ミスフル 続編!   作:トータス検二郎

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ほぼ主人公桜花くんがリタイヤした後です。


099発目② 最終回〜失〜

 

 

『沼崎くんの連続出塁を防いだ桜花くんがなんと負傷交代』

『ツーアウト2塁でマウンドを譲り受けたのは今大会無失点の子津くん』

 

『十二支高校では犬飼くんに次ぐ2番手投手ですが』

『それ以上の活躍を、この甲子園で見せてくれています』

 

 

子津「ふー」

(貢献したいとは言ったっすがこんな場面っすか)

 

シュッ

「ボール」

 

 

黒豹「よっしゃええボール来てるで」

子津「うっす」

 

 

『キャッチャーは黒豹くんに、大神月くんはライトに回っています』

 

 

黒豹(このレベルの打者“砂燕・(みだれ)”投げとけばええいうわけにはいかん)

(きっちり組み立てて仕留める)

 

 

バシッ「ストライク」

バシッ「ボール」

バシッ「ストライク!」

 

 

嗚「くそう」

(丁寧に投げているのがわかる、的を絞らせない配球もすごい)

 

「でも打つよ」

 

 

子津「打たせないっす!」

“砂燕・乱”

 

 

ガキン

ボテ

 

黒豹「よし!」

 

『打ちとったー!打球はどん詰まりでファーストの前へ』

 

 

嗚「やられた…」

 

猿野「ナイス子津」パンッ

 

 

子津「え?」

黒豹「おい」

御柳「なにやって…」

由太郎「さるのー!」

 

 

『なんとファーストの猿野くんこの1番大事な場面でエラー!』

『今のは絶対にしてはいけないプレーですよ』

 

『少しスピンが強かったのかもしれませんがそれでも完全に打ちとってますからね』

『これは大きなプレーになりそうですよ!』

 

 

 

清熊「あちゃーあいつなにやってんだ」

猫湖「やばいかも」

栗尾「大ピンチね」

桃坂「銭くんがなんとかしてくれるよ」

 

 

剣菱「てんごく君、これは試練かな」

凪「猿野さん…」

 

 

 

猿野「あ、あの、わりい子津」

子津「猿野くん…」

 

猿野「次はがんばるからよ」

子津「大丈夫っす猿野くん」

「いつも助けてもらってばかりだから今度は僕が助ける番っす」

 

黒豹「言うやんけ子津ただその通りや」

「くよくよしとるんちゃうぞ!次ええプレー見せえよ!」

 

兎丸「あんちゃーん、次集中だよー!」

丑光「めんこいなー」

 

 

 

 

辰羅川「猿野くん、落ち着いてリラックス!」

巳上「猿野せんぱーい!大丈夫っすよー!」

虎鉄「いつも通りいけYo!」

 

犬飼「……お前のヘマなんか想定内だバカ猿!!」

 

 

 

猿野「お前ら…」

「るっせえコゲ犬!お前がいなくても優勝旗持ってきてやる!」

「ほら子津!あと1人抑えるぞ!」

 

子津「う、うっす!」

(立ち直ったっすかね)

 

犬飼「ったく」

 

 

 

『猿野くん痛恨のエラーで2アウトランナー1.3塁』

『バッターは本日ヒットを放っている百湖くん』

 

 

 

嗚「百湖!普通に打ってやれ!」

百湖「嗚」

 

清池「しっかり還してくれよ」

百湖「キャプテン」

 

 

 

黒豹(お前のボールは初対戦のバッターが打てるもんやない!)

(自信もってこんかい)

 

子津「はいっす!」

(桜花くんの想いも背負って…)

 

“砂燕・乱”

シュッ

 

 

ブンッ「ストライク!」

キンッ「ファール」

 

 

『2球で追い込んだ子津くん』

 

 

子津(これを越えてみせる!)

 

 

バシッ「ストライクバッターアウト!」

 

 

子津「よっしゃー」

黒豹「ようやった子津!」

 

猿野「子津…!」

子津「猿野くん!次は猿野くんの番っすよ!」

 

猿野「…ああ!」

 

 

 

百湖「うーん」

嗚「切り替えろ百湖!抑えれば勝つ」

清池「そうだ!最後の守備行こうぜ」

 

七海「自分が終わらせますよ」

幸洋「優勝まで一直線だっぺよ」

沼崎「さあ、優勝だ」

 

 

 

『ピンチを切り抜けました子津くん!』

『埼玉は2点差のまま最後の攻撃を迎えます』

 

『バッターは1番の朱牡丹くんからの好打順!』

『優勝の望みを繋ぐことができるか』

『朱牡丹くんの出塁が鍵になってくるのは間違いありません』

 

 

朱牡丹「よーし行ってくる気( ˊᵕˋ )」

 

御柳「頼みます」

椿「いっちゃってください」

源武「1番センターらしくやってくれってばです」

 

 

朱牡丹「おう!(((o(*゚▽゚*)o)))」

(白春、桜花、見といてほしい気…)

 

 

『しかし、未だに福島投手嗚くんの攻略がまったく行き詰まってしまっております』

『あの無気力な見逃し三振はなにかタネがありそうですよね』

 

『おっと?朱牡丹くん、ホームプレートから最も遠い距離に構えました』

『しかも表情は無気力そのもの!構えも脱力しきっている様子です』

 

 

妙高「間違ってはいないけど、これはそもそも打てないんじゃ…」

椿「あの人はオレたちが思いもつかないことを考えてるはずですよ!」

 

 

『ピッチャー振りかぶって…』

朱牡丹(投げた瞬間ベースに少し走る、そしてバットに当てる)

(走るのが目的だからボールは見えるはず気ー)

 

 

シュッ

 

朱牡丹(ボールがリリースされた…よし、見える!あとは当てる)

 

妙高「それは…違うよ!」

 

朱牡丹(あれ、思ったより遅いんだね)

 

 

 

朱牡丹(まだ来な…)

 

キンッ

 

 

バントしに行ったバットにボールが当たる。

沼崎「あんな構えのやつに“明鯱止水”を投げるわけないだろ」

 

 

投げられたのは“天鯱”

止まって見える早いボールである。

 

 

『セーフティバントを試みだが打球が上がってしまったぞ』

 

百湖「嗚」

パシッ「アウト!」

 

 

『朱牡丹くん、セーフティバントを仕掛けましたが結局内野フライでアウト!』

『先頭が出ることなくアウトカウントを取ることができました福島』

 

『東北勢初優勝という悲願も達成することができるか』

 

 

 

久芒「録…」

 

朱牡丹「くっそー!!」

由太郎「朱牡丹先輩、次はおれの番だ!」

 

 

9回裏1アウトランナーなし

福島2-埼玉0

 

バッター由太郎

 

 

 




昨年のクリンナップに望みを繋ぎます。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。
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