fgo にオリ鯖を出してみた   作:もーふちゃん

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七話目です


疑問

「・・・で?後ろの男は誰なのよ」

 

 合流できた私達に所長は聞いてくる。

 

 後ろの男とはもちろんキャスターの事だ。

 

「俺か?俺はキャスター。簡単に言うとアンタらの味方だな」

 

 キャスターの答えに所長は頭を抱える。

 

「一応聞くけど真名は?」

 

「絶対に言わん!」

 

「なんでよ!全くどうしてこうサーヴァントは真名を隠したがるのかしらね」

 

 所長はキャスターとバーサーカーを交互に見る。

 

 キャスターはよくわかっていない様だが、バーサーカーは明らかに目を逸らしている。

 

「まあ、良いわ。それで?ここで何があったの」

 

「あー。なんつうかな」

 

 所長からの問いにキャスターは困った表情をする。

 

「ここで聖杯戦争があったのは知ってるな?」

 

「ええ。ですが、いくら聖杯戦争でもこんな惨状にはならないはずです。」

 

「普通ならな。だがーー」

 

 キャスターは言葉を続ける。

 

「俺達の聖杯戦争はいつの間にか別の物にすり替わっていた。」

 

「街は一夜にして燃え、サーヴァントだけを残して人間は消え去っちまった」

 

「なっ・・・」

 

 あり得ないといった反応をした。

 

 だが、実際に起こっているのだから認めざるを得ない。

 

 すると、さっきまで黙っていたバーサーカーが喋りだした。

 

「待て。だとしたら何故貴様はまだ消滅していない」

 

「あっ、そういえば」

 

 サーヴァントは普通ならマスターが死んだ時点で消滅するのだがキャスターはまだ生きている。

 

 例外も無いことには無いのだが、おそらくキャスターはそれに該当しないだろう。

 

「さあな。俺にもわからん。ただ、何かに繋ぎ止められてるのは確かだ」

 

「そうか・・・。すまなかったな」

 

 そう言うと、また黙ってしまった。

 

 キャスターは彼女の雰囲気に何か来るものがあったのか、しばらく彼女を見ていたが、すぐに話を戻す。

 

「そんな中真っ先に聖杯戦争を再開したのがセイバーだ」

 

「奴さん水を得た魚みてぇに暴れだしてよ、次々とサーヴァントを倒していきやがった」

 

「残ってんのは俺だけだ」

 

 セイバー

 

 バランスの取れた能力から、聖杯戦争では「最優」と称される。

 

 それならば勝ち続けるのも理解はできるのだが、あんな奴らを五騎も倒すとは一体どんな奴なんだろうか。

 

 想像してみるも、思い浮かんでくるのは剣を持った恐ろしい怪物の姿だけだった。

 

 しかし、そこで一つ疑問が浮き出てきた。

 

「あれ?じゃああのサーヴァント達は何?」

 

「あれが、セイバーに倒されたサーヴァント達だな」

 

「奴に倒された後、真っ黒い泥に汚染され奴の手駒になっちまった」

 

「つっても、泥でなんとか形を保ってるだけの骸だな」

 

 それでもあんなに強いのか・・

 

 一瞬不安になったが、大丈夫だと自分に言い聞かせてなんとか気持ちを切り替えた。

 

「それでは、キャスターさんがセイバーを倒せば・・・」

 

「この街の聖杯戦争は終わるだろうよ」

 

「だが、いかんせん戦力が足りなくてな」

 

「・・・わかりました」

 

 ここまでの話を聞いた所長が、判断を下す。

 

「マシュ、立香よく聞きなさい」

 

「この聖杯戦争を終わらせる事は、特異点の解決に必要不可欠だと判断しました」

 

「キャスターに協力して、速やかにセイバーを排除しなさい。」

 

「はい!」

 

「了解しました。所長」

 

 格好いい・・・

 

 やっぱりこう言う時は頼りになるなー。

 

「そんじゃあ、早速セイバーの根城に殴り込みにいくか」

 

 キャスターは前方の大きな山を指差す。

 

「それに多分、特異点とやらの原因はあそこだろう」

 

 

 

 

「この土地の心臓、大聖杯だ」




また喋らなくなった・・・
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