ガルパンってなによ?ただの大洗の生徒よ(現在、更新遅れ中 作:白桜
ガールズ&パンツァーってなんだっけ?(仮)
「本日は晴天なり」
そうふと浮かんだことを言う。
今日は雲が見当たらないよき天気であり、日差しによって心地よい温度である。
私は今とても眠い、この心地よい状況のおかげで。
私は残された最後の力を振り絞って頭を机から離すと、頭にくっつくようについてきた紙がひらひらと落ちていくのが見える。
机に落ちた紙はさっきまであった帰りのホームルームにてみんなに配られた物。
選択科目を選べという内容で、剣道や戦車道といったよく見かけるものから忍道や仙道といったほかの学校には見かけないものまである。
「ん?おかしいなこれ」
おかしい、なんで選択科目内に戦車道があるんだろう。
私が通ってる学校である大洗女子学園、長いから大洗か学園でいいか。
大洗には戦車道なんてなかったはずだけどいつの間に復活したんだろうか、私は選ぶ気がないのについ考える。
「そういえば帰りのホームルーム前にあったあれで説明でもあったのかな?」
そう、帰りのホームルーム前になぜか選択科目のオリエンテーションなるものが生徒会によって開催された。
なぜかほかの選択科目は全く触れずに戦車道、それも昔っぽい映像を流し戦車道の成績優秀者には特典があると説明で終わった謎の出来事であった。
私は疲れで睡魔と戦闘をくりあげていたがほぼ敗北であったために映像部分は力尽きていた。
昔っぽい映像がどんな話だったのか今となっては気になってしまうが、映像部分に復活した理由もそこで説明あっただろう。
「どうしようかな?どれ選ぼうかこれは重要すぎて迷うね」
「どれに人気があるのか少し知りたいな……ただ知れるとは思えないけど」
私は普段の学園内では1人で過ごすことが多い……そう、友達がいない。
友達ってなんだろうね……あーあ、周りのみんなは友達らしき人と仲良く帰っていく。
私もあーいったことしてみたいですが、最初の1年から大洗で過ごしていたら結果が変わっていたのかなと思ってしまう。
私がここ大洗の生徒になったのは高校2年になる前の春休みの間。
世間でいう転校生になるのかな私は?
1年間一緒に居られてないけど2年生の始まりはみんなと一緒、新しく来た私でも友達が何人か出来るはずとそう信じて新しいクラスでの生活を始まった。
1年からの友達同士で話す子も多いなか、初めて見る私にも声をかけてくれる人は何人もいた。これなら友達できるかなっと思っていたけど、肝心の私が話をうまく続けられずに嫌われてないけど友達でもないという状況となった。
なったというけどそうだと私は思っている。
友達はいいとして、ひとつどうしても知りたいことが生まれた。
それは、
「戦車道か。この大洗にそもそも戦車が残ってるなんて思えないけど今から用意するのかな?」
である。
戦車に限らず、あらゆるものは長くつかったりするには点検や修理をする必要がある。
それらをするためにはかならずいるものがあるそう、お金である。
それに点検や修理は1度のみでなく使い続ける間は何度もする必要があり、そのたびお金がいる。
使い続けるならまだそのためにお金を使うのはいいけど、使わないのにお金を使うとなると無駄だと判断されることも。
あと使うだけでなく所持するだけでもお金がかかる使わない、所持するだけの戦車はとてもお金がかかるだけならば少しでも大洗のために戦車を売っててもおかしくない。
戦車道を選んでも戦車がない、そんなことになるのではと。
さすがに生徒会もそんなことにならないようにしてると思うけど、とても心配。
「考えるのはまたあとでいいか。今日はもう帰るとしよう……友達と帰ってみたいな一度くらいは」
そういえば履修届でひとつ恐ろしい?ことが書かれてある。
それは、希望のない生徒や記載不備または提出期限を守れなかった生徒は自動的に戦車道の選択になると下のほうに書かれている。
そんなことで忘れず問題ないように出すためにとても重要で大事な選択科目の履修届を鞄にしまい教室から出る。
大洗に転校してから学園にある女子寮に住んでいてる私はこの後特に予定がないために女子寮に戻ることにした。
学園から出ると先ほど教室の机から感じたとおり、心地のよい暖かい日差しを感じる。
日差しを浴びながら歩いていると、どこからか話し声が聞こえた。
ふと誰が話しているのか気になって見回すが、話したと思われる人はいない。
誰なのか知りたくなった私は声が聞こえたほうに足を向けた。
聞こえたほうに歩いていると見覚えのある3人が横に並びながら歩きつつ話していた。
どうやらちょこちょこ聞こえてたことから想像すると選択科目をどうするか話していたようだ。
そう、私もこのことについて迷っておりほかの人はどうするのか知りたく、誰が話しているのか探す。
見つけた。
3人は私とは違うクラスの子であり真ん中にいるのは私と同じく今年になってから転校してきた子だ。
確か、西住なんとかさんと言ったはず。
違うクラスである私はお昼時の食堂や休み時間、登下校で何度か見かけることがある。
いつも1人で見かけていた西住なんとかさんが複数人で、それも友達同士の会話をしているなんて羨ましいと思ってしまう私がいた。
少し遠い目していたけど3人に意識を戻す。
どうやら両脇の子が西住なん、めんどくさいから西住さんでいいや。
西住さんに戦車道はどうかと進めてるようだけど、どうも西住さんは戦車道に抵抗があるみたい。
少し雰囲気が暗くなった西住さんを見て両脇の子はそれほど強く戦車道を進めずに話を変える。
どうやら西住さんの雰囲気が戻ったようで明日のお昼ご飯を何するのかとか聞こえてきた。
選択科目についての話は終わったようなので私は帰ろう。
来た道をまた歩き出すと同時にふと思い出したことがある。
それは、戦車道でとても有名な家がいくつかあることを。
そしてそのなかには同じ苗字がある、そう西住さんと同じ西住家である。
西住流とも呼ばれ、統制された一糸乱れぬ陣形からの圧倒的な火力にて短期決戦で敵と決着をつける戦術を得意にする。
あと西住流といえばもう一つ、戦車道の名門であり戦車道全国高校生大会9連覇という戦車道最強校の黒森峰女学園に後継者って呼ばれている人がいると聞く。
「西住さんはもしかして、もしかするのかな?」
もしそうだとしたら生徒会から勧誘がありそうね。
選択科目のオリエンテーションや履修届から見て生徒会はかなり戦車道に力を入れてるようがわかる。
その理由はよく知らないけどきっと生徒会なりの理由があるはず、それなら戦車道に詳しい西住さんを逃さないはず。
でも、さっきの暗くなった様子からきっと西住さんは戦車道を選ぶことはないと思う。
生徒会とはいえ無理やりに選択させるなんてことはしないと思うけど、すこし気にしとこう。
「さて、早く寮に戻って何か食べよっと」
選択科目や西住さんのことを考えていたせいか急におなかがすいてきた。
部屋の冷蔵庫に何があったっけと思い出しながら歩度を速める。
―おまけ―
そうそう私も転校生だけど元の高校は戦車道がないところだったのよ。
なので私にはきっと生徒会からお声はかからないでしょうね。
選択科目何にしようかなー迷う私ね。
(鞄についた試製1号戦車改のキーホルダー触りつつ寮に急ぐのであった)