とある鎮守府に所属している一人の駆逐艦娘がいた。
彼女の名前は電(いなずま)。特Ⅲ暁型四番艦の駆逐艦の艦娘である。
彼女は艦娘でありながら戦うのは好きではなく、敵でも助けたいと思う心優しい女の子だった。
それでも仲間や姉達を守る為に日々頑張り続けていた。
そんな彼女には一つだけ楽しみがある。
それは・・・
◇
「ふぅ、着いたのです」
今日は週に一回の休暇。普段なら姉妹である暁ちゃん達とお出かけしたりするのですが、偶には一人になりたいときがあるのです。
実を言うと、私は皆には内緒にしていることがあるのです。
「いらっしゃいませー!」
目的のお店に入ると、カウンター席のみの店内は既にほぼ満席。
でも幸いな事に待ってる人はいないので、入口に設置してある食券を購入して、待つ人の為の椅子に座るのです。
5分くらい待っていると、お店の人に空いている席を案内されたのです。
食券を渡し、目的のモノが来るまでお冷で喉を潤うのです。んー、冷たいのです。
チラッと隣を見ると、みんな美味しそうに啜ってるのです。うー、私のお腹も空いてきたのです。
「へい、お待ち!」
あ、来たのです!
私が頼んだのは『鯵ニボそば醤油』なのです。そう、ラーメンなのです。
実は私は、大のラーメン好きなのです。でも、恥ずかしいので皆には内緒なのです。
このラーメンが食べられるのは東京の池袋にあるラーメン屋さんなのです。
ちなみに私がこのお店に来るのは2回目。最初は知らなかったのですが、このラーメンの特徴は、設置されている調味料によって味が変化するのです。
胡椒だとラーメンになり、七味だとそばに変化するので、面白いのです。
今回ももちろん得のせ(味玉、海苔3枚、チャーシュー2枚)なのです!
前回は胡椒で楽しんだので、今回は七味で楽しむのです。
では、頂きます!
まずはレンゲでスープを一口。ああ・・・美味しいのです。さっぱりとしているのに濃厚な鯵と煮干しの出汁が口から鼻に抜けていくのです。
醤油ベースなので、鯵と煮干しとの相性は最高なのです。前回は胡椒は香ばしさを出してましたが、今回の七味はピリッとしてますが、鯖と煮干しの出汁が更に増して、まさに和風って感じになったのです。
次は麵なのです。このスープは普通のラーメンとは違い、とろみが強いのです。なので、ストレートな麵によく絡むのです。
ずずず・・・もちもちなのです~。鯖のスープがよく絡んで口いっぱいに広がるのです!
トッピングにはネギとメンマ、味玉にチャーシュー。そして柚子。
そう、このラーメンには柚子が入っているのです。意外かもしれませんが、この柚子が鯵の旨みを更に増すのです。この僅かな酸味がたまらないのです!
チャーシューも柔らかくてジューシー。味玉も半熟でトロトロにとろけてるのです。ネギもシャキシャキでスープに浸して食べると苦みが和らぎ甘さが引き立つのです。
海苔は軽くスープに浸したら、麵を巻いて一気に啜る!ズズズと音を立てるのは下品と言われますが、私は気にしません。ラーメンの麵は音を立てるのが礼儀なのです!
本当なら丼も頼みたかったけど、午後から暁ちゃん達と合流してドーナッツ店に行く予定なので我慢なのです。
麵を食べ終わり、スープも残さず全て飲み干して完食。ふー、ご馳走様なのです!
このお店には期間限定メニューの他に、鯖の塩ラーメンとかつけ麺があるので、また休暇が取れたら来てみたいのです。
さあ、お腹が膨れたので待ち合わせ場所に向かうのです。
◇
ラーメン大好き電ちゃんは休暇になると、いろんなラーメン屋に行きます。
そう、今の彼女はその為に日々を戦い生き抜いているのです。
大好きな愛してやまないラーメンを食べる為に。
「みんなには内緒なのです♪」
ども、ゼルガーです。
元ネタは「ラーメン大好き小泉さん」ではありますが、私自身ラーメン好きなので書いてみたくなりました。
電にしたのは理由はありません。あえて言うなら初期艦で一番レベルが高いからかな?
ちなみに、今回のラーメン屋は実在します。私自身、何度も行ってます。行列が出来るので待たされますけど。店名は出しませんが、「鯖ニボそば」と池袋でわかる人はわかると思います。
ではまたノシ