ソードアート・オンライン ~幼い心は強く~   作:紅風車

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初めましての方は初めまして。
お久しぶりの人はこちらもよろしくです。

今回もユウキ生存の小説です。
新しく書こうと思って書き出したのがこれですね。
いつも通り不定期更新で作者の気まぐれですが、それでもよければ見て行ってください。

予定では数話ほどSAO前です、ご容赦下さい。


SAO編:仮想の世界
【SAO編:小さな一歩】第一話


2022年11月7日。

ある人達にとってはこの日はとても待ち遠しい物となっただろう。

科学技術が進み、世界中では日本で初めて体感型フルダイブゲームが開発された。

βテスターの分も合わせて一万本限定ではあったが全国の量販店やゲーム店で販売され、数分で売り切れた。

そんな大人気ゲームにもなろうとしているゲームを開発したのは物理学者でもある()()()()ともう一人いた。

 

 

その人物は世界的にも名を残し、不治の病とされた難病の『AIDS』の原因となった『HIV』を完全に死滅させる特効薬を開発をする。

しかしその人物は唯の一回として名を明かさなかったという。

とある病院に一つの薬瓶とその薬剤の効果と効率的製造法を記載した書類を置いていっただけだという。

無論こんな怪しさ満点の薬剤は使われることもなく廃棄される・・・はずだった。

ある少女がこの薬剤の被験者になると声をあげ、その効果は本物だと証明されたために、この薬剤を作り出した本人を探すべく国家総出で探し回るも手がかりの一つも見つけることすら叶わず闇の中へと葬られていった。

 

しかしこの人物は茅場晶彦本人にどのようなコンタクトを取ったのか分からないが、ゲーム製作の協力をすると言い茅場晶彦と共に作り上げたという。

茅場晶彦は語った。

 

『あの人がどのような人なのかは一切分からなかった。私よりとてつもない考えをお持ちであり、私にはその片鱗を理解できるとは思えない』

 

天才とはひたすらに孤独。

まさにこのことなのだろうと察せる。

しかし姿を一つも見せなかったのは何か理由があったのか分からないが、茅場晶彦曰く『姿見が重要じゃない。本人が無意識にだしているオーラのようなものは不思議な感覚』だという。

 

 

これはその謎が多い人物のお話。

どのような人生を歩んでいるのか、それを綴ってみようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年のある日。

 

小学一年生の俺はトボトボと毎日変わらない風景を見ながら学校を下校していた。

基本的に俺は独りで行って帰っている。

友達が居ないのもあるが、俺の見た目で作れる気がしない・・・というのが本音だ。

 

俺の見た目はぱっと見女の子にしか見えないだろう。

身長は128cmほどで髪の毛が腰にまで伸びている。

最初は切ろうとしたのだが家族に・・・主に母さんが何というか、切らないで欲しいという願いを込めた涙目で見つめて来るので切るのは諦めた。

髪が長い分、お風呂が大変だけどそこは慣れ。

次第にどうすればしっかりと洗えるのか方法も見つけて今に至る。

 

「ん・・・寒い・・・」

 

結構厚着をしているとは思うも俺の体は我慢が出来ないのか寒がりらしい。

女の子特有なのだが・・・どうやら俺の体は女の子に近いため凄く冷えやすい。

こればかりは家族も手間がかかったらしい。

しかし時代の進歩で携帯型カイロを持ち歩くことで何とか対処している。

それでも防寒ガッチガッチだが。

 

「・・・はぁ・・・」

 

小学生に限ったことじゃないけれど子供というのは独りぼっちで過ごす子を疎むような感じがする。

無論それは俺も同じで独りで過ごすからか、クラス全体から浮いている。

そしてそういう子は大概グループを形成している子達の虐めの対象になりやすい。

俺はそこまで気にはしないけれど普通の子はそんなの無いからなぁ・・・。

 

「・・・早く、帰ろ・・・」

 

何というか後ろに人の気配がするので走って帰る。

走って帰っているからか後をつけるのはやめたのかすぐに気配は無くなったけど、早く家に帰ってしまう。

寒いし。

 

「・・・ただいま・・・」

 

俺がそう言っても誰も出迎えはしない。

父さんは大手企業の社長であり、母さんは研究職なのであまり家に帰ってこない。

姉さんもいるが、今の時間は午後3時。

中学生の姉さんはまだ授業か部活動で帰ってこないだろう。

後は、一つ下に妹がいる。

頭は正直良くないが、兄姉想いの良い子・・・だと思う。

俺に対する目線が熱いときがあるけど・・・気のせい。

 

「・・・暇・・・だな・・・」

 

こればかりは仕方ない。

俺だってしっかりと理解はしているし、両親が忙しいというのも承知だ。

それでも・・・寂しいと感じてしまう。

迷惑はかけないようにそういったことは言わないが。

 

「まだ、時間あるし・・・寝よう、かな」

 

姉さんに怒られそうな気がするけど、ちゃんと理由をいえば大丈夫。

哀しそうな表情をされるときもあるけど・・・なんでだろ?

まぁ・・・良いかな。

 

「・・・ん・・・」

 

いざ寝ようとしたらすぐに瞼が閉じた。

そんなに疲れてたのかな。

そんなに()()()()()()()()()()から良いけどね。

晩御飯を作れる時間までに起きれたら・・・じゅう・・・ぶん・・・。

 

 

 

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