ミスフル 続編!   作:トータス検二郎

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原作キャラを活躍させたい気持ちがとてもあります。


079発目 強打者発見

 

予選決勝戦、十二支高校との試合で自身最多失点を喫した。

それ以来さらにもっといい球を投げたいという気持ちが高まった。

 

 

ズドンッ「ストライクバッターアウト!」

 

 

『犬彦くん三球三振』

『初球大ファールを打ちましたが、あとの2球は100マイルがど真ん中に決まりました』

 

『この感じだと失点するイメージがわきませんね』

『そうですねー出会い頭の一発くらいでしょうか』

 

 

三者凡退した桜花のもとにチームメイトが毎イニング集まる。

心は孤独だが横に仲間がいてくれるのが彼にとって救いだった。

 

 

 

犬彦「チョベリバだー」

羊谷「問題ない、次頼むぞ」

 

 

羊谷監督(相変わらずいいチームだな)

 

 

 

『二回の攻撃は1年生の源武くんからです』

『華武高校スタメン唯一の1年生、気合十分です』

 

源武「分身魔球打ってやるってばよ!」

 

源武は御柳のようにボールの質量を感じることができないが、本能で反応できる。

分身が源武にあまり有利に働かなかったが、将猿の巧みなリードで打ち取る。

 

 

源武「くー!」

 

将猿(しっかり食らいついてくる)

羊谷(要注意かもしれないな)

 

 

羊谷は後続も打ち取り三者凡退に切る。

『華武高校の2回の攻撃は3人で終わりました』

『栄都学園は4番の飛鳥(なぎさ)くんからの攻撃です』

 

 

 

凪「え、飛鳥って……!」

剣菱「ああ、気づかなかったのかい?」

 

 

鳥居きょうだいが幼稚園の頃、近所の小さい子と3人でよく遊んでいた。

その子の名前は飛鳥渚。

凪の1つ年下の男の子。

 

 

________________________________________

 

公園の砂場

 

飛鳥「凪ちゃーん、見て砂山♪」

凪「すごい!渚くんかっこいい」

 

飛鳥「えへへ♪」

剣菱「2人ともびみょ~に名前似てるね」

 

飛鳥「ほんとだ、仲間♪」

凪「そうだね仲間ー」

 

 

________________________________________

 

 

凪「あの渚くんが大きくなったんですね」

清熊「へー凪の昔の知り合いねえ」

猫湖「ちょっとかっこいいかも」

 

清熊「こりゃあのバカ猿もピンチだな」

凪「そんな、渚くんはそんなんじゃありませんよ…」

 

 

十二支メンバーと埼玉選抜は違う区画に座っているのでこの会話は聞こえていない

 

 

 

「4番センター飛鳥くん」

 

飛鳥「全国No.1ピッチャー楽しみだ♪」

 

 

 

-飛鳥 渚-

右投げ左打ちの1年生センター。走攻守のどれもチームの誰よりうまい。

小さいころから純粋に野球が好きで、楽しみたい気持ちが強い。

幼馴染である凪のことも好き。

 

 

飛鳥「来てよ100マイル♪」

 

桜花「……」

 

飛鳥の望み通り投げられた100マイルがミットに吸い込まれる。

ズドンッ「ストライーク」

 

 

桜花(……)

 

桜花の表情が少し緩む。

飛鳥はスイングしていない。だが、そのたたずまい見送り方でできる打者だということを察した。

 

おさるさん程のバッターなのかもしれない。

桜花は甲子園に来て初めて振りかぶった。

 

 

 

柘榴(急にワインドアップに…)

 

桜花は普段からノーワインドで投げている。

ただ、ギアのあがる打者相手だとワインドアップで投げる。

そのことに本人は気づいていない。

 

 

飛鳥(本気になった♪)

 

羊谷(あいつの野球バカっぷりには……)

 

 

シュッ

桜花が投げたのはアウトローギリギリを狙った100マイル。

 

キンッ

それがファーストとセカンドの間をきれいに抜けていった。

 

 

『鋭い打球が抜けていった栄都学園の初ヒット!』

『桜花くんは甲子園で1巡目に安打を許したのは初めてなのではないでしょうか』

 

 

 

柘榴「桜花くん…」

桜花(やっと現れた)パアア

 

どんどん桜花の表情が明るくなる。

ようやく見つけた猿野以来のバッター。

このウキウキのテンションのまま5.6.7番を連続三振にとる。

 

 

 

羊谷「まじ」

将猿「あいつこれ打ったのか」

玉兎「力と力の勝負、無念」

 

 

玉兎(ぎょくと) 三乃(みの)

左投げ左打ちの1年生ファースト。基本体言止めで話す。

栄都学園随一の力自慢でホームランが多い。

大きい体ながら手先が器用。

 

 

 

3回の攻防

羊谷は分身魔球をうまく使い1人のランナーを出したものの無失点。

楽しみ始めた桜花の前に栄都学園は手も足も出ず三者凡退。

 

 

 

4回表 華武高校の攻撃

先頭バッターは4番の御柳から始まる。

 

 

御柳(分身と変化、両方に集中して打つしかないか)プクー

 

 

 

 

しかし、羊谷はこの4回から新しいボールを投げ始める。

(むくどり)

バシッ「ストライークツー」

 

 

『今度は6個に分身するボールですね』

『これはさすがに御柳くんも当たりを付けられないか』

 

御柳(一球一球が近いから判断が難しい)

 

“椋”シュッ

 

 

御柳(それでも打つのが4番だ)

キンッ

 

 

しっかりスイングできたが打球はセンター真正面。

 

「アウト」

 

 

 

飛鳥(これも一打席で当ててきた♪やっぱりすごい♪)

羊谷(三打席以降はもっと工夫がいるか…!)

 

 

二球に分身し変化する“鵯”と六球に分身する“椋”を駆使してこの回を三者凡退に抑える。

 

 

4回裏 0対0

先頭の吉辰を三振に取って、1アウトランナーなしでバッター犬彦。

 

犬彦「激マブじゃん」

桜花「つぎはことりさんだ」

 

 




凪をめぐっての男の争いがありそうです。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。
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