イッセーと黒猫の恋物語   作:kue

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五猫

俺に出会うよりもずっと、ずっと前に猫又姉妹の

両親が死んだらしい。

身寄りを失った2人はその日を生きるので

精一杯の状況でフラフラしていたらしい。

そんなとき黒歌は上級悪魔からビショップの才能があると

言われ、イーヴィルピースを用いて悪魔に転生して、

下僕になってほしいと言われた。

黒歌はまだ幼い白音ちゃんの為に、

白音ちゃんも住まわせる―――という条件付きで転生した。

そして黒歌は戦いの中で仙術、妖術の二つを会得しその名が知れ渡ったらしい。

その途端に主である悪魔が豹変し白音ちゃんにまで無理やり仙術、妖術を

会得させようと無茶なやり方を実行したらしい。

 

 

 

 

「そして、その悪魔を殺して白音を俺に任せた…と」

俺の問いに黒歌は静かに頷く。

「この事は白音には黙ってて欲しいにゃん」

……もしも白音ちゃんにこの事実を言えば白音ちゃんも

黒歌について行きかねない。

妹にだけは自分とは違う道を歩んでほしい…そういう事だな。

「イッセー……もう二度と会えないにゃん」

「は?な、何言って」

黒歌の言っている事に俺は理解が追いつかなかった。

「私は主を殺したはぐれ悪魔にゃん。いずれイッセーにも

被害が及ぶにゃん。イッセーにだけは」

「お、俺だって力があるんだ!」

俺は籠手を呼び出して黒歌に見せるが黒歌は首を横に振る。

「駄目にゃん。私を追ってくる悪魔は

イッセーよりもはるかに強いにゃん」

「だったらこのままお前を放っておけっていうのかよ!」

「……そうして欲しいにゃん」

っ!

パチィィン!

俺は感情に任せてボロボロに泣きながら黒歌の頬をはたいた。

「ふざけんなよ!なんで!…なんで好きな女を目の前で

苦しんでるのに放っておかなきゃなんねえんだよ!」

「っ!?」

お、俺、何言ってんだ!?く、黒歌が好き!?いやいや!

『何を否定することがある』

頭の中にドライグの声が響いてきた。

『いまさら後戻りしてどうすんだ。ほら、前に進めよ』

………そうだよな。

「イ、イッセー?」

「ああ、そうさ!俺は黒歌が好きなんだ!大好きなんだ!

なのになんで放っておかなきゃならないんだよ!確かに

俺は頼りないかもしれないしただのおっぱい好きな変態だ!

でも、お前を護りたいっていう気持ちは」

ああもう!俺は何言ってんだ!

言ってることがむちゃくちゃじゃねえか!

「…イッセー」

「く、黒歌」

いきなり黒歌は俺に抱きついてきた。

彼女の方は少し震えているように感じた。

……泣いてるのか?

「せっかく黙ってたのに……イッセーが

言ったせいで吹き出てきたにゃん」

な、何の話だ?何が噴き出るんだ?

ふと、黒歌の腰のあたりに視線を落とすと尻尾が右に左に忙しく振られていた。

え、えっとこういうのって嬉しい時だっけ?……あれって犬だっけ?

まあ、それは置いておいて…嬉しい?…つまり俺の告白が?…まさか~

「イッセー……私は犯罪者にゃん……それでも」

こ、この反応ってオッケーだって言う事で良いんだよな?

「関係ない。犯罪者だろうが俺は黒歌に惚れたんだ。

周りが敵だらけになっても俺はお前の傍で味方だ」

 

 

 

 

……自分で言っててめっちゃ恥ずかしい!

か、顔が熱いのが分かる!

「……イッセーはエロエロだけかと思ってたけど…案外男らしいにゃん」

「うっせえ」

俺は恥ずかしさから赤くなった顔を黒歌に見られないように強く抱きしめた。

だってこんな顔見られたらあと後、何言われるか分かんねえからな。

……ところでさっきから誰かに見られてるような気がする。

俺は視線だけ動かして周りを見てみると

「………」

「「………」」

ドアが開いていたそこから俺の部屋を覗いていた母さんと目が合った。

「ユ、ユウハンデキタカラオリテラッシャイ」

片言でそう言うと母さんは階段を下りていき

「お、おとうさぁぁぁぁん!イ、イッセーが!イッセーが!」

「どうしたんだ!?」

「黒髪美女と抱き合ってるうぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「何ぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

ヤ、ヤバい。非常にヤバい、どうする俺。

人生で一番ヤバい時かもしんない。

「…ひと先ず、また今度来るにゃん」

「あ、ああ……黒歌」

「なn」

チュッ!

俺は黒歌がこっちを振り向いた瞬間にキスをしてやった。

お、俺の夢第一号が叶った!!

「にゃ」

「にゃ?」

「にゃぁぁぁぁー!」

黒歌は顔を真っ赤にして窓から外へとかけていった。

…顔が真っ赤な黒歌が可愛いと思ったのは末期症状か?

…その前に下の2人をどうにかするかな。

二階にいるにもかかわらず凄い声が響いて来ていた。

俺は終末戦争になりかねない下の状況を抑えるべく下に降りていった。

 

 

 

その頃、黒歌はというと

「にゃぁぁぁぁーん!」

「…なあ、ヴァーリ。あいつ何で屋上で叫んでんだ?」

「さあな。俺に訊くな」

案外ウブな黒歌さんだったとさ。




おはようございまーす!
今週のジャンプ読みましたか?
もう、ブリーチが最後らへんになっていますよ~(泣)
それでは!
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