ラーメン大好き電(いなずま)ちゃん   作:ゼルガー

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島風・・・・・・元第一艦隊のメンバー。好きな言葉は最速。速きこと島風のごとくはここも同じ。最新の兵器のおかげで世界最速の称号を得た。頭のうさ耳のような髪飾りと連装砲ちゃんと融合した改二の姿からの異名は、「最速の紅兎」
紅のスピーディージャンパー!ヤベェェェイ!ハエーイ!


夕張・・・・・・元第一艦隊のメンバー。軽巡と言う身でありながら、自身が開発した銃装甲な兵器による圧倒的な火力で敵をねじ伏せてきた。「歩く武器庫」「海上重戦車」の異名を持つ。
鋼鉄のブルーウォーリアー!ツエーイ!
今回は出番なし

龍驤・・・・・・元第一艦隊のメンバー。まな板。軽空母でありながら式神使いなので、艦載機の式神を自在に操作できる具体的にはファン●ルやドラ●ーンのように。第六感にも優れており、空間認識能力も高いので、マジでファ●ネルを使える。
今回は出番なし

電・・・・・・元第一艦隊のメンバー。この少女、艦娘で仮面ライダー。ガチで。


外伝「島風のソーラーカー制作日記」②

夕張からキャンピングカーの改造の許可を貰い、バイクを預けて一旦鎮守府の艦娘寮に行く。

 

一応明日は仕事があるし、お風呂に入って寝ようと思う。

 

あー、ホントこんなにゆっくり出来るなんて5年前からは考えられないよ。あの時は毎日が激戦と言ってもいい程だったし。

 

連装砲ちゃんも、三体から一体になちゃったしね。でも、死んじゃった二体の部品と魂は最後の一体がちゃんと受け継いでる。

 

 

艦娘には現段階で三世代存在してる。

 

第一世代は6人いたけど今は電以外はもう存在しない。彼女達はオリジナルって呼ばれてる。その理由は、電達6人は地球が生み出した新たな生命だったから。

 

第二世代はオリジナルのデータと沈んだ艦を元にクローン技術で生み出された生命体。ただし、実験的だったから作られた数も少ないし、何かしらのメリットとデメリットを抱えてた。私達電を除く元第一艦隊のメンバー全員も第二世代。だから、皆何かしらのバグは抱えてた。

私の場合は、超加速ってメリットとエネルギーの消費が激しいって事だった。そう、私は長時間戦えなかったんだ。

その欠点は連装砲ちゃんと融合した改二で解決したけど、やっぱり燃費は悪かった。戦艦よりも悪いとかありえないよ。

 

そして第三世代。今存在している多くの艦娘がソレ。電の姉妹全員も第三世代だし、ウチの鎮守府も第一艦隊以外は第三世代だ。

第二世代との違いは、バグがなくなり基準値で安定した艦娘だってこと。私達のようなイレギュラーな事態には絶対ならない、安心できる兵器だったんだ。まあ、だから私達が解散する事件が勃発したんだけどね。

 

 

 

 

ああ、思い出すよ。あの時の血戦を。

 

孤立無援の状況で、私達と司令官の7人が海上でディープショッカーと深海棲艦の軍団約6000との地獄の戦争を。

 

 

 

 

 

 

「行くぞ第一艦隊諸君。言っておくが、ここが俺達の死に場所ではない。違えるな、ここは奴らの墓場だ」

 

「当然なのです。電はまだプラズマと和解すらしてないのです。死ぬ気はゼロなのです」

 

「島風も同じくだよ。どうせ死ぬなら、速さを極めてから死にたいね」

 

「あ、私も世界中の技術を知り尽くして後世に自分の歴史を刻んでから死にたいわね」

 

「もちろん、私も死ぬ気は無いデース!燃えるような恋をまだ体験してないデース!」

 

「球磨はまだ死にたくないクマ。平和な世界でのんびりお昼寝するのが夢なんだクマ!」

 

「せや、うち等にはまだやりたいことがぎょうさんあんねん!ウチの夢はボンキュボンな身体に成長することや!」

 

(それは絶対に無いと思う(よ)(デース)(わね)(のです)(クマ))

 

 

 

この時、全員の心が一致した。主に龍驤に関してだけどね。

 

現にアイツ、私達と違って全く成長しなかったもんね。

 

まず、先陣を切ったのは私。敵陣に最初に乗り込む斬り込み兎。それが島風の役目だった。

 

敵陣の中央に着いたと当時に360度に魚雷を一基に発射、そして上空に飛び上がり、蹴りの構えを取る

 

 

「お前ら全員おっそーい。だから、やられたことすら気が付かないんだよ?」

 

 

私の最速は100メートル0,120秒。連装砲ちゃんと融合し、紅兎へと改二変身しているから出せる奥義。

 

 

「島風キーーーーーック!」

 

 

一気に急降下して、一体の姫クラスの胴体に穴を開けたと同時に周囲が爆発する。

 

そんな私に巨大な拳振り下ろされる。正体は巨大な牛を模した怪人だった。

 

でも、拳は私には届かない。だって、私達には

 

 

「残念だったクマな。球磨は艦娘一の怪力なんだクマぁぁあああ!」

 

 

受け止めた拳ごと相手を持ち上げて、グルングルンを振り回して敵陣に思い切り放り投げた。うん、ボーリングのピンように敵が吹っ飛んだね。

 

 

そこに追い打ちをかけるかのように、第一艦隊の最強の弾薬庫と最強の砲撃が一斉射撃をする。

 

 

「さあ、乱れ撃つわよ!全弾持っていきなさい!ミサイルもガトリングも魚雷も主砲を全てね!いっけーーーー!」

 

「ターゲットロックオンデース!金剛のバスターキャノンを喰らうでーす!バーニング、ラアアアアアアブ!!」

 

 

えげつない極太砲撃で射線の敵は消滅し、それ以外の敵は夕張の一斉射撃で次々を轟沈していく。

 

だけど、敵も黙っていない。艦載機や誘導ミサイルなどが次々と発射されて後方にいる仲間に向かっていく。だけど、それは無駄だったね。

 

ウチの龍驤は空のスペシャリスト。最強の盾である龍驤がいる限り、私達は沈まない。

 

 

「あかんなぁ。そんな見え見えの艦載機、落としてくれと言ってるようなもんや。ウチのように空間認識能力を持ってるなら別やけど、ただ飛ばしてるだけの蚊ごときには負けへんで?」

 

 

龍驤の艦載機は式神。あるアニメを参考にしたファン●ルは龍驤の脳波で自由自在に動かせる。攻撃にも、防御にも。

 

つまり、飛んでるだけの敵はただの的に過ぎないのだ。数秒もすれば制空権は龍驤の支配下となった。

 

 

そして最後。仮面ライダーに変身した司令官と電のコンビ。

 

敵の司令塔を潰すために二人は私達に雑魚掃除を任せたのだ。

 

 

仮面ライダーキャプテン改二。それが司令官が変身した姿。改二になったおかげで血を吐く量も減り、変身時間も少しは延びたらしい。戦艦を模した姿だけど、抜刀術で敵を切り裂く速さは私以上だと思う。うん、司令官は人間止めてるね。改造人間だけどさ。

 

 

仮面ライダーキーロック。勝利を司る鍵で変身した電の姿。もう一人の電であるプラズマに艦娘としての力を奪われた事が切欠でライダーになったんだよね。

他に三本の鍵を使う事で、三つのスタイルにチェンジして戦うことが出来る。うん、状況に応じて変えられるのは羨ましいね。ホント、何処が平凡なのさ。アンタが一番異常だって自覚しなよ。

 

気が付けば、二人でダブルキックで敵の頭を倒してたんだよね。同時に私達も敵全てを沈めてた。うん、タイミングはばっちりだったね。

 

まあ、今の電はもう変身出来ないし、司令官もボロボロだから戦場に二度と出れないしね。

 

第一艦隊の解散はある意味では必然だったのかもしれない。

 

もっとも、悪夢の演習の事件で私は人間という生き物があまり好きでは無くなったんだけどね。

 

 

 

 

 

 

ふーむ、ソーラーパネルで動かすソーラーカーにするとは言ったけど、問題は出力なんだよねぇ。

 

実際問題、ソーラーカーが実用されていないのは、充電したバッテリーで動かせる時間と速度がガソリン車に劣ってるってこと。技術面で実用化はまだ先。ハイブリット車が出たことで先には進んでると思うよ?半分は電気で動いてるし。

 

なら、太陽光オンリーなのは実用的じゃないし、多分遅い。仕方ない、半分は太陽電池で動かして、半分は電気で動かすしかないか。ガソリンは意地でも使う気は無い。

 

今のガソリンスタンドには電気自動車用の充電が設置されてる場所があるしね。

 

よし、夕張と相談して設計図を作らないと。部品の見積もりも発注して司令官に渡さないと後が怖い。あの人、容赦ないし。

 

うっ、頭を使ったらお腹空いてきた。はぁ、食堂に行こ。

 

 

第三世代が生まれてから、間宮達が生まれたおかげで各鎮守府の食堂は一気に潤った。

 

さて、今日はカレーでも食べようかな。金曜だし!

 

 

「あれ?島風ちゃん?」

 

「ん、電?」

 

 

ふと声を掛けられたから振り向くと、食堂のテーブルに電がいた。いつも通り、麵を啜ってるけど。

 

鼻に来るこの良い香りは・・・・・・カレー?

 

 

「カレーラーメンなのです。スパイシーで美味しいのです」

 

「あーうん、いつも通りだね電」

 

美味しそうに麵を啜るなぁ。でも、カレーは食べたいけどラーメンって気分じゃないんだよねぇ・・・カレーうどんにしよ。あっちは和風だしを使ってるから辛さ控えめだしね。

 

食券を買って、間宮に手渡す。数分もすれば持ってきてくれるでしょ

 

 

「最近はどうですか?電はいつも通り、遠征組の指揮をしてるのです」

 

「こっちもいつも通りかな。最近は平和だから、諜報課も暇でね。今は工廠に顔を出して、夕張と局長と一緒にソーラーカー作りかな」

 

「相変わらず趣味に生きてるのです」「ブーメランだよ電」「なのです」

 

 

お、そうこうしてるうちにカレーうどんが来た。うーん、いい香り。麵も極太のうどんだから食べ応えありそう。

 

 

「電はラーメンばっかり食べてるけど、蕎麦やうどんは食べないの?同じ麺類なのに」

 

「別に電はラーメンだけにこだわってないのです。麺類は全て好きなのです。ラーメンの優先度が高いだけで、蕎麦やうどん、パスタにそーめんだって食べるのですよ」

 

 

その割には食べてるの見たことないけどね

 

 

「む、疑ってるのです。なら、電の食べログとTwitterを見るのです!」

 

「Twitterやってるんだ・・・・・うわ、すごいフォロー数」

 

 

ていうか、よく見ると電のスマホってこの前出たばかりの新型のiPhoneじゃん。私の視線に気が付いたのか。「ん?ああ、発売日に並んで買ったのです。」と答えた。

 

 

さてと、私もさっさとカレーうどん食べよ。

 

うん、カレーのスープが美味しい。和風だしとカレーのスパイスが絶妙だよ。

 

トッピングの温玉を少し割って、うどんを啜る。うん、もっちもち。コシが凄いや!

 

あ、もちろん汁が飛んでも平気なように紙エプロンを装備してるよ。服に着くと中々落ちないんだよね。

 

付け合わせに頼んだお稲荷さんもパクリ。酢飯と油揚げがまた美味しい。紅ショウガが欲しいけど、今回は我慢。

 

うどんを啜り終え、残ったカレーを全部飲み干す。ふー。美味しかった。

 

 

「それじゃ、私はこれから新人の遠征教育に行ってくるのです」

 

「そっか。じゃ、お互い頑張ろうね」

 

「なのです!」

 

 

平和になっても私達のやるべきことは終わらない。

 

何時か、きっと終わるときは来るけどそれは今ではない。

 

まあ、取り敢えず。今はソーラーカーは完成させるのが一番かな。金剛みたいに結婚をするのは先にしたいし。




ども、ゼルガーです。


やばい、死にそう。主に仕事で。

年末よりは楽になったけど、書類作業が・・・・・・・


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