イッセーと黒猫の恋物語   作:kue

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九猫

はぐれ悪魔、そんな存在がいるらしい。

せっかく下僕にしてもらったにもかかわらず主を

殺したり裏切ったりした悪魔のことをはぐれ悪魔という。

そんな訳で俺たちは今町のはずれにある廃屋に来ていた。

電灯も全くなく周りは真っ暗。

「あ、あの俺がいなくてもこの面々なら大丈夫なのでは」

「駄目よ、貴方も私の下僕なのだから一緒に来るの」

はぁ~せっかく家に黒歌がいるって言うのによ~。

まあ、母さん達とは仲が良すぎるから暇にはならないとは思うが。

「…兄様。速攻でけりをつけましょう。できれば1分」

「よっしゃ!任せろ!」

若干白音も不機嫌である。

 

 

 

 

廃屋の中に入ると辺りに血の匂い、そして一体の悪魔を感じた。

俺も黒歌から仙術を習ってるから誰がどこにいるのかとかぐらいは分かるぜ?

まあ、あまり戦いで使えないんだけどさ。

「良い匂いがするぞ?不味そうな匂」

ボゴォォォン!!!

はぐれ悪魔が出てきた瞬間に俺と白音の怒りの鉄拳が相手の顔にめり込んだ。

「さ、最初くらい言いきっても…良いじゃない…か」

「てめえのお陰で楽しみを遮断されたじゃねえか、こら」

『Boost!』

「……兄様と姉様のイチャイチャタイムを遮る者は…万死に値します」

「は、はぁ!?な、なんのこと」

「「問答無用!」」

バコォォン!!

「んぎゃぁぁ!!」

俺と白音の鉄拳が相手の腹にめり込み殴り飛ばしたと同時に白音が相手の

蛇のように長い胴体を片手でつかんでジャイアントスイングしだした。

「……兄様いきますよ」

「ああ、来い!」

白音が振り回していた相手の尻尾を離すとものすごい速度で俺の方に近づいてきた。

「うわぁぁぁぁぁ!」

「赤龍帝ゲンコツパーンチ!!」

バコォォォォォン!!!

「ガハッ!」

はぐれ悪魔は血を吐いて床に倒れ伏した。

俺達は何も言わずにハイタッチをかわした。

 

 

 

「あ~言い残すことは」

「…こんな状態であると思うか?」

「よね」

その後、部長さんの攻撃を受けてはぐれ悪魔バイザーは消滅した。

「イッセー。凄いじゃ……イッセーは?」

「小猫ちゃんとともに猛ダッシュで帰っていきました」

「………はぁ」

部長は呆れ気味に大きなため息をつきました。

…この先…もっと部長にため息をつかせるようなことが起きる…

そんな直感にも似た確信を僕――――――木場祐斗は感じていました。

 

 

 

仕事を終えた俺達は家に帰り部屋に入った。

「お帰りにゃん♪イッセー!」

「黒歌!」

部屋に入った途端に俺の胸に黒歌が抱きついて来ていい匂いがしてきた。

はぁ~黒歌のこの匂いを嗅いでたら安心するよ。

うんうん、黒歌のおっぱいもいつもどおり柔らかいし。

「寂しかったにゃん」

「少しあけたくらいだろ?まあ、俺も少しさみしかった」

俺は黒歌にキスをすると黒歌は顔を真っ赤にして猫又モードに入った。

毎度、俺が不意にキスするとこうやって、猫又モードに入り甘えん坊さんになってしまう。

その時の黒歌の可愛さと来たら。

「ふにゃ~イッセ~」

「ん?なんだ?黒歌」

俺は黒歌の頭を撫でながらキスを何回かする。

あ~本当に黒歌に惚れてよかった。

それから少し経つと黒歌は元の居場所へ帰っていった。

 

 

 

 

その翌日の晩、俺は部室で依頼を待っている空き時間を

白音との会話で潰していた。

「へ?俺がモテてる?」

「…はい」

白音曰く俺は一年生の間では結構モテているとの事。

「…いつも教室では兄様の話をよく耳にします」

ん~そう言われても、もう俺には黒歌がいるからな~。

彼女に会うまでの俺なら発狂して喜んでいたんだろうけど今は…ねえ~

「兄様は優しいので困っている生徒を見ると助けるのでそれの所為かと」

「まあ、それはそれで良いんじゃね?」

「…兄様がそう言うなら」

そう言って紅茶をズズっと啜る。

「この紅茶美味しいですね」

「ふふ、ありがと、兵藤君。おかわりは如何?」

「あ、もらいます」

俺は空っぽになったカップを姫島先輩に渡した。

ん~姫島先輩は大和撫子だな~。

清楚で美しくて…しかも超おっぱいがでか

「ふん!」

「グフッ!」

ドコォォ!

白音は無表情のまま、まるで呼吸するかのように

自然な状態で俺の鳩尾を殴ってきた。

バ、バカな…仙術は心の中まで読めるのか!?

俺は毎度のごとく黒歌以外のおっぱいを想像してしまい

鳩尾にルークの超絶な握力+腕力のパンチを頂戴した。

「どうしたんですの?」

「い、いえ何も。あ、ありがとうございます」

俺がカップを先輩から貰った瞬間

パリィィィィン!

俺が姫島先輩からカップを貰うとそのままカップは俺の手から

滑り落ちていき床で、粉々に砕け散った。

しまった……つい昔のままで右手で貰っちまった。

「あ、すみません」

「いえ、良いですわ…ですが、どうかしたんですか?」

姫島先輩は俺の右手を心配そうに見つめてきた。

「まあ…昔、右手を怪我したもんで

右の握力が著しく下がってしまったんです」

まあ、白音も護れたしドライグにも会えたから別に良いけどな!

 

 

 

 

その時、床に魔法陣が現れた。

「来たみたいだよ、イッセー君」

「オッケー」

俺は魔法陣に乗って依頼人の元にジャンプした。




どうも~。
時々話が短いと言われるんですが3000文字を超えない話で行く、
というのがKueの目標なのでこれ以上は長くできません。
それでは!
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