ただ話はあまり進んでいません。
十二支高校野球部グラウンド
大会に負けた翌日もいつものように練習が行われている。
「バッチこーい」「セカンドー」
「はーあ、負けちゃったねー」
コク
「仕方ありませんよ、相手は華武高校ですし、犬飼くんが投げられないのでは」
彼らは十二支高校の1年生。
3人とも夏の大会からレギュラーとして試合に出場している。
-兎丸比乃(とまる ぴの)-
左投左打の中堅手。埼玉選抜メンバーの1人。中学時代内野安打率9割7分4厘の瞬足。背が低く子どもっぽい言動が目立つ。
-司馬葵(しば あおい)-
右投右打の遊撃手。守備が非常にうまく5mの距離から3球同時に捕球したことがある。無口で常にサングラスをしている。
-辰羅川慎二(たつらがわ しんじ)-
右投右打の捕手。犬飼の相棒であり犬飼を非常に尊敬している。頭脳明晰でメガネをかけており常に敬語で話す。
「おい、1年!そんなとこでだべってないで声出せYo!」
「まあまあ、落ち着きんさい虎鉄」
「部長のお前が注意しねえから俺が注意してんだRo!」
-虎鉄大河(こてつ たいが)-
右投右打の一塁手。夏から十二支高校のクリーンナップを担う。とても軟派な性格で語尾をローマ字で喋る。
-猪里猛臣(いのり たけおみ)-
右投左打の二塁手。十二支高校の部長。福岡弁で喋りおっとりした性格。目が非常に良く地面のイレギュラーや風向きが見える。
猪里「昨日の疲れがあるんやろ、おれもそうやし」
虎鉄「まあ、確かに俺も昨日のはすっげーショックだったZe。あいつのも空元気だろうNa」
カキンッ
猿野「おいコラ野木ー!どんどん来いやー!」
野木「くそっ、おりゃー」
カキンッ
猿野「よっしゃーっ!!」
犬飼「……」
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「10対3で華武高校の勝利、礼」
「ありがとうございましたー!」
御柳「おい、犬飼。大神さんの悲願はおれが果たす」
犬飼「……」
朱牡丹「おい、負けたチームのやつと仲良くしてる気?( ー̀дー́ )」
御柳「は?そんなんじゃねえよ」
久芒「敬語使うイング」
御柳の耳を摘む久芒
御柳「わかりました、わかりましたよ先輩ー」
久芒「ほら、行くイングよ」
-朱牡丹録(しゅぼたん ろく)-
右投右打の中堅手。華武高校、埼玉選抜両方でトップバッターを務める。「〜気」と顔文字という特殊な話し方をする2年生。
-久芒白春(くぼう はくしゅん)-
右投右打の遊撃手。埼玉選抜のレギュラーで華武の部長*。守備で足技を披露するが鉄壁。いつも鼻水を垂らしており萌え袖とマフラーが特徴。
犬飼「くそっ、オレが投げられていれば。」
由太郎「さーるのー!」
猿野「おう、由太郎、見に来てくれてたのか。悪かったな、不甲斐ないところ見せて」
由太郎「ぜんぜん大丈夫だぞー。華武高校はおれらが倒すし!なっ沖!」
沖「急に話振らないでよ。でもそれは本当のことだけど、僕が華武の上位打線抑えられるかなあ」
由太郎「なに弱気になってんだよー!沖なら絶対できるって!」
猿野「確かにあの上位打線はやばかったぜ。特にあの1年生クリーンナップ」
由太郎「猿野、そりゃそうだけどさ」
猿野「来年の夏オレ達があいつら倒すから黒撰はがんばらなくていいぞ」
由太郎「なにー言ったな!絶対勝ってやるからな!行くぞ沖!」
沖「あっ、待ってよー」
紀洋「残念だったな、羊谷」
羊谷「ああ、完全に力負けだ。こっちは3年生の穴を全く埋められていないのにあっちはすごい1年生がもう育ってやがる」
紀洋「あのバッテリーとセカンドだな」
羊谷「5回はツーアウトとった後のセカンドの椿、あいつにやられたようなもんだ。お前らも気をつけろよ」
紀洋「おう、任せておけ。仇はとってやる」
「初スタメン試合にしては上出来じゃないか?」
「これを維持できればよいのですが」
「ままっ適当でいいっしょ」
試合の感想を話し合う1年生3人。
先程の話に出ていたバッテリーとセカンドである。
1軍から3軍まである華武高校の中で夏まで彼らは2軍に在籍していた。以前の十二支高校との練習試合で2軍が3軍に降格する出来事が起こったのだが、その際に入れ替わりで2軍になったのが彼らである。
-椿奴鬼(つばき やつき)-
右投左打の二塁手。お調子者の1年生。どのコースでも打ち返す好打者。長髪の黒髪を後ろで束ねる。性格は自信家でプライドが高い。
-桜花円(おうか まる)-
右投右打の投手。元華武レギュラー捕手の実弟。とてつもなくコントロールが良い。投げるのが好きで打たれても抑えても気にしない。
-柘榴尖角(ざくろ とがり)-
右投右打の捕手。5番を打つ1年生。相手の心を読んだ緻密なリードでピッチャーを引っ張る。黒髪の短髪で気にしい。
柘榴「華武高校の伝統を絶やさぬよう気を抜いちゃいけませんよ」
椿「大丈夫だよ。おれが全部打ってやるからよ」
柘榴「ただあと注意しなければいけない高校は県内では黒撰高校くらいですかね」
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凪「猿野さんっ、大丈夫ですか?」
彼女は鳥居凪(とりい なぎ)。十二支高校のマネージャーにして猿野の恋人。
猿野「凪さん//どうしたんですか、大丈夫ですよ?」
凪「そう、だったらいいんですけど…」
清熊「凪、このアホ猿の心配なんかしなくてもいいぜ」
猫湖「時間の無駄かも」
彼女らも十二支高校のマネージャー。
男勝りの清熊もみじ(きよくま もみじ)、気弱な占い好きの猫湖檜(ねここ ひのき)
凪「そんな、言い過ぎですよ!」
清熊「わりーわりーでも本当のことだよな」
猿野「まあ、そうっすねー次は絶対勝ってみせますよ!」
次回は試合です。
明日の夜投稿したいと思います。
すみません、編集しました。
(華武高校の部長 朱牡丹→久芒)