ある日大神家に一報が届く。
もちろん悪い
プルルルル
プルルルル
大神母「はい、大神ですけど……………」
月「え、兄ちゃんが?え、どういうことわかんないよ」
大神母「グスン、トラックに轢かれてね、でも友だちを
泣きながら、泣きながらでも兄の偉大さを伝えなければという使命感から人を助けた素晴らしい兄という事を伝えた後泣き崩れた。
兄が死んだというのに嬉しいと発言することがいかに辛かったことだろう。
しかし、弟の月は照が素晴らしいというよりも庇った相手がいなければ兄は死ななかったということにしか頭が行かなかった。
月(兄ちゃんが偉大なんて当たり前じゃないか……!誰だオレの兄ちゃんを奪ったのは!許さない、許さないぞ)
「うわーんうわぁーん」
葬式も済んだ何日か後に兄の死が以前聞いていた3人組のせいだったと知る。
その頃から彼は野球を復讐の道具とするために練習を続ける。兄譲りの才能もあり、メキメキと実力を付けていく。
その目に輝きは無く、いつも闇の中にいるようだった。
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月「楽しめだ?もう楽しめるわけねえだろ」
(6年だぞ、6年間ずっと憎みながら野球をやってきた。
その3人組と同じくらい野球も憎んでいた。
もう楽しむことなんて)
猿野「そうか、男なのに小さいな」
月「あ!?」
猿野「また楽しく野球できたらいいな」
カキンッ
″
月(………)
須咲「ふっ我の勝利だ」
猿野「くっそー」
犬飼「
猿野「
犬飼「それにお前が打つなんて誰も思ってねえ」
猿野「なっ」
丑光「そだねー」
虎鉄「そうだZe猿野、お前みたいな
黒豹「せやせや、次の回わいがサヨナラ打ったるわ」
猿野「くっ」
十二支ベンチを見ている大神月。
月(なんだあいつわかったようなこと言いやがって、小さいだと?でもいい、一人出れば回ってくる!犬飼に直接手を
その目には
須咲「………」
スタンドから優しい目で試合をみる剣菱。
剣菱(楽しそうだなてんごく君。
それに対してあのルーキーキャッチャー、様子がおかしいな)
「ストライークバッターアウト!」
「チェンジ」
月「……え?」
6年間一日たりとも忘れること無かった三人組への恨み。
高校に入って初めての対戦は直接対決が実現しなかった。
月「は?そういう展開?」
須咲「月!長年の想いを春大会で晴らすのはもったいないだろ、試合には勝つぞ」
月「まあ仕方ないか」
(夏大会で3人とも潰してやる)
試合は1対0のまま終了する。
四神・須咲、デビュー戦で被安打3、四球2の完封勝利。
高校野球関係者に衝撃が走った。
「去年優勝した埼玉に新たなタレントが出たな」
「ルーキーバッテリーで今年こそ華武高校を食うか?」
「埼玉の4番の猿野を全打席抑えたっていうのもポイント高いぞ」
凪「猿野さん、大丈夫でしょうか」
剣菱「てんごく君なら大丈夫だよ、信じてあげな」
春大会で負けたというのはあまりダメージは無いかもしれないが、ルーキー相手に完封されたというのでみんな深刻な顔をする。
猿野(うーやっぱりオレが打ってれば)
猪里(いつも猿野頼みじゃあかんってことばい)
巳上(んーあそこがターニングポイントだったなあ)
狸間(俺もこういうところで任せてもらえるように)
羊谷「さ、帰るぞ」
球場の外
犬飼「おい、お前大神さんの弟なのか」
月「犬飼 冥、辰羅川 信二…」
辰羅川「弟がいたのですね、あの時は本当に…」
月「謝ったりするなよ、お前たちへの恨みでずっと野球をしてきたんだ!一生許さねえからな」
犬飼・辰羅川「!!」
犬飼(何て目をしてやがる!まるで去年まで御柳相手に見せていたオレの目だ)
辰羅川(彼もまた、あの事故で苦しみ続けた1人なのですね)
初めて大神さんの弟の
1つの因縁が明らかになった十二支の春大会がここで終わった。
月(今日はしょうがねえ、次の標的は華武高校…!)
しかし、翌日の黒撰戦。
前日完封した須咲は先発を回避。
序盤で点差がついてしまったためデータを与えないためセブンブリッジは須咲を出さずに試合に敗退する。
月(ちっ、御柳芭唐とも夏大会でケリをつけるか)
スタンドにはこの試合を見にきた他の高校が来ている。
朱牡丹「セブンブリッジ学院が負けた気щ(・∀・´щ)」
久芒「去年の3年生がごっぞり抜けイングからな」
「ふふ…行ってらっしゃい」
「ワシらの出番はあるんか?」バリッ
「へー今日はルーキーに投げさせないんだありえないね」
「ヌハハ見れなくて残念だったな」
春大会ベスト4が出揃った。
十二支高校
春季埼玉県大会
3回戦敗退 Dシード獲得
十二支はあっさり負けてしまいました。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。