長月・・・・・・第二世代の艦娘。魔王睦月の妹で、島風やイソッチの同期。姉妹の中でもイケメン枠。作者は某ニコ動の影響で彼女を見ると、「生き残りたい♪生き残りたい♪」の歌が頭に流れてしまう。真面目な性格だが、しょっちゅう島風に弄られる。
島風・・・・・・元第一艦隊のメンバー。最近マッドな性格が加速している。長月や菊月みたいな真面目キャラを弄る悪癖がある。
今日は知り合いからTwitterで紹介されたお店がある愛知県に車で向かっているのです。
「運転ありがとうなのです、島風ちゃん」
「別にいって。試作の車の性能を確かめたかったしね。後、ストレス解消に高速道路を走れてるし」
「なのです。サービスエリアのご当地グルメは美味しかったのです」
「そうだね。サービスエリアだからこそ食べられる美味しいグルメがあるんだよね」
電車や飛行機の旅も好きですが、車の旅も最高なのです。あ、ちゃんと有給で来てるのですよ?
「所で電に島風。何故私がここにいるのだ?今日の休暇で睦月の喫茶店でのんびり過ごす予定だったのだが?」
「あっははは、嘘乙。本当は猫喫茶で猫と戯れる予定だった癖に~♪」
「んなっ!?な、なななな何で貴様が知ってるんだ!?」
「うーちゃんともっちーから聞いたに決まってるじゃん」
「卯月ィーーーーー望月ィーーーーーー!?」
実は私も知ってたのです。長月ちゃんは猫のコスプレにもハマってて、にゃがつきちゃんと呼ばれていることを
まあ、アイドルやってる菊月ちゃんよりはマシだと思うのですよ?
今日私達が向かってるのは愛知県にある大岩亭というお店なのです。
噂では、日本一の超濃厚豚骨ラーメンと呼ばれているのです。とても楽しみなのです。
「っと、長月をからかってたら目的地に着いたね」
「貴様ぁ!?」
「長月ちゃん、どうどう」
「はーはーはー・・・・・・って、私は馬か!」
おっと、しまったのです。
何とか長月ちゃんを落ち着かせて、目的のお店に入るのです。
入った直後、「オィーッス!!!」「キエエエエエエェイィ!!」「ハァァァァァイィッッッっっ!!!」とお店の人の奇声が響いたのです。
どうやら、麵を湯切りする時の掛け声らしいのですが・・・・・・音量がやべーのです。
まさか、ラーメンだけじゃなくお店の人も濃いなんて思わなかったのです
と、取り敢えず気を取り直して目的のラーメンを注文したのです。
やっぱり湯切りの声はウルサイのです。
そして運ばれてきたラーメンをみて思わず思考が停止してしまったのです。
「うわぁ・・・・・・すっごいドロドロ。みてよ、レンゲがスープに突き刺さってるよ?しかも倒れないし・・・・・・」
「こ、これを食べるのか?胃に優しく無さそうだな」
島風ちゃんも長月ちゃんも流石に引いてるみたいなのです。でも、私は自称ラーメンマスター!ここで逃げるわけにはいかないのです。
いざ、すするのです!・・・・・・・スープがドロドロすぎてすすれないのです。
レンゲでスープを救ってみると、ボタッボタッっと液体の塊がどんぶりに落ちていくのです。
と、取り敢えずスープを一口・・・・・・スープを飲むというよりヨーグルトみたいな液体を食べてる感触なのです。っていうか、噛めるのです。飲むではなく食べるが正しいのです。
でも、味は美味しいのです。こってりしてますが、意外にもくどくないのです。
むしろ、癖になっていくのです。豚骨と鶏のエキスが超凝縮されてて、もっと飲みたいと思える中毒性を感じるのです!
麺は持ち上げるのが大変ですが、一口。麺は中太麵で食べ応えはあるのです。
麺がスープを絡んでくる上に麵の触感も良い感じなのです。
麺を食べ終わったら、余ったスープを頼んでおいたライスに紅ショウガと一緒に乗せて一気に食べる。うん、これは美味しいのです。
正直、ラーメンの概念をぶち壊された気がしますが、これはこれでアリだと思うのです。
「うー、流石に濃厚すぎかなぁ。後で甘いものたーべよ」
「私も同意見だ・・・・・・胃がヤバイ」
長月ちゃんにはこういう系は早かったのかな?まあいいのです。
さて、今度の休暇はどこに行こうか考えるとするのです。
ども、鯖ラーメンを自作して失敗したゼルガーです。
くっ、もっと繊細なスープになる予定だったのに・・・・・・次は失敗しないぞ。
個人的には濃厚系よりもあっさり系やさっぱり系が好きです。