fgo にオリ鯖を出してみた   作:もーふちゃん

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十話目です


キャスター&バーサーカー

 火と剣がぶつかりあう。

 

 当たっては消えるを繰り返していたそれらだったが、やがてアーチャーが接近戦を仕掛けてくる。アーチャーはすさまじい速度でキャスターに近づくと両手の剣で斬りかかってくる。

 

「バーサーカー!」 

 

 キャスターが呼ぶとバーサーカーはアーチャーの剣を弾く。

 

 しかし、バーサーカーは武器を持っておらず弾き方もただ腕を伸ばしただけだ。なんと、バーサーカーは腕を覆っていた鱗で弾いていた。

 

「!?」

 

 アーチャーもこれには驚いた顔をする。

 

 だが、すぐに冷静な顔に戻り、今度は弾かれていない方の剣でバーサーカーの顔目掛けて振り上げる。

 

「おっと」

 

 バーサーカーは体を反らしてそれを避ける。アーチャーは追撃しようとするも、地面から噴き出した水に阻まれて失敗に終わる。

 

 アーチャーは一度跳び退き、こちらを睨み付けた。鋭いその瞳には殺意がこもっていたが、バーサーカーはそれを見ると遅く拍手をする。

 

「まさかここまでやれるとはな。正直な話、一瞬で終わると思っていたよ」

 

「さすが洞窟の門番といったところだ。そこら辺の奴とは違うな」

 

「?何が言いたい」

 

 突然の称賛の言葉にアーチャーは訝しむ。

 

「そう怖い顔をするな。強いと思ったのは本当だ」

 

 そこまで言うと、バーサーカーは小さく笑みを浮かばせる。

 

「まあ、もうおしゃべりはおしまいのようだが」

 

 すると、周りが急に暗くなる。

 

「なんだ・・・?!」

 

 上を見ると、ビル程の大きさの巨人が立っていた。体は無数の細木の枝で構築されており、胸の部分には鉄格子が付いている。

 

「これは・・・」

 

「まったく・・・、バーサーカーをお喋りの道具として使うのは貴様ぐらいだぞ?」

 

「そりゃすまなかったな。だが、おかげでこいつを呼び出すことができた」

 

 上の方からキャスターの声が聞こえる。

 

 探すとキャスターは巨人の肩に乗っており、どうやらこの巨人はキャスターが召喚したものらしい。

 

「さてと、どうするよ?もうテメエに勝ち目が無い事ぐらいわかってんだろ?」

 

 アーチャーへの問いかけ。

 

 それに対してアーチャーは気迫を強め答える。

 

「どうするか、だと?簡単な事だ」

 

 アーチャーは高く跳び、最初とは比較にならない量の剣をだす。

 

「その人形ごと貴様を消すだけだ!」

 

 巨人に向かって剣を放つ。それは当たると大爆発を引き起こした。

 

「他愛ない」

 

 勝利を確信した様子でそう言う。実際、あの量の剣を喰らってはいくらサーヴァントといえど消し炭になるだろう。

 

「森の賢者を舐めんじゃねぇよ」

 

「!!」

 

 その時、煙の中から巨人の手がのびる。

 

 空中で動きが取れなかったアーチャーは巨人の手に握りこまれる。キャスターには傷一つ付いておらず、巨人の方にも損傷は無かった。

 

「そら、これで終いだ!」

 

 巨人の体が激しく燃え出す。巨大な火柱となったそれはアーチャーごと燃え尽きていった。キャスターは燃える前に肩から降り、黙って燃えていくのを見つめていた。

 

 

 

 

 

「さあ、マスター達を追いかけるぞ」

 

 バーサーカーが洞窟に向かって歩き出す。

 

「待ちな」

 

 キャスターに呼び止められたバーサーカーは少し苛つきながら振り向く。

 

「なんだ?私もマスターに死なれると困るのだが」

 

「その演技はいつまで続けんだ?」

 

「・・・ほう?」

 

 バーサーカーの目が鋭くなる。

 

「テメエがなにもんかは興味ねぇが、何でこんな所に居るのかは聞いておきたくてな」

 

「・・・いつから気付いていた?」

 

 バーサーカーの問いにキャスターはため息をついて答える。

 

「いつからも何も最初からだよ。あんな気配出されちゃ誰だって気付く」

 

 バーサーカーはそれを聞き黙っていたが、やがて大きく笑い出す。

 

「はははっ!それもそうか!すまないな、馬鹿な事を聞いた」

 

「たくっ・・・、で?何でテメエがここに居るんだ。こっち側じゃ無いだろテメエは」

 

 キャスターが呆れたように言う。

 

 だが、その顔は真剣そのものだった。

 

「まあ、怪物としての私ならな。だから、今回は別の私としてサーヴァントになっただけだ」

 

「そこまでして、アイツの召喚に応じた訳はなんだ?」

 

「それは秘密だ。強いて言うなら面白そうだった。」

 

 バーサーカーの顔は悪魔の様に笑っており、今までではまったく想像のつかない笑みだった。

 

「そろそろ行こうか。セイバーにマシュ一人では可哀想だ」

 

 バーサーカーは話を切ると洞窟の中へと入って行く。

話を切られたキャスターも警戒はしつつも中へと入っていった。




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