ミスフル 続編!   作:トータス検二郎

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ラスボス登場回だと思ってください。


077発目 この夏の頂点は誰だ

 

 

『さあテレビの前の高校野球ファンの皆さん』

『お待たせしました夏の甲子園決勝戦がいよいよ始まります』

 

『三塁側ベンチに陣取るのは三冠を狙う超強豪校華武高校!』

『3年生の不動1.2番と2年生の爆弾クリンナップ』

『そして予選から全てのイニングを投げている絶対エース桜花くん』

『豪華タレントぞろいの華武が神宮、春に続いて頂点に立つのか』

 

 

その三塁側スタンドで観戦する埼玉選抜。

 

猿野「はーせっかく観に来てやったんだから勝てよ」

子津「そんなこと言ってないでしっかり応援するっすよ」

 

玄渕「全国の頂点の試合は勉強になるな」

黒豹「どんどんキャプテンっぽくなってるやん」

 

 

 

『対して一塁側ベンチはキラ星のごとく現れた西東京代表』

『ベンチ入りメンバー中12人が1年生という驚異のチーム』

 

『この12人は小学生のときのチームメイトみたいですね』

『破竹の勢いで駆け上りあれよあれよと全国一を懸けた大舞台に』

 

 

猿野「覇竹?」

 

 

『チームワークも実力も抜群の栄都(えと)学園高校』

 

 

全国決勝ということもあり十二支のメンツも観に来ていた。

 

辰羅川「いよいよ決勝戦ですね」

犬飼「これくらい当然だろ」

 

凪「この強い華武高校が明日から埼玉の仲間なんですよね」

剣菱「びみょ~に頼りになるね」

(小学生からのチームメイトか…)

 

羊谷(とうとう来やがったな賢人(けんと)…)

 

 

 

 

『まず守ります栄都学園のシートを紹介します』

 

『ライトは強肩が武器の桂馬(けいま)くん』

『センターは走攻守三拍子揃った飛鳥(あすか)くん』

『レフトは俊足の加虎(かとら)くん』

 

『ショートは鉄壁の皇子(おうじ)くん、サードは長打力が自慢の犬彦(いぬひこ)くん』

『セカンドはバント職人吉辰(きっしん)くん、ファーストは一発のある玉兎(ぎょくと)くん』

 

『キャッチャーはチームの要将猿(まさる)くん』

『ピッチャーはエースの羊谷くんです』

 

 

 

御柳(ふーん、全員一年ねえ)プクー

 

猿野「電光掲示板のところ羊谷って書いてねえか?」

兎丸「え、もしかして監督の息子さんなのかな」

猿野「あのヒゲに子供がいるなんて聞いたことねえぞ」

 

 

 

『注目はやはりエースの羊谷くんですかね』

『彼はオリンピック日本代表で有名な羊谷遊人(ゆうじん)の息子らしいですね』

 

『しかし、プレースタイルは全くと言っていい程違いますよ』

『アンダースローからの力押しだったお父さんに対し息子は分身するボールでバッターをかわすピッチング』

 

『それが華武高校に通用するか楽しみですね』

 

 

 

「1番センター朱牡丹」

朱牡丹「いつも通りかき乱してくる()~(^_-)-☆」

 

 

「プレイボール!」

 

 

 

 

羊谷賢人「華武高校、私にとって通過点にすぎない」

 

-羊谷 賢人-

左投げ左打ちの1年生投手。分身するボールを支配する。

十二支高校監督の息子だが、別れた母親と二人暮らし。

短髪だが天然パーマが目立ち、容姿はお父さん譲り。

 

 

バシッ「ストライーク」

 

朱牡丹「分身した気~」

『初球はインハイとアウトローにしっかりコントロールされたボールでカウントをとりました』

 

犬飼「分身だけなら鹿目さんだって…」

辰羅川「それよりも羊谷監督の息子だなんて」

(監督に変に迫力があって聞きづらいですね)

 

昨年の十二支3年生投手の鹿目は分身して変化する“魔球XX(ダブルエックス)”を使っていた。

 

 

シュッ

 

朱牡丹(これは勘で打つしか…)

カキンッ

 

 

御柳(お!)

 

 

打球はセカンドの頭を超える。

 

『ヒットヒット、2球に分身した片方をうまく打ちました朱牡丹くん』

『朱牡丹くんは勘というかセンスが優れる選手ですからね』

『2番の久芒くんにバントの構えはありませんね』

 

 

将猿(まさる)「やられちまったな」

羊谷「仕方ない、勝負所でしっかり抑えるよ」

 

 

-将猿 天二(てんじ)

右投げ右打ちの1年生キャッチャー。冷静な性格。

小学校のときにキャプテンを務めていた。しぶとい打撃をする。

茶髪短髪でガタイが非常に良い。

 

 

久芒(二択ング…)

 

久芒は二択を二度外した後の3球目。

 

 

カキンッ

『おっと、これもいい当たりショートの左を抜けるか』

 

 

バシッ

『飛びついたショートの皇子くん捕ってノーステップでセカンドへ送球!』

 

朱牡丹「うおおお」

 

 

ズシャー「セーフ」

 

 

『セーフセーフです久芒くんの内野安打!』

『皇子くんもスーパープレイを見せましたが朱牡丹くんの足がまさりました』

 

 

兎丸「やっぱり速いなあ」

司馬「……」

 

 

皇子「くっそー!拙者の大ファインプレーだったのにー!」

 

 

-皇子 六助(ろくすけ)

右投げ右打ちの1年生ショート。自尊心が高く貴族と侍のハーフの出だと思っている。

守備能力は全てプロ並みだが打撃は普通。サラサラヘアーをなびかせている。

 

 

『ノーアウト1.2塁でバッターの椿くんはバントの構え』

『バントが多くないチームですが決勝戦ということもあり堅い采配ですね』

 

 

椿(これバントできるのか?)

御柳(いい場面で回してくれよ)プクー

 

 

 




新キャラ紹介は小出しで行きます。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。
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