俺がジャンプした部屋は何やらアニメオタクの家っぽかった。
だって壁にはポスターがやたら貼っており床には大量のフィギュアが、
そして本棚には同じ物が三冊くらい配列していた。
「こ、これがうわさに訊く鑑賞用、貸し出し用、読書用か!」
こういう人に限ってお金持ちなんだよな。
「あり?悪魔さんもう来ちゃったの?」
「あ、はい!新人の……ブハァ!」
俺は振り向いた瞬間に見えた景色に鼻血を吹いた。
だって!だって!目の前に超グラマラスで美人な外人さんがいるんだぞ!
超巨乳だし!しかもバスタオル一枚というなんと素晴らしき格好だ!
「ん?どうしたの?鼻血なんか出して」
「い、いえ…新人の一誠です」
「私はシャルル、よろしくね」
ああ、フランスの方か。
俺は彼女が出してきた手を握ろうとした瞬間
「きゃあぁぁぁぁぁ!!!」
「おわぁぁ!」
バタァァン!!
何故か思いっきり背負い投げされてまともに受け身を取れず背中から床に落ちた。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!」
今、シャルルさんは俺に土下座をして謝っている。
さっき、俺を握手をしようと手を握ろうとした瞬間に背負い投げをしたことを謝っている。
聞くところによると男の人が苦手で触れられると癖で投げてしまうらしい。
…癖で投げるってどんなんだよ。
「で、依頼の内容は……ところで早く出てくれません?」
シャルルさんは布団にくるまって俺を見てくる。
何もしないよ。
…というよりしたら俺の関節ちゃん達が泣きわめくからな。
「そ、その……わ、私の処女を貰ってください!」
……はい?
その瞬間だった。
シャルルさんの部屋に一つの魔法陣が出現した。
「し、白音?」
そう、ジャンプしてきたのは白イタタタタタタタ!
「兄様!姉様という愛する女性がいながら!」
「イタタタタタ!逆エビがためは止めて!」
白音は俺に制裁を加えるとそそくさと帰っていった。
「あ、あの大丈夫?」
「ええ、だいじょ」
「きゃあぁぁぁぁ!」
バタァァァァァァァァン!
がふっ!もう勘弁してくれぇぇぇぇぇぇ!
翌日の放課後、部室に行くと不機嫌そうな顔をした部長がいました。
「…前代未聞よ。契約を取らずに背負い投げだけされて帰ってきたのは」
「すみませイツツツ。白音、もうちょっと優しく」
「…はい」
俺はソファーに横になって仙術で白音に治療をしてもらいながら
部長のお叱りの言葉を喰らっていた。
「だ、だってあの契約者さん触れられるのも嫌なのに処女を
貰ってくれって言う方が無理ですよ」
「…うん、まあ今回は帳消しにしてあげるわ」
流石部長様です。
「次回はちゃんととりなさいよ」
「…精進致します」
『Boost!』
「ふむふむ…悪魔になった俺は今は12回まで倍加出来るのか」
『まあ、もともと鍛えてたものがあったからな』
今俺は公園で黒歌から習った仙術の復習と籠手の力を調べていた。
あ、ちゃんと周りに人いないか確認したぜ?
「そんで後の能力は譲渡…だっけ?」
『ああ、倍加した分を譲渡し強化することができる』
それはさっき実践したさ。
俺は魔力を操るのが苦手なんだが譲渡使ったらなんとかできた。
「後は…バランスブレイクだな」
禁手…セイグリッドギアの最終戦術…と俺は考えている。
ほら某死神マンガの〇解みたいなもんだ。
「兄様」
おっ!白音も来た事だしこの辺で切り上げますか。
「にしてもいい天気だな」
「はい…とてもいい天気です」
白音は眠たそうに小さな欠伸を一つした。
…猫って日向ぼっこしてる時によく寝るけど心地いいのか?
「帰ったら昼寝しような」
「……はい」
今日は土曜日だから半日だし。
そんな恥ずかしそうに顔赤くするなよ~
「ひゃん!」
後ろから誰かの声が聞こえてきた。
「うぅ~何で何もないところでこけるのでしょう」
それは君にドジっ子属性が付加されているからです。
「あ!」
風が一瞬強く吹いて被っていたヴェールが飛んで行ってしまった。
「よっと!!」
それを俺はジャンプしてキャッチし、シスターに返そうとすると
「あ、ありがとうございます~」
ヤ、ヤベェェェェェェェェェ!!!!めちゃくちゃ美人です!
どこぞの怖いヤンキーみたいにエセ金髪ではなくて純粋な金色の髪に
グリーン色の双眸が俺を射抜いていた。
「ふん!」
「ぎゃん!」
た、頼むからルークの力で鳩尾を殴るのは止めてください。
「あ、あの~」
「あ、だ、大丈夫!?」
「はいぃ~。えっと、ここら辺に教会ってありますか?」
「教会ならあるけど…もしかして迷子?」
「はい。ここに来たばっかりで日本語もあまり上手ではなくて」
あ、そっか。俺は悪魔だから外国の言葉でも日本語に聞こえるんだ。
「案内するよ。着いて来て」
そうして俺はシスターを教会に連れていきました。
終始、白音に睨まれながらですが。
「今後二度と教会に近づいちゃダメよ」
只今、俺と白音は部長にお叱りのお言葉を受けています。
「え、えっとですね。いい訳をしてもよろしいですか?」
「ええ、どうぞ。私が怒らない程度に」
ひぃ~!!もう既にオーラが怒ってらっしゃる!
「シ、シスターを」
「イッセー!」
「はいぃぃ!」
「シスターを送っていたって貴方は言いたいんでしょうけども
貴方はさっきまで
どこから光の槍を受けてもおかしくない状況だったのよ!
今の天使と悪魔の関係は最悪なものになってるわ。
シスターと一緒に悪魔がいたというだけで糾弾される。
……ごめんなさい、少し熱くなりすぎたわ」
「は、はい。すみませんでした」
「分かってくれればいいわ。イッセー」
すると真剣な表情をした朱乃さんが部屋に入ってきた。
「部長。大公から討伐の命令が来ましたわ」
今日のフォーゼの最終回最高でした!
連続ステイツチェンジ、選曲。どれをとっても凄かったです!
それでは!!!!!!