ノリと勢いで書き始めたものなので温かい目で見てもらえると幸いです。
亀更新になりそうですが、つづけていきたいですね~。
誤字脱字の報告等よろしくお願いします。
その男は汜水関から反董卓連合を見渡しながら笑っていた。
「ハハハハハ、見てみろ!洛陽を守るためにある汜水関にこれまた漢の臣たる者がこれだけ集っている。それも皆自身の私利私欲のためときた。これほどの数を見ると笑いしか出てこないものだな!」
「笑うてるとこ悪いけど、これからその連合と戦うのはうちらなんやで…」
男の少し感性のずれた笑いに辟易しているのは張遼。袴のような服装に胸に巻いたさらしと見た目だけなら露出の大きい服装をした美しい令嬢。だがその身からにじみ出る闘気から並みの武者では太刀打ちできない武を持っていることがわかる。
「何を生ぬるいことを言っている!連合など名誉欲しさに集った有象無象に過ぎん!私の武で正面から粉砕してくれる!」
この男らしい発言をするのは華雄。見た目からして女性なのだが、その威風からは自分の武に大きな自信を持っていることがよくわかる。その自信が行き過ぎて脳筋などといわれることもあるが、董卓軍の中で一番兵からの支持を得ているのも実は華雄であり、兵士からは「姉御」「姉さん」などと親しまれていたりする。
この発言を聞いた張遼は息を吐き華雄を窘める。
「華雄、うちらの今回の目標は覚えとる?」
「当たり前だ。汜水関、虎牢関でできるだけ時間を稼ぎ、月様が洛陽から脱出する時間を作ることだ。馬鹿にするな!」
「ならなんで正面から粉砕なんて言葉が出るんや!?」
「そんなこともわからんのか。連合を倒せば月様は問題なく洛陽から出ることができる。」
「ハハハ、相変わらずだね華雄は!」
「笑うとる場合か!?」
このやり取りだけを見れば仲のいい男女の会話か何かにしか見えないだろう。これから大きな戦いが待っているのにこの三人には緊張の色は見えない。
話の句切れがついたところで男はその雰囲気を変えた。その顔は先ほどまでと変わらず笑っているが、一人の軍師が立っていた。
「さて、そろそろ本気をだしますかね。」
「おっ、
「それは見てからのお楽しみですよ。」
「ふん。どちらにしても私は貴様との賭けで負けたからな。指示には従ってやる。」
「それはありがとうございます。では連合には私の手掛けた芸で派手に踊ってもらうことにしましょうか!」
ここに汜水関に華と張の他に朱の牙門旗がたなびくことになる。その姿はまるで世を照らす太陽のごとく堂々としていた。
姓は朱、名は治、字名は君理。
この男流浪の軍師にしてまたの名を、
「道化師」
勢いで書いた。反省はしていない。
導入なので短めです。
次回からしっかりとしたお話が書けたら良いな…。