虎鉄「終わった、俺の高校野球が終わったKa…」
高校野球の引退は報道で美しいもののようにされるがそんなことはない。
青春がどうのこうの、選手のバックグラウンドがどうのこうの。
野球をする上で大事なのはそのようなことではない。
高校の部活にあるまじき興行の場になっている。
スポンサーがどうの、高校野球連盟がどうの。
プロになる人ならまだしも全国にそういう学生ばかりではない。
高校野球の引退時に思うこと。
それは
どうしてこんな部活に入ってしまったのか、ということである。
他の部活なんかを見ると、髪の毛を伸ばし、週に1度のオフを十分に満喫している。
そんななか野球部は毎日朝早くから夜遅くまで練習し、昼休みにさえ練習をする。
もちろん、そうでない学校もあるだろう。
ただ質の悪いのはそれほど練習しているにも関わらず弱いチームが山ほどいることである。
夏の甲子園予選
ここで勝つために練習してきた学校が強豪校と1回戦で当たってあっけなく夏が終わる。
よくあることだが、選手たちはどう思うか。
負けたチームのドラマを必死に探し出し、いいように書く新聞社。
それを読んで素晴らしいものだと思う一般の人たち。
主役は誰なのだろうか。
あんなに時間をかけて練習して一回戦負け。
周りが受験勉強にシフトするなか、オフでデートしたりする同級生を横目に練習。
もっと違う青春を味わえたのではないか。
2年半近く部活に励み、得たものは特に何もない。
一生の友ができるものもいるが、そんなものクラスにだっている。
甲子園に手が届くレベルの強豪校に所属する虎鉄はそうは思っていないだろう。
虎鉄(あーあ、こんなことならもっと遊んどきゃよかったNa)
(もっといろんなことできたZe…)
(俺なんてプロになれる実力もないし、決勝戦に出ることなく終わる)
(出た皆と一緒になって泣くこともできないKa)
(それだったら、いっそのこと帰宅部で毎日enjoyできたんじゃ…)
虎鉄の肩が震える。
地面には水が落ちた跡が…。
「もっと…もっと、みんなと……」
「野球がしたかったZe……」
勝ちたかった、もっと野球を続けたかった。
どれだけ弱いチームでも2年半続けてきた高校野球を、当たり前の日常を、さっさと終われと思う人はほとんどいない。
結局、みんな野球が好きなのである。
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舞台は甲子園決勝
最終回9回裏ツーアウトランナー満塁
華武11-10栄都
3塁には皇子と入れ替わりの加虎
2塁にはヒットで出塁の代打蛇名
1塁はフォアボールをもぎとった犬彦
バッター4番の飛鳥
『ツーアウトから粘ります栄都学園、これで満塁!』
『一本出れば逆転サヨナラの場面で飛鳥くんが打席に向かいます』
華武高校の控えピッチャーに上位打線を抑え込む力量は無かった。
あるとすれば桜花だったが、もう桜花はベンチに退いている。
御柳(1点差と2点差のプレッシャーは全然違う)
(やはりオレがホームランを打っておかなければいけなかった…!)
カキンッ
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甲子園外
猿野「凪さん来てたんすね、明日のオレたちの試合観に来てくれるんすか」
凪「ええもちろん!しっかり応援しますね」
清熊「ほんとまだ初々しいよな」
猫湖「付き合ってるのかあやしいかも」
剣菱「俺としてはいつでも別れていいんだけどね」
沖「じーっ」
由太郎「おい沖、早く行くぞ」
沖「う、うん」ポッ
由太郎(またふわふわしてるな)
猿野「じゃあ凪さん、またあしt…」
飛鳥「あ!!なぎ!!」
凪「あ、飛鳥くん」
飛鳥「うわーひさしぶり元気だった?♪」
「ていうか前みたいに渚って呼んでよ♪」
猿野「なんだお前凪さんに馴れ馴れしいな」
飛鳥「ん、だれ?♪ていうかオレはなぎと結婚するんだから馴れ馴れしいもなにも」
固まる猿野
凪「え、なに言ってるのそんなわけ…」
飛鳥「照れてるんだーかわいいな凪は♪」
少し離れてこれを見ている人たち
清熊「ほうほう」
猫湖「面白くなってきたかも」
凪「違うんですよ猿野さん、えっと…」
剣菱「そういやびみょ~に小さいころ渚くんと結婚するーって言ってたよな」
飛鳥「あ、けんびしもいたんだ♪ひさしぶり」
凪「ちょっとお兄ちゃん!」
剣菱(さあ、どう出るんだてんごく君)
猿野「か、か…オレは凪さんの彼氏だぞ!」
清熊「お、言った」
洛谷「なんですか、愛憎劇ですか面白そうですね」
鶴屋「ちょっとー…もう、」
渚「……へーそうなんだ♪けどなぎはオレと結婚するよ?」
猿野「なんだと」
猫湖「あの飛鳥ってこ強敵かも」
恋愛ドラマは苦手です。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。