電・・・・・・元第一艦隊のメンバーにして旗艦。ラーメンに合うある料理を依頼しに来た。
暁・・・・・・龍驤達に料理を教わっている。料理学校に入る為に勉強中。だけどバカである。
吹雪・・・・・・ラスボス系ブッキー。最近の趣味は美味い店を探す事。
ここは中華料理店龍驤。ウチが経営している完全予約制のお店や。
予約制にした理由は、常連に飲兵衛が多くて周りの客の迷惑になったり、大食いな後輩連中が来て他の客の注文が追いつかないからや。趣味で始めたのに忙しくなったら意味がないやないか。
さて、今回のお客さんは・・・・・・
「まさか、電とアッキーと一緒とはな。偶然とは怖いものだ」
「それはこちらのセリフなのですよ吹雪。っていうか、何時からお姉ちゃんをあだ名で呼んでるのですか」
「あれ?ブッキーと電って知り合いだったの?なんだ、もっと早く行ってくれればいいのに」
「ぶ、ブッキー?・・・・・・吹雪?」
「何だ?何か悪いのか?良いじゃないか、ブッキー。私は気に入っている」
「え?気に入ってるのですか?」
電があんな態度になるのはしゃーないな。ウチも最初は驚いたし。
歴史に刻まれない第一世代にして、星が生み出した殲滅兵器にして、ディープショッカーが改造した深海棲艦として世界の敵となった存在。神帝と恐れられたラスボス。深海吹雪改二神。
電とはずっと戦い合った因縁深い敵とも言える。が、当の本人にその時の記憶はあまりないらしい。自我が芽生えたのは最近らしいから仕方ないと言えば仕方ない。
「さてと、今日のメニューはアレでええんやな?電」
「なのです。ラーメンに合うアレを頼むのです。あ、ついでにナマを一杯頼むのです」
「ん?ナマとはなんだ?」
「はっ、そんなのも知らないのですか?ナマっていうのは生ビールなのですよ」
「え?電ってお酒飲めるの!?」
「ん?アッキーは飲めないのか?私はこの前、イソッチにワインを御馳走になったが美味かったぞ?」
「なんですって!?ブッキーが私よりもレディだった!?」
いや、酒が飲めた程度でレディはないやろ。っていうか、煽るな電。天然ボケな吹雪には通用しないで?
暁は絶対にお酒は飲めんから、烏龍茶でも出しておくとして、二人にはジョッキで生ビールを出しておく
さて、焼くか。
あらかじめ仕込みは済ませてあるしな。
特製の鉄板に仕込んだアレを敷き詰めて少し焼き、水を適量入れて蒸し焼きにする。
別の鍋では蒸し器にアレを幾つか入れてある。
そして、更に別の鍋には沸騰した湯の中で茹でている。
ここまで言えばわかるやろ?
焼き餃子、蒸し餃子、水餃子や。
お得意先の牧場から仕入れた豚肉をひき肉にし、知り合いの農家のニラ、ネギ、キャベツをみじん切りに刻む
この時、キャベツは細かすぎず少し粗目にするのがコツ。食感が生きるからな。
で、ボールに入れて、ゼラチンで固めた鶏ガラスープ、おろしたニンニクと生姜、醤油、ごま油、みりんを加え、よくこねて混ぜる。
あらかた混ぜたら塩コショウを加え、更に混ぜる。分量は少量やな。
最後に特製の皮で包んでおしまいや。簡単に見えるけど、人数分作るとなると結構しんどいで。
こいつ等も結構食べるから、大変や。
さあ、出来上がりや!別に作っていた卵スープと白米をお盆に乗せて完成!
「龍驤さん特製、餃子三点セット定食や!」
「「「おー!」」」
自分で言うのもアレやけど、絶対に美味いって自身はある。
はぁ、ウチも腹減ってきたなぁ。自分の分も焼いとこーっと。
電はシンプルに黒酢で食べるみたいやな。あ、七味も入れてる。
吹雪はラー油と醤油と酢の合わせタレか。まあ無難やな
暁は・・・・・ほー、タレを持参してきたんか。どんなタレや?
「え?ああ、濃口醤油と薄口醤油、砂糖とラー油と酢を適量で混ぜた特製タレね」
へー、そういうのもあるんやな。あ、後で舐めさせてな?
「んー、ジューシーなのですこの焼き餃子。皮はぱりっぱりで美味しいのです!ご飯が進むのです!」
「ふむ、この蒸し餃子は皮がモチモチしてるな。一口食べると中からスープが溢れでてくる。うん、美味いな。ああ、しかもビールに合うとは最高だな」
「水餃子も最高よね。口の中にちゅるんって入って・・・・・・あつっ!?あっつい!?」
そら出来立てやもん、熱いのは当然や。相変わらずバカやなー暁は。
さーて、ウチもたーべよ。いっただきまーす!
ども、ゼルガーです。
本当は、チーズ餃子とかデザート系餃子といった変わりモノも書きたかったけど、諦めました。
餃子専門店に行ったことありますが、店内の熱気はすさまじかったですね。その分、味は最高でした。水餃子、蒸し餃子、焼き餃子の三点セット定食はその店で出してたので参考にしてます。まー、スープじゃなくて味噌汁でしたけどね・