句読点のタイミングに迷います。
由太郎「よっしゃー!」
紀洋(俺が現役時代一度も打てなかった″砂燕″を、見事…!)
辰羅川「大丈夫ですよ子津くん。切り替えて行きましょう」
子津「…はいっす!」
しかし、子津は立て直せない。
5、6番に連続フォアボールを与えた後に7番に走者一掃のツーベースを打たれる。
なおノーアウト二塁。
猿野「どうしちゃったんだよ、子津!」
子津「やっぱり無理だったんすよ、僕なんかに十二支高校のマウンドを守るなんて…」
辰羅川「子津くん……」
猿野「本当にそう思うのかよ」
子津「猿野くん…?」
猿野「オレはずっとお前の努力を見てきた。大丈夫だ、お前はスゲえよ!無理だと思ったらオレが代わりに投げてやるぜ!」
子津「グスッ……はいっす!」
涙ぐむ子津だったがここから立て直し8、9、1番を三者三振に切ってとる。
羊谷「よしよし、よく立て直した子津!3点差いけるなお前ら!」
猿野「任せとけヒゲ!オレが仕留めてやるぜ!」
虎鉄「さっきチャンスで三振しといてよく言うZe」
猿野「うるせっ、先頭打者は5番の辰羅川かー線香花火かよ」ボソッ
辰羅川「聞こえてますよ、猿野くん」
猿野「げっ」
辰羅川「もう大丈夫です。もう彼の変化球は見極めました」
初球の外角直球、二球目の低めのボール球を見逃した後内角のシュートをファールにする。
四球目、外角低めへのカーブを…
辰羅川「狙っていました、これです!」
ブンッ
「ストライーク、バッターアウト!」
辰羅川「申し訳ないです。」
その後6番バッターはフォアボールで出塁したものの7、8番が連続で凡退する。
猿野(残すは最終回だけか)
「子津ッチュー!3人で終わらせるぞ!」
子津「はいっす!」
黒川「監督!絶対に由太郎の前に出塁してきます!」
紀洋「よし、期待してるぞ」
黒川「すみませんでしたー!」
子津は落ち着きを取り戻し由太郎の前の打者2人を打ち取る。
子津(ここで勝つ…!)
初球アウトコースに″砂燕″
由太郎(もう完璧に見える!打てるぞ!)
カキンッ
高々とライト方向に上がった打球がすごい勢いで切れていく。
「ファールボール」
由太郎(ちょっと押されちゃったかな)
子津(ふー今度はインコースに)
カキンッ
今度は左側に切れていく。
由太郎(くそっボール球だった、でも打てない球は無いぞ!)
子津(夏大会が終わってからずっと練習してたこのボールで打ち取る!)
子津の指から放たれたボールは地を這うようにしてミットへ向かっていく。
砂煙があがる。
ここまでは何も変わらない。
ここから真上に上がっていくのが普段の″砂燕″
由太郎(真ん中高め!センターオーバーだ!)
ブンッ
「ストライーク、バッターアウト!」
由太郎「なっ…」
辰羅川のミットは真ん中高めではなくインハイ。
″砂燕 乱″
子津「よっしゃー!」
子津のまわりに十二支ナインが駆け寄っていく。
猿野「やったな子津ッチュー!」
兎丸「すごいよ!子津くん!」
猪里「良い球行ってたやんか」
ベンチから熱視線を送る男が1人
羊谷(あいつ、普通真上に変化するスワローを斜め上に変化させやがった!俺でさえ考え及ばなかったことを!)
いや、もう1人
犬飼(くそっ来年の夏エースナンバーは譲らねえ)
子津「僕からの攻撃っす!絶対勝つっすよ!」
猿野「おう!気合い入ってんじゃねえか」
虎鉄「オレ達で逆転してやろうZe!」
(3点差か)
沖「はあ、はあ」
由太郎「沖…」
紀洋(沖も限界か、秋も華武高校相手に9回投げきれなかった。ここで一皮剥けてくれないと黒撰高校に未来は無いぞ!)
ライトから励ましの声が飛ぶ。
黒川「沖ー!大丈夫だーいつも通りやれー!」
沖「はあ、あの人あれでプレッシャーかけてるのわからないのかな」
由太郎「まあまあ、あの人も悪気あるわけじゃねえんだし」
沖「わかってるよ、それに気合い入った」
ドーン
沖のまわりに邪悪なオーラが出てきた。
従来沖がネガティブになったときに出るオーラでこうなると変化球の変化幅が倍増する。
夏以降はテンション次第でこのモードに入られるようになっていた。
子津「このモードの沖くんを打って初めて黒撰高校に勝ったって言えるっす!」
兎丸「そうだね!ぼくたちで突破口を開こう!」
最終回、十二支高校の反撃が始まる。
さあ最終回、猿野まで回るのでしょうか。
次回は明日の夜投稿したいと思います。