埼玉県予選
準々決勝
Aシード武軍装戦 対 Dシード十二支
5回表先頭打者妙高
ピッチャーは狸間
妙高(えーっとこう来たらこうしてあー来たらこーしてえーっとあれが来たらこうやって……)
妙高は常に色々なことを考えているため河馬地の特技は通用しなかった。
狸間(大丈夫だ河馬地、地獄のロードの成果を見せようぜ)
河馬地(うすうっす!)
狸間(まずはインハイにボールを)
シュッ「ボール」
狸間(次にど真ん中のスローボール)
妙高はこの
妙高の頭には狸間はコントロールが良いからど真ん中なんか来ないという固定概念がある。
ここで妙高は揺らぐ。
黒豹(あいつらなかなかのもんやな)
次に河馬地は外野を前に守らせる。
妙高(外野が前ってことは低めか?)
そして低めにボールが来るのでそれを打ちに行くがそれはボールなるカーブだった。
コツン
バシッ「アウト」
妙高(くそ、1年にハメられた!)
彼らがしていたのは思考の誘導である。
まだ圧倒的な打者に適いはしないのだが、妙高のような考えが多い選手、公星のようにほとんど考えない選手には何球か使って思考を限定させることを思いついた。
それをしながら河馬地が思考を読み解くといった組み合わせで打者を打ち取っていく。
そうして狸間・河馬地バッテリーはこの回を三者凡退で抑える。
武蔵「気をつけろ金剛、なんかしてやられるような配球だぞ」
金剛「はい!!気をつけます!!」
羊谷「ナイスピッチングだ」
虎鉄「いい感じだったZe」
犬飼「……わるくない」
狸間「くー、あざっす!」
5回裏は6番の黒豹からの打順。
妙高が注意する黒豹と巳上が同じイニングで登場する。
白鴎(銭ここで打たないとだめだよ)
前の打席でツーベースを打っている黒豹。
″船″
2度十二支が誇るルーキースラッガーを打ち取ったスライダーでカウントを有利に進める。
バシッ「ストライク」
バシッ「ストライクツー」
黒豹(なんやこれ曲がりすぎやろ)
妙高(あとは危険な橋を渡らないように際どいボール球で攻めよう)
「ボール フォアボール」
妙高(ありえない、なぜあれを見逃せる!)
黒豹(ラッキーすぎるわ、わいは今の打席別に見逃し三振でもよかったんや)
妙高(うわあボールか危なっ、みたいな反応は演技か)
黒豹(あちらさんはわいを必要以上に警戒しとるさかい何もしなくても警戒心は大きなるやろ)
妙高(あいつの方が器が上なのか?)
黒豹(ま、結果は一番ええ出塁って形やったな)
コツン
すかさずバントでワンアウト2塁。
ここで3人目のキーパーソン巳上に回る。
妙高(ふー落ち着け、次の河馬地、狸間も警戒は
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この回の攻撃をスタンドで見ていた当時十二支高校2年生の明神は後にこう証言した。
明神「忘れた」
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5回裏
スコアボードには4の数字が。
妙高が警戒しすぎたためピッチャーもバッターに100%向かい合うことができず連続タイムリーを浴びてしまう。
黒豹「策士策に
カキンッ
グラウンド清掃後の6回表
武軍の先頭打者金剛は初球をひと振りでライトスタンドに運んだ。
武軍装戦3-5十二支
金剛「皆さん!!まだまだいけますよ!!」
武蔵「ああ、当然だ」
島風「やったりましょうか」
妙高(やっぱりあいつの方がキャプテンに向いてるのかな)
金剛「キャプテン!!行きますよ!!」
妙高「……ああ、このまま負けるなんてありえない!」
この回以降妙高のリードが大きく変わる。
相手のデータを踏まえつつ赤城の力を最大限に
さらに県有数の打線も狸間に
8回が終わった時点で7対7の同点になっていた。
武軍は1年生バッテリーを6、7回に攻めたてる。
6回は金剛のホームランを皮切りに代打のタイムリーヒット。
7回は先頭の妙高、島風がヒットで出塁すると武蔵の3ランホームラン。金剛を歩かせたところでピッチャーを子津にリリーフする。子津は″砂燕″で後続、8回も0点で抑える。
武蔵「よっしゃ見たかこら!」
一方の十二支はバッターに向かってくる赤城に苦戦する。
6回は黒豹から始まる打線でその黒豹がソロホームランで突き放す。
7回は0点に抑えられるが8回、ツーベースの黒豹を二塁に置きツーアウトで巳上が同点のタイムリーヒットを打つ。
巳上「来てる来てるオレの時代が!」
最終回
武軍も十二支も1番バッターからの好打順。
それぞれ5回目の打席。
注目はもちろん両チームの4番打者。
ここまで2打数2本塁打2四球の金剛力。
2打数1本塁打1凡退2四球の猿野天国。
ちなみに黒豹は3打数2ツーベース1本塁打1四球です。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。