ミスフル 続編!   作:トータス検二郎

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説明が無い選手は基本的にモブです。


012発目 部内戦

新入生を加えた各高校は春の県大会に向けて調整の最中である。

十二支高校も難なく地区予選を勝ち抜き、早くも1週間の合宿が始まっていた。

 

 

3日目の夜

 

巳上「きつすぎる、この合宿、ゼーハー」

丑光「そだねー」

狸間「聞いたか?最終日に部内で試合があるらしいぜ」

公星「お、アピールチャンスだネ」

河馬地「うっす」

 

 

羊谷「ふーあの新入生どもはやっぱりついてきてるな、ものになっているかは試合で見極めるか」

 

 

猿野「合宿恒例の覗きターイムと言いたいところだが今年は違うぜ、バカ野郎どもから凪さんを守らないと」

 

子津「もう猿野くん、早く寝たいっすよ」

 

 

桃坂未月(ももさかみつき)「はあーいいお湯だねー」

 

栗尾(くりお)かの子「そうね、ぽっかぽか」

 

2人は十二支高校の3年生マネージャー。

 

桃坂「猿野くんってさー…」

 

猿野「ピクッ」

 

 

桃坂「去年に比べてずいぶんかっこよくなったと思わない?」

 

栗尾「まあ確かにめっちゃ打つし頼りになるよね」

 

桃坂「そうなのよ何とかしてくれる安心感というか」

 

 

走り出す猿野、向かう先は2人が入っている女湯だった。

子津「どうしたんすか、猿野くん!」

 

 

栗尾「ふふっ銭くんに言っちゃおうかなー」

 

桃坂「ははっそんなんじゃないって、選手としてだよ」

 

桃坂と黒豹は付き合っているらしい。

 

栗尾「わかってるって、黒豹くんも虎鉄くんも頼りになるよー」

 

桃坂「そうそう、あのクリーンナップはどの高校にも負けてないと思う」

 

 

ダッダッダッ

 

ガランッ

 

猿野「ダメっすよ、桃坂さん!俺には凪さんが!!!」

 

桃坂「………っきゃー!!」

栗尾「ちょっなにやってるの」

 

猿野「いや、俺は凪さん一筋なんで桃坂さんの気持ちには応えられません。失礼します!」

 

ガラガラ

 

 

去っていく猿野、出てきたところに虎鉄と遭遇する。

3年生全員集まってボコボコにされる猿野。

 

黒豹「お前なにやってんねん!わいの女の裸見たんちゃうやろな」

 

ボコボコにされすぎて猿野は死んでしまった。

 

 

十二支高校の夜が更けっていく。

 

 

辰羅川「明日は部内戦ですね。去年は1年対2、3年という図式だったですが今回はどうでしょうか」

 

兎丸「しかも去年は1点とられたら手か足に重りを付ける特殊ルールだったもんね」

 

子津「そうっすよどうなるんでしょう楽しみっす」

 

 

 

翌朝

 

羊谷「今日は合宿6日目、試合だ。試合内容は全学年合同の紅白戦。序盤はサブメンバー、春の地区予選のレギュラー以外を見る」

 

辰羅川「なるほど」

 

狸間「じゃあ序盤はオレらだな」

 

猪里「ベンチ入りば入れ替わるかもしれんとね」

 

羊谷「ま、レギュラー陣も気を引き締めてやれよ!お前らは7回くらいから出すからな。メンバーを発表する、猪里!虎鉄!」

 

 

猪里「うちのメンバーはこれったい」

 

虎鉄「こっちはこれだZe」

 

 

それぞれ紙が配られる。

 

赤チーム

3年 猪里、黒豹、長戸、川田、…

2年 猿野、子津、兎丸、明神、…

1年 巳上、公星、山本、…

 

白チーム

3年 虎鉄、新里、日向、飯田、…

2年 犬飼、辰羅川、司馬、野木、…

1年 丑光、狸間、河馬地、…

 

 

兎丸「あーあ、司馬くん離れ離れだね」

 

司馬「コクッ」

 

兎丸「でも手加減は無しだよー」

 

 

羊谷「先発は長戸と狸間!さっそく用意しろ!」

 

 

辰羅川「どうやら今年は特殊ルールは無いみたいですね」

 

犬飼「7回まで退屈だ」

 

 

「プレイボール」

 

長戸「よっしゃ全員三振にとるぜ」

 

意気込む長戸は宣言通り2、3年の控えを三者三振に仕留める。

 

野木「くそー」

 

長戸「へへっ」

 

猿野「なんか盛り上がりに欠けるなこの序盤は」

 

子津「ダメっすよそんなこと言っちゃ」

 

 

 

白チーム先発の狸間は赤チーム1番の巳上と対峙する。

 

 

巳上「新入生テストの時から打ちたいと思ってたんだよな」

 

狸間「同じチームだったからな、まあ打たせねえけど」

 

河馬地(うっす)

 

狸間「コクッ」

 

シュッ

 

お世辞にも速いと言えないストレートを巳上は空振りする。

 

「ストライーク」

 

猿野「なんだあいつ口だけなのか?」

 

兎丸「そんなことないよ、あの子けっこうすごいから見てて」

 

 

人には思考というものがある。

いつも何かを考えている、全く何も考えていないという人はいないだろう。

河馬地はその雰囲気を察し全く頭にないコース、球種をうまく見つけ狸間に要求する。

 

ブンッ

 

「ストライークツー」

 

 

巳上(ふー、兎丸先輩も見てるし出ないと)

 

「ストライークバッターアウト!」

 

猿野「おい」

 

兎丸「シーン」

 

1回、1年の狸間は3年の長戸と全く同じ結果を残す。

そして、2回表先頭バッターは4番サード丑光。

 




特殊ルールは思いつきません。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。
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