ううーん。何て話しかければ良いんだろうか。
あのあと私達の間には気まずい空気が広がっていた。理由は言わずもがなバーサーカーだ。
「よろしく!」と言ったあと握手をしたまでは良かったのだか、そのあとバーサーカーは黙ってしまい、話しかけづらい空気になってしまったのだ。
マシュもどうしましょうみたいな目でチラチラこちらを見てるし、所長は不機嫌そうな顔で何も言わないし、ロマニはあまりの気まずさにお腹が痛くなったて言ってるし!
そんな空気のまま少し経ったとき、所長が耐えきれなくなったのか私に小声で話しかけてきた。
「それで、彼の真名はなんなの」
「えっ?」
「えっ?じゃないわよえっ?じゃ!彼女のマスターなんだから真名ぐらいわかるでしょ!」
確かに彼女のステータスは頭に入ってきているのだが
「わかんないです」
「はあっ!?」
ちょっ所長、声大きいですって!
《どうしたんですか。所長》
「真名がわからないってどうゆうことよ!」
「だって、頭の中に入ってきてるの筋力とかだけなんですもん」
「まったく。これだから一般人は!」
ううっ、その通りなんだけどいざ言われると心にくるなぁ・・・
「すまない。話しているところ悪いが少し話しても良いだろうか」
その時、私達の会話を聞いていたバーサーカーが初めて喋った。
私は助かったと心のなかで思いつつ彼女の話を聞いた。
「う、うん!どうしたのバーサーカー」
「マスターが私の真名が見れないのは私が隠しているからなんだ」
「なんですって?」
所長の興味がバーサーカーに行ったみたい。
よかったー。
「いつか明かそうとは思っているが、今はその時ではないと思い隠させてもらった」
「隠させてもらった。って宝具とかも隠してるの!?」
「ああ。だが、使うときになったら勿論明かすさ」
「あなた・・・いえ、やめましょう。怪物達くらいなら基礎能力だけで十分でしょう」
じゃあ何で聞いてきたんだ、とは思ったけど口には出さないようにした。
「それじゃ休憩は終わりにして、調査に行くわよ」
「はい、わかりました。先輩行きましょう」
「うん。バーサーカー行こう」
「了解した」
そうして、私達は調査に行きました。
道中骸骨達に何回も襲われましたがマシュやバーサーカーが倒してくれたおかげで、さくさく進めました。
調査してるときに所長はサーヴァントと聖杯について説明してくれました。
サーヴァントとは魔術世界における最上級の使い魔のことなんだという。
サーヴァントは基本七つのクラスに分類して召喚するのだが、私の召喚したバーサーカーはその七つの内の狂戦士なんだそう。
聖杯とはあらゆる願いを叶える力をもった器で、その聖杯をてにいれる為に七騎のサーヴァントが戦うことを聖杯戦争というのだと。
「実は2004年のここ、冬木では聖杯戦争があったことが確認されてるの」
「まさか所長・・・!歴史を歪めた何かとは!」
「そう。この状況はおそらく聖杯の力によるもの。つまり聖杯の所有者を見つけ、そいつから聖杯を取り上げれば」
「この特異点Fは消滅し、私達はカルデアに戻ることができる!」
説明してるときの所長は生き生きしていて、凄まじいほどのどや顔をしていた。
こういう時は可愛いのに。
《四人とも聞こえてるかい!?今すぐそこから逃げるんだ!》
うわっ。なんだろう?急に。
「どうしたの?ロマニ」
《この反応間違いない。気を付けろ!そっちにサーヴァントが向かってるぞ!しかも、三騎!》
もう少しオリ鯖にも喋らせてあげたいな~。