fgo にオリ鯖を出してみた   作:もーふちゃん

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十二話目です


ロード・カルデアス

「もう大丈夫なの?マシュ」

 

「はい。もう体力は戻りました。ご迷惑をおかけしてすいません」

 

 マシュは微笑みながら答える。

 

 あの後、倒れたマシュを私と所長、そしてバーサーカーで看病していた。といってもただ近くに居ただけで特に何もしていないが。

 

ここにいないキャスターはセイバーとなにやら話があるらしく私達とは離れた所にいた。

 

「それにしても、セイバーの宝具を打ち消したアレはなんだったの?」

 

 所長がマシュに聞く。アレとは先程の光の壁の事だ。

 

「私の宝具・・・でしょうか。すいません。私も防ぐ事だけを考えていたので・・・」

 

 マシュが申し訳なさそうに答える。どうやらマシュもあまりわかっていなさそうだった。

 

「そう・・・。ただ守ろうと思って、宝具を開いたのね」

 

「とんだ美談。おとぎ話もいいところだわ」

 

「あの・・・」

 

「ただの嫌味よ気にしないで」

 

 そう言う所長の顔は少し笑っており、本心から言ったわけではなさそうだ。

 

「ん?宝具が使えるようになったのか。どんなのだ?」

 

「えーと・・」

 

「そう言えばまだ名前とかはないのよね。」

 

 すると、所長は少し黙った後に何か閃いたようにマシュの方を見る。

 

「ロード・カルデアス」

 

「えっ?」

 

「あなたの宝具よ。カルデアはあなたにも意味のある名よ。どうかしら?」

 

「!とても良いと思います!」

 

「なら、決まりね。今からそれが宝具の名前よ」

 

 マシュの宝具名を決め終わると、ちょうどキャスターもこちらへ来る。

 

「キャスター。もういいの?」

 

「ああ。セイバーには事情を話して帰ってもらった」

 

「じゃあ・・・」

 

「ほらよ」

 

 キャスターは手に持っていた黄金の盃を放り投げる。

 

「これが?」

 

「そう、それが聖杯だ」

 

 聖杯をまじまじと見る。金でできているそれからは特に何かを感じる訳でもなく、少し豪華だなぐらいの感想しか思い浮かばなかった。

 

「さてとそれじゃあ聖杯も渡した事だし、大人しく帰るとするかね」

 

 すると、キャスターの体が白い光に変わっていく。

 

「もう帰っちゃうの?」

 

「聖杯戦争は終わったからな、もうオレの出番は無いさ」

 

「ただ最後に一つだけ言っておくぞ」

 

「あんたにゃあ航海者に一番必要な物が備わってる。運命を掴む天運とそれを前にした時の決断力だ」

 

「誰かを助けるためにサーヴァントにも立ち向かう。その向こう見ずさを忘れるなよ?そういうヤツにこそ星の加護ってやつが与えられるんだ」

 

「うん・・・わかった。」

 

「よし!じゃあな嬢ちゃん」

 

言い終わるとキャスターは完全に光となり消えてしまった。少しの間キャスターの消えた場所を見つめていたが、すぐにマシュ達の方に振り返る。

 

「それじゃあ私達も帰りましょうか」

 

「そうね。帰ったら色々と報告をしないと」

 

 所長が立ち上がったその時声が聞こえた。

 

「吐き気が止まらないな」

 

「!」

 

 絶対に聞こえるはずの無い声が。

 




多分次が冬木編ラストだと思います
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