ラーメン大好き電(いなずま)ちゃん   作:ゼルガー

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島風・・・・・・元第一艦隊のメンバー。現在は諜報課のリーダーをしている。艦装が無くても強く速い。

阿南祐輔・・・・・・15年前、世界征服を企む悪の組織から世界を救った8人の英雄の一人にして数少ない生存者。現在は鎮守府の近くにある駅前の喫茶店のマスターをしている。別世界の彼同様に弄られキャラな苦労人。妻子持ち。

睦月・・・・・・元別の鎮守府に所属の艦娘。電を除く元第一艦隊と同じ数少ない第二世代。魔王の異名を持ち、そのカリスマと愛らしさで多くの下僕(ファン)を従えている。現在は祐輔の喫茶店で妻として働いている。アニメではなくにゃしいと鳴く方である。

一月(ひとつき)・・・・・・祐輔と睦月の娘で幼稚園児。猫が大好きな女の子。外見はアズレンの睦月。


外伝「島風のソーラーカー制作日記」③

 

はぁ、司令官もキツイなー。

 

 

―――何?自作でソーラーカーを作る?しかもキャンピングカーで?ほぅ?で、資材は何処から出す気だ?言っておくが、自作と言ったからには鎮守府の資材は使うなよ?別にケチで言ってる訳じゃない。ただ俺は、自分の手で作るなら全て自分で用意してこその自作だろと言いたいんだ。給料は毎月払ってるし、どうしても作れない部品があるなら自分で手に入れた資材を持って俺のところに持ってこい。俺を誰だと思っている。夕張に全ての技術を叩き込んだのは俺だぞ?

 

 

って事で、いろんな店を回って廃棄する蓄電池とかソーラーパネルとかその他もろもろの部品を求めてバイクを走らせた訳だけど・・・疲れた

 

うん、船の部品とか飛行機の部品まで見つけちゃったよ。バラして使えるところだけ使うけど。

 

 

「って事で祐輔さん、なんか美味しいの作ってー」

 

「いや、突然来て唐突過ぎないかなぁ島風!?」

 

 

私が今いるのは喫茶green Café。鎮守府の近くの駅前にある人気の喫茶店だね。

 

で、このなんか頼りなさそうな男の人は店長の阿南祐輔さん。司令官の友人で戦友。でもって弄り対象だってさ。

 

 

「何か変な事考えてる?はい、特製のブレンドコーヒーと食前のサラダ。料理が出来るまで待っててよ」

 

「おぅ!・・・・・・んー、いい香り」

 

 

一口飲むと分かる。苦みと酸味とコクが見事なバランスで美味しい。

 

美食って訳じゃないけど、モカが使われてるのはわかる。でもそれ以外はわからない。

 

小さなお皿に出されたサラダはゴマドレッシングの普通のサラダだった。

 

うん、レタスはシャキシャキだし、玉ねぎも苦くない。胡麻ドレッシングもゴマの香りが濃くて最高。

 

 

「言っておくけど、僕は教えないよ?門外不出のレシピだしね。まあ、幸助さんなら見破っててもおかしくないけど・・・・・・あの人、規格外すぎるんだよなぁ」

 

 

幸助って言うのは司令官の名前だね。祐輔さんも司令官も深海棲艦が生まれる前の戦いを終わらせた伝説の英雄だ。

 

でも、かつての8英雄も5年前の戦いで4人しか生存してないんだよね。

 

 

海軍の総司令官である元帥。

 

何処かの建築会社の社長をしている筋肉馬鹿。

 

この喫茶店のマスターをしている祐輔さん

 

そして、私達の司令官

 

 

 

あ、正確には一人だけ死んでも無いし生存もしていない人がいる。

 

司令官が所持している謎の本に眠る魔女である。

 

彼女は英雄の一人ではあるけど、純粋に人ではない。5年前、電とプラズマの魂を一つにする為に彼女は全てを使い果たし、永い眠りについた。目覚めるのは百年単位って司令官は言ってたね。

 

 

 

「はい、特製アラビアータとトマトスープだよ」

 

「うわ、おいしそー!いただきまーす!」

 

 

喫茶店と言えばパスタ。ナポリタンも好きだけど、やっぱりアラビアータかな。

 

トッピングに山盛りのツナ、チーズ、ほうれん草、鷹の爪がキレイに飾り付けられている。

 

っと、まずはトマトスープから。うん、美味しい。

 

ドロっとしたスープじゃなくてサラっとした半透明なスープにトマト、マッシュルーム、ほうれん草、玉ねぎが入っている。

 

次はアラビアータだ。フォークでクルクルっと巻いて一口

 

うわっ、メチャうまっ。ナポリタンとはまた違ったトマトの美味さと、シーチキンとの相性は抜群。

 

鷹の爪でピリっとくるから良いアクセントにもなってる。ちょっと辛いけど、シーチキンの甘さでそんなに気にならない。

 

なにより、チーズによって更に美味しいのだ。何だろうこれ、もうこれ以上言い表せないよ!くっ、こんな事ならもっといいコメントの勉強しておくべきだった。

 

 

「あれ?島風ちゃん来てたの?」

 

「お、睦月。うん、ご飯食べてるよー。とっても美味しいね」

 

「うむうむ。旦那様の作る料理は絶品なのだよ。ふふふ、もっと褒めるがよいぞ。ウチの旦那様は褒めて伸びるタイプにゃしぃ」

 

「いやいや、それは睦月だからね?僕は別に褒められても変わらないからね?」

 

 

私が所属している鎮守府とは別の鎮守府に所属していた睦月ちゃん。彼女は私達と同じく数少ない第二世代の生き残りでもある。だから、ウチにもいる睦月とは体の大きさが違うんだよね。そう、私達同様に成長していたのだ。

 

 

「おかーさーん。だっこー!」

 

「おお、一月ちゃん。よいぞよいぞ、母に抱きつくがよいぞ」

 

 

店の奥から走ってきて睦月ちゃんに小さな女の子が抱き着いた。確かこの子は、睦月ちゃんの子供の一月ちゃんか。

 

 

「睦月ちゃんのお子さん、おっきくなったねぇ」

 

「うん。今年で4歳だよ。成長速いよね」

 

 

へー。まあ、今更だけどツッコまないよ祐輔さん。今でこそ睦月ちゃんは電並みに成長してるけど、当時に孕ませたって事は・・・・・・ある意味、犯罪だよ

 

 

「うぐっ、その視線は犯罪者を見る目・・・・・・い、言っておくけど逆だからね!?僕は襲われた方だからね!?」

 

 

まあ、知ってるけど。祐輔さんはヘタレてるところがあるし、やる時はやるけど、女性関係になるとねぇ。

 

焦れた睦月ちゃんに襲われて一発で出来ちゃった結婚したのは当時は有名だったしね。

 

 

 

「さてと、お腹も膨れたし鎮守府に帰るよ」

 

「はいはい、お粗末様。幸助さんによろしくね。あの人、ボロボロの癖に無茶をするタイプだから」

 

「分かってるよ。じゃね、睦月ちゃん、一月ちゃん。また来るね」

 

「うむうむ、待ってるにゃしぃ!」

 

「またねーおねえちゃん!」

 

 

 

 

 

さてと、夕張と一緒に購入した資材をバラそうかな




ども、ゼルガーです。

今回登場したアラビアータは、今は既に閉店した大正大学の向かいにあったパスタ店です。テレビにも出るくらい有名だったんですが、いつの間にか閉店してたんですよね。美味しかったのに。


今回のゲストである阿南祐輔は、私のサイトで小説を投稿してる人の主人公です。

設定通り、超苦労人である人物の所為で不老不死になったり、ある人物が原因で神になってしまったり、ある人物の悪友が原因でギャリーで引きずられたり、ある人物に地獄のような修行をさせられたり、ある人物の無茶ブリに何時も付き合わされたりと、ほぼ約一名とその悪友の所為で苦労人になってます。

興味のある方は、私のサイト「真・ゼルガーの部屋」のこうじさんの作品を見てみてください。
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