に住んでましたけど一般人でしたね」

 

 俺の感想に二人が返すけど二人とも子供のころから執事がいるとかどんな家だよ。

 え、もしかして二人ともお嬢様?

 

茂「今更だけど二人ともお嬢様?」

 

ペリーヌ「ええ。私はこのあたりの領主ですから」

 

 何それこいつら結構すごいかったのか…

 

茂「ところでその執事っていつ来るの?」

 

ペリーヌ「ええと確か明日ですわ」

 

茂「おい、もっと早く言えバカタレ」

 

 明日ってなぁ…バカじゃねえのか?

 

ペリーヌ「それに関しては申し訳ありませんでした。」

 

茂「で、さあ。どうすんのよ。執事ってほとんど家にいるでしょ?

  隠すなんて無理だぞ。」

 

 毎日朝から晩までいるのに隠せれるか?

 

ペリーヌ「そうですわよね。話すべきかしら?」

 

茂「話すべきというかそれ以外選択肢ないでしょ」

 

 うん。選択肢なんてあってもないようなものでしょ?

 

ペリーヌ「そうですね。話すべきですわよね」

 

 俺の言葉にペリーヌは納得する。

 

茂「そうだと思うよ。あ、説明は任せた。」

 

 説明はしてくれ。フランス語はさっぱりなんだ。

 

 

----------

 

 翌日、学校から家に帰ってペリーヌのところに行くとそこにはペリーヌと髭を生やしたおじさんがいた。

 おじさんが俺に気が付きペリーヌに聞く。

 

「お嬢様、こちらのお方は?」

 

ペリーヌ「さっき言った茂さんですわ。」

 

ジャン・ポール「さようでございますか。

        初めまして茂様。クロステルマン家の執事、ジャン・ポールと申します。

        以後、お見知りおきを。」

 

 執事は俺に自己紹介してお辞儀する。

 

茂「あ、どうも。井上茂です。以後よろしくお願いします。

  えーと、ペリーヌこれが昨日言ってた執事?」

 

ペリーヌ「ええ。執事のジャンポールよ。扶桑語もできますから心配しなくて結構よ」

 

 日本語出来るってのは有難い。

 フランス語も英語も無理なんだよ。

 

茂「有難いっちゃあ有難いけど執事に頼むのってなんか遠慮するなぁ…

  できれば自分でやりたいってところあるし」

 

ジャン・ポール「別にお気になさらずお使いくださいませ。

        ところでつかぬ事をお聞きしますがお嬢様とはそういう…」

 

茂「は?」

 

 ジャンポールが突如爆弾を投下した。え?俺とペリーヌがそういう関係か?

 

ペリーヌ「ジャンポール、冗談にもほどがありますわよ」

 

茂「ないない。」

 

 絶対ないよなぁ…ペリーヌ可愛いけど気が強いし、リーネとかちょっと気が弱い子のほうが好きだなぁ…

 

茂「で、今日どうする?そういやリーネは?」

 

 気が付いたけどリーネいないよね?

 

ペリーヌ「リーネさんなら庭の手入れ中ですわよ。」

 

茂「ふーん。じゃあ俺はプラモいじってるから…」

 

 ペリーヌの話を聞いて俺は模型部屋から道具を取りに行こうとするがペリーヌが肩をつかんだ。

 

ペリーヌ「ダメですわよ。今日は車と重機を調達してもらいますから」

 

茂「そんな殺生なー!」

 

 普通にプラモ作らせろクソメガネ!畜生覚えてろクソメガネ!

 

ペリーヌ「何か悪いこと考えてないかしら?」

 

茂「ナンデモアリマセン」

 

 怖いよペリーヌ…

 

 

---------

 

 その頃、屋敷の前では…

 

「やっと着いたぁ…ペリーヌさんの屋敷に行こうとしたら道間違えてブーローニュ行くなんて…」

 

 一人の赤毛の少女がやってきた。

 

リーネ「あ、どうかしましたか?」

 

 それに庭の手入れ中だったリーネが気がつき声をかける。

 

「あの、ここってペリーヌさんのお屋敷ですか?」

 

リーネ「はい、そうですけど…どちら様でしょうか?」

 

アメリー「あ、はじめましてアメリー・プランシャールです。これからよろしくお願いします!」

 




正直アメリーの口調がいまいちよく分からない…


次は修羅場かケンカかな?

ハセガワからストパンフィギュアと飛行機プラモのセットが出るらしい。
買わないけど(買う金ないし飛行機はトム猫とゼロ(マガジンキット)積んでるし)
なお一番うれしいのはWLの朝霜と霞な模様
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。