ミスフル 続編!   作:トータス検二郎

31 / 160
この回は読まなくてもたぶん支障はありません。




029発目 甲子園予選開幕

全国高等学校野球選手権埼玉大会

 

埼玉の164校がトーナメントを争いたった1校のみが甲子園へ行くことができる大会。

 

先日猪里はその抽選会へ行き、組み合わせが決まった。

 

 

猿野「どうなったんすか?」

 

昨年は猿野が抽選会場で無茶苦茶(むちゃくちゃ)したため今年はお留守番だった。

 

Dシードの十二支はベスト8を争う試合でA、B、Cのいずれかの高校と対戦することになる。

もちろんノーシードがシード校に勝つことがあるため一概には言えない。

 

猪里はその対戦相手に春大会ベスト8のCシードを引き当てた。

 

 

巳上「なかなかいいですね」

虎鉄「ベスト16まで大した相手もいなさそうだしNa」

丑光「ナイスぅー」

 

猪里「決勝までの道のりはCシードの忍火、Aシードの武軍、Bシードの黒撰になると思うったい」

 

公星「じゃあそこまではぼくたちの出番も多いカモネ」

狸間「成長した俺の実力見せてやるぜ」

河馬地「うすうっす」

 

 

 

 

シード校と当たる前の3試合はきっちりと全てコールドゲームで勝った。

 

 

私立小学生高校戦

 

狸間「よっしゃ!」

河馬地「うすうっす」

「十二支ルーキーの狸間5回参考記録ながら完全試合だ!」

「将来のエースだろうな」

 

「うわーん負けちゃったよー」

「うえーんお母さーん」

 

巳上「え、待って高校生なの?小学生なの?球場のラインをドッヂボールみたいにつま先でひくのはやめろー」

 

虎鉄「去年ほとんど同じツッコミしたZe、しかもドッヂボールのくだりはクドいNa」

 

巳上「は、はい」

(なんでダメだしされないといけないんだ!)

 

 

 

 

迷宮学園戦

 

有定「お前のロン毛は絡まってるから今日の試合ボールに当たらず空回ります」

 

虎鉄「何言ってんだYoそこまでロン毛じゃねえだRo俺やべーだRo

ネタくさいライムばっかーダサいNaー

十二支のファーストは虎鉄だタイガー」

 

有定「くっ負けたぜ、お前バイブスやべえな」

虎鉄「お前もなかなかだったZe」

 

 

猿野「野球やれよ野球!」

試合は丑光の3打席連続ホームランで5回コールド勝ち

 

「あの丑光って選手普通じゃないぞ」

「1年であれってどうなってるんだ」

 

 

 

 

邪需要戦

 

「あなた達は需要がありませーん」

猿野「大丈夫!オレには凪さんがいる!」

 

試合は巳上と公星がともに猛打賞(*3安打すること)でまたも5回コールド勝ち。

 

 

この夏大会目立っているのは負ければ即引退の3年生、脂ののってきた2年生でもなく怖いもの知らずの1年生だった。

 

この勢いのままCシードの忍火も7回コールドで勝つ。

 

「くっ勝ちの目はもはや無いか、ではこれにてドロン」ボッ

猿野「こら待て逃げるなー!」

 

この試合は狸間が3回、子津・犬飼が2回ずつ無失点に抑えるなど調整登板もバッチリ。

 

 

秋、春に続いて最初に埼玉五強同士の試合をするのは十二支だった。

最初の脱落が毎回十二支だったとも言える。

 

 

羊谷「準々決勝の相手は武軍装戦だ!相手にとって不足なし!ただ今回ラフプレーや卑怯(ひきょう)な手を使っている様子が無い」

 

猿野「へっあいつらに限ってそれはないない」

犬飼「隙を見せたらいかれるぞ」

 

兎丸「武軍の悪口になると気が合うんだよね」

 

巳上「んー」

(金剛が入る高校が卑怯な手なんか使う…てか使えるのかな?)

 

 

羊谷「明日の先発は犬飼!様子を見て子津にリリーフする」

 

犬飼「最後までいけるけど」ボソッ

 

羊谷「明日は今までと違っておそらく9イニング戦うことになる総力戦だ!今日は早く帰って寝ろ」

 

 

 

帰り道

 

凪「猿野さん、去年の事もあったので私心配です」

猿野「武軍のやつらに好き勝手させませんよ」

凪「ケガせずに勝ってくださいね」

猿野「はい!凪さんを甲子園に連れていきます!」

 

 

清熊「司馬、今日はダメだからな」

司馬「コクッ」

清熊「明日全力であいつら叩きのめしてやれ!勝てばご褒美やるからよ」

司馬「ボソッ」

清熊「おい///道のど真ん中で何言ってんだてめー///」

 

 

猪里「明日負ければ俺たちは引退やね」

虎鉄「なんだ猪里ちゃん弱気だNa」

猪里「ちょっとだけ不安なんや、いいキャプテンやったかもわからんったい」

 

黒豹「わいは途中からやけど猪里がキャプテンで良かった思うてるで」

虎鉄「もちろん俺もDa、お前は最高のキャプテンだZe」

長戸「そうそう、もっと頼りにしてもいいんだぜ」

 

猪里はチームメイトの気持ちを少し知り泣きそうになったところをこらえる。

猪里「くー、泣かんばい。泣くのは甲子園が決まった後たい」

 

 

十二支の夏はまだ終わらない。

 

 

 




ラップバトルはなんか申し訳ございませんでした。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。