キン肉マンを久しぶりに見て、ステカセキングの魅力に取り憑かれましたので、思いつきで書いてみました。
それでは、どうぞ。
「ちく…しょう…。」
俺は薄れゆく意識の中で、目の前の視界が暗くなっていくのを見ながらそう呟いた。
(負けちまったか…。ケケケ…。ターボメンのヤツめ…あんな事が出来るなんてよ…。悪魔将軍様の命令だってぇのにしくじるとは…。ケケ…悪魔超人の名が泣くぜ…。また超人墓場行きか…。また暇になりそうだな…。しかし、無念だぜ…。)
肉体から離れた俺の魂は、すごいスピードで移動すると超人墓場に着いた。そして、俺は霊体になったが、何故か超人閻魔の前にいた。
「何だ?こいつぁどういうこった?閻魔様よォ?いつもはあの墓場に直接送られるじゃねぇか?どういった事でオレがここにいるんだ?」
俺は閻魔を睨みながらそう言った。閻魔は俺を睨みながらこう言った。
「グロロロ…。ステカセキングよ!貴様はせっかく蘇ったのにまた死におったのか?えらく早いお帰りだのぅ?まだ貴様が蘇って1ヶ月も経っておらんぞ?」
「ケッ!大きなお世話だ!悪魔超人のこの俺が!悪魔将軍様の為に働いて死ねたら本望さ!ケケケ!」
閻魔の言葉に俺は嘲笑いながらそう言った。
しかし、閻魔はまるで見透かす様にこう言った。
「悪魔将軍の為?いいや?違うな?ウォーズマンの為だろう?」
閻魔の言葉に俺はピクっと反応した。
「…ケケケ!閻魔が何を言うかと思えば…!ケケケ!そんな筈がねぇだろうが!俺は悪魔超人だ!正義超人のウォーズマンの為にリングに上がるはずが…!」
「グロロロ…!なら、何故?ウォーズマンのテープだけは残しておるのだ?昔のテープは全部倉庫行きにしたのだろう?ウォーズマンより強い超人はいただろうに…。そうだろう?ステカセキングよ」
俺は無言になりながら、閻魔の野郎を睨みつけた。
閻魔は俺を見ながら、笑うとこう言った!
「ステカセキングよ!貴様は戦えぬウォーズマンの為に、リングに上がったのだ!例え…悪魔将軍の命令だとしてもな!その美しい友情の為に死んだのだ!そんなお前には特別に…」
「特別ぅ?何だ?生き返らせてくれるのかぁ?」
俺はそう言いながら閻魔を見た。すると、閻魔は剣を俺に向けるとこう叫んだ!
「ステカセキング!貴様を転生の刑に処す!この世界では無い人間の子として生まれ!貴様の力を世の為!人の為に使うがいい!」
「…!!!。何だと!ふざけんじゃあねえ!超人である事をやめろだと?悪魔超人であるこの俺が!転生なんて嫌だ!断るね!力のない人間になるなんてよォ!」
俺は閻魔の言葉に激怒しながら叫んだ!しかし、閻魔は俺にまた剣を向けるとこう言った。
「グロロロ…。ただの人間では無いぞ?ステカセよ…。ただのな?
さぁ!転生するがいい!」
閻魔の野郎は俺に剣を向けた!すると、天井から雷が落ちてきて俺に当たった!
「おい!ちょっと…!ま!」
俺はそれだけ叫ぶと、目の前が真っ白になった…
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「おぎゃあ!おぎゃあ!(ん…あ?赤ん坊の声がするぞ?どこからだ?)」
俺は、薄ら見えてきた景色を見回した。俺は籠のようなところで寝ており…籠の周りは、日本家屋の様な造りの畳と障子のあるところだった。俺はぼうっと辺りを見渡していると遠くから誰かが走ってくる音が聞こえた!
(や!やべ…!)
俺は少し身構えた!近くの障子が開くとそこには美人な人間がたっていた!その美人は俺に近づくと言った。
「加瀬ちゃん♡どーしたのかなぁ?お腹がすいたの?少し待ってねぇ?もうすぐで離乳食できますからねぇ?」
(は?何言ってやがるんだ?)
女はオレに近づくと、俺を持ち上げた!
(おいおい!持ちあげんじゃねぇよ!何を…しや…?)
俺は女に抱き抱えられて気づいた…。
(何か小さくなってねぇか?オレは700キロある筈だぞ?それに…手が…!)
俺は目の前にあった手を見て…愕然とした。俺の腕は無機質なロボットアームのようなものではなく、人間の赤ん坊の手になっていた!
(おいおい…!嘘だろ?まさか!)
女に抱っこされている状態で、女の前にあった壁掛けの鏡を見た…
そこには…人間の女と人間の赤ん坊がいた!
(嘘だァァァァァァ!?)
俺は鏡に映った自分を見ながらそう叫んだ
このオレが無理矢理転生させられ…約五年の月日が流れた…。
俺が転生した国は、日本だった。
そして転生した俺の名前は、
この素照家の先祖は、ベルギー出身の人間だったそうだが…。昔にビールの技術を教えにこの日本に来て、そのまま日本に住むようになったらしい。だから、俺の父親は古くから続く酒会社を経営している…いわゆる金持ちだ。
(それにこの世界は前にいた世界様に俺の様な悪魔超人や正義超人はいないが…。代わりに人間には"個性"というものがある。個性は不思議な物で人それぞれで色々なものがある。火を吹けたり、体を大きく出来たりな!その個性を使う事で、悪事を働く者それを成敗する否、ヒーローという職業がある。基本的に個性の強い子はヒーローになるそうだ。)
「加瀬ちゃん?どうかしたの?」
「いや、何もないよー?母ちゃん?」
「そう?ならいいわ?」
俺を不思議そうに見てきた母親に俺はそう言った。母親は首を傾げながら洗濯物を干しに行った。
(この世界で俺は、悪魔超人のだった時のような事はできないかと最初は気を落としたが…。しかし、この世界の"個性"というもので救われた!
俺の個性は"ステレオカセット"!超人の時の様にカセットの変えるだけで色々なやつの個性を使えるようになる!しかも、昔は足にあったヘッドホンが手のひらに移動していた!しかし、悪魔の
五歳の子供になった俺は砂場で遊びながら、空を見上げ涙を流した。
俺はあれから成長して10歳になった。
色々な事があったが、それよりもこの10年で俺は、前の世界で味わえなかったものが、味わえた。それは親からの愛だった。
俺の母親の名前は素照 玲子というらしい。母の個性は、レコード。
聴いた歌をそのまま同じ声で歌えるようになる個性だそうだ。
結婚する前は歌手として活躍していたらしい。
母は俺にとても優しい人だ。俺をとても愛して大事に育ててくれる。俺は…前の世界では受けれなかったそれを、この世界では感じれた。それにはとても感謝している…。
俺は母さんの事を思い出しながらしんみりとなったが、頭をブンブンと横に振ると思った。
(し…!しかし!俺は悪魔超人だ!絶対悪になってやるぜ…!
だから!俺は今研究のために!ヒーローのビデオを見てるんだ!これも研究の為だ!俺のカセットにこいつらの個性をコピーしてやるぜ!ケケケ!)
俺がテレビに映るヒーローの動きを見ていると…部屋の扉が開き母さんが入ってきた!
「加瀬ちゃん?ダメじゃない!暗くしてテレビなんて見ちゃ!それに良い子はもう寝る時間ですよ?」
「ゴメン!母さん!」
俺は条件反射でベッドに慌てて入った。母さんはテレビを消すと俺を見て言った。
「おやすみ!いい夢を見てね?」
そう言うと母さんは部屋を出ていった。
(クソォ…悪魔超人のこの俺が…( ˘ω˘ ) スヤァ…)
十三歳になったある日…。
街に来ていた俺はあるヒーローが戦っているのを目にする…。
それは平和の象徴と呼ばれるヒーローだった。俺はそれを見て思った。
(なんてパンチ力だ…。バッファローマンよりも強いパンチじゃねぇか!個性があるとはいえ、超人よりも強いパンチを出来るなんてよ!
憧れるぜぇ!その強さ!コピーしてやるぜ!)
そして、俺は脇腹にある録音ボタンを押したが…何故かカセットにはそいつの個性は入らなかった…。何でだ?
十四歳になったある日…。
家の屋根裏を漁っていると…この世界にある筈のない物があった…!それは…あっちの世界の俺の顔と木箱に収められた超人大全集だった!その木箱には一枚の紙が入っていた。
( 忘れ物 だ )
「…!!ケケケ!閻魔の野郎め!こんな餞別をくれるとは気が利くじゃねぇか!ケケケ!面白れぇ!これで悪の頂点になってやるぜ?」
「加瀬ちゃーん?コタツあったー?」
俺は母さんの言葉に慌てて返事をした。
「まだ見つかってないよー?それよりも!母さん!これは何?」
俺は超人大全集と超人の顔を持って、母さんに近づいた。
母さんはそれを見ると言った。
「そのロボットの頭は…お父さんのビール会社のやつよ?それでこれは…お父さんが集めてたやつね!昔からコレを集めるのが好きだったわー」
母さんは頬に手を置きながらそう言うとほっこりと笑った。
「そうなんだ!なら、これ貰ってもいい?」
「いいわよー?」
俺は小躍りしそうになりながら、超人大全集と前の顔を手に入れた!
(これでまた1歩野望に前進だぜ!ケケケ!)
15歳になったある日…母さんがヴィランに襲われて重傷を負った…。
買い物の最中襲われたらしい…
許せねぇ!ただの個性を使いたいだけのバカ野郎が!前世は…悪魔超人だった俺だが!俺に良くしてくれた肉親に手を出すならば話は別だぜ!
必ずヒーローになって!ヴィラン共をこの世から駆逐してやる!
俺はこの日よりヒーローになると心に決めた…。
はい!次は入学試験です。
主人公の設定
素照 加瀬
髪色は銀色
身長は182cm
体重は70キロ
趣味は観察、音楽を聴く、プロレス鑑賞
特技はモノマネ、改造、プロレス技
好きなものは母さん、スパゲティ
嫌いなものは、ヴィラン
顔は目は切れ長でイケメンだが…普段は前世の顔を改造したマスクを被っている
胸にはカセットを入れる場所があり、そこにカセットをセットする。
両手の手のひらはヘッドホンになっており、大音量の音を出して物を破壊することも出来る。手のヘッドホンからはラジオも聞こえる。
脇腹には音量大小を調節できるツマミがある。胸のところにはボタンが揃っている。
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