準決勝
1回裏セブンブリッジ学院の攻撃
『華武高校のピッチャーは
『彼はプロで大活躍の昨年の絶対エース
『屑桐くんが教えたボールもあるらしいですねえ』
桜花「行っくぞー100マイル(161km/h)!」
都衣福「え?」
シュッ
「ストライーク」
投げたのは130km/hくらいのストレート。
都衣福「ウソだもん!」
桜花「へへん次はほんとだよ」
桜花「80マイル!」
シュッ
都衣福「え?え?」
「ストライーク」
やはり投げたのは130km/h程度のボール。
80マイルはだいたい130km/hくらいなのでウソは言っていない。
桜花「ほんとって言ったのにー」
都衣福「許さないもん」
桜花「次は100マイルね」
都衣福(騙されないもんね)
ズドン
「ストライークバッターアウト!」
『出ました!屑桐くん譲りの100マイルです!』
『これで全国の並み居る強豪をバッタバッタと三振にとりましたよね』
都衣福「ほんとに投げるのか」
都衣菊「おいらが
「ストライークバッターアウト!」
「ストライークバッターアウト!」
都衣菊「くっ」
宝町「やられた~~」
『華武高校の桜花くんも負けずに三者連続三球三振です!』
『いやあ早くも火花散ってますね』
東蘭風『ほほう、大したもんじゃわい』
桜花「投げるの楽しいなあ」
辰羅川「あれはキャッチャーの柘榴くんのおかげでもありますね」
狸間「あの人たちはほんとにすごいですよね」
黒豹「あいつら知り合いなんか?」
狸間「知り合いっていうか中1のときシニアで対戦したんです、と言っても俺たちはベンチでしたけど」
長戸「なんかあのバッテリーとお前ら似てるな」
狸間「そうなんです、コントロールの良い桜花さんと人の裏をかく柘榴さん。俺たちは彼らに憧れて彼らを目指してるんです」
辰羅川「だから似てるんですね」
犬飼「お前らもいいバッテリーだろ」
狸間「犬飼さん…」
河馬地「うすうっす!」
意見交換をするためにバッテリー陣は近くで試合を観ている。
『2回は注目の
東蘭風『こりゃ単純に楽しみじゃ』
フーセンガムを膨らませながら打席へ向かう御柳。
御柳「お前が大神さんの弟かよ」プクー
大神「オレがどんな思いで今日という日を待っていたかわかるか」
御柳「なんだずいぶんなご
すごい剣幕で立ち上がり、睨み、大声で、泣き声で。
大神「お前が!兄ちゃんを奪ったお前が!ヘラヘラしてんじゃねえぞ!」
審判「こらキミ!」
黙ってキャッチャーズボックスに座る
宝町「なんだ?」
都衣福「いつも冷静な大神が」
都衣菊「初めて取り乱したもんね」
辰羅川「大神くん…」
犬飼「御柳のヤローも驚いてるだろうな」
御柳「んな」
(こいつ、まるで去年の犬飼じゃねえか!しかも肉親だから憎しみも
「ちっ」
この大神さんの弟、大神
あの事故で1番責任を感じている御柳はあの時の事を今でも後悔していた。
昔の御柳は明るくはしゃぐような男の子だったが、事故を機にバカにしたように笑ったり
ふざけて帽子を奪って逃げる。
こんな
犬飼との和解後は笑顔が増え明るい姿も多くなっている。
大神のセリフでその顔が一気に曇ったがそれに本人は気づいていない。
朱牡丹「ミヤなんか固まった
久芒「何か言われてたングね」
三塁側のベンチからは右バッターの御柳の顔色がわからないが何かしらの変化を感じとる。
調子が出ない御柳はいつもしないような空振り三振をしてしまう。
『おーっと第1ラウンドはルーキー須咲くんの勝ちです』
『少しらしくない空振り三振でしたね』
『大神くんが何か言ったようにも見えましたが』
東蘭風『まだまだ若いのう』
三振し周りに悟られないよう明らかな空元気を見せる御柳をみる監督。
大神(こんなんじゃ済まさない)
大神月の闇はさらに深まっていく。
大神弟の感情が爆発してしまいました。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。