ミスフル 続編!   作:トータス検二郎

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野球に対するモチベーションは大事なんですね。


088発目 アンニュイなカブ

 

 

大阪府選抜

大阪府は元来強いチームが多く、過去には春の甲子園の決勝戦が大阪vs大阪だったりしたこともある。

 

特に昨年はタレント揃いで決勝まで駆け上がったチームだったが今年はそうでもない。

ただ今年の大阪は平均値が非常に高く、弱点もほとんどないチームに仕上がっている。

 

 

 

総合力で言えば埼玉の方が上かと思われたが、試合は思わぬ展開を見せる。

 

 

 

埼玉スタメンに華武高校から4人いる。

朱牡丹、桜花、御柳、椿

 

この4人が全く機能していない。

 

 

 

『朱牡丹くんが2打席連続三振』

『桜花くん4回で6失点と厳しいピッチングになっています』

『御柳くんが3打席凡退するのは珍しいですね』

『おっと名手椿くんがエラー』

 

 

猿野「おいおいどうしたんだよ華武公」

由太郎「そうだよなんかお前ら変だぞ」

御柳「うるせえな、ほっといてくれ」

(くそ、思ったより切り替えできてねえぞ)

 

朱牡丹(もうモチベーションが無さ()( ;∀;))

椿(んー、いつもと違うメンバーだとうまくいかないな)

 

桜花(つまらない…もう投げてる意味がわからないや)

 

 

 

スタンド

柘榴(大丈夫なんですか)

 

 

凪「どうしちゃったのでしょう」

剣菱「まあ疲れとかやる気だろうね」

 

剣菱「華武高校の選手はそもそも昨日まで試合だったから疲れは当然なんだけど」

「もう彼らの中では栄都学園に負けて終わった大会なんだよ」

 

凪「どういうこと?」

剣菱「去年は甲子園で負けた豊臣が大阪選抜で出場してたからモチベーションが保てたけど」

「栄都学園が出ないこの大会にははっきり言って価値がないんだと思うよ」

 

凪「そんな…それじゃあどうすれば」

剣菱「うーん、びみょ~にどうしようもないかもね」

 

 

 

『4回を終了して2-6と大阪がリードしています』

『桜花くんが復調しなければ埼玉の勝ちは無さそうですね』

 

 

 

灰狼「なんやこんなもんかいな」

 

 

 

白雪「ちょっと昨日の今日で早すぎたね」

(それも踏まえて見たかったんだけど思ったよりケアが必要か)

「4人とももうさがっていいよ」

 

 

普通こういう言われ方されるとまだやれますと反論する選手たちがそろっている。

しかし、華武高校の4人は何も言わずベンチへ退いた。

 

 

 

兎丸「やっと出番だ」

(このままスタメンゲットできるかな)

 

黒豹「子津、わいらは次の回からの準備や」

(けっこう緊張するもんやな)

 

子津「大事な場面っすね」

(ふー、みんな見てくれてるっすかね)

 

玄渕「オレがまとめないといけないか」

 

 

 

 

絶不調の華武メンバーに代わった兎丸、古家、玄渕の活躍でこの回に一気に2点差まで詰める。

そしてリリーフの十二支バッテリーがしっかりと流れを埼玉のものにする。

 

 

 

御柳「あーあ、もうだめだ」

椿「確かに、選ばれなかった人にはわるいけどやる気出ない」

朱牡丹「燃え尽きた気~」

桜花「………」

 

白雪(うーん、これは時間がかかりそうかな)

 

 

灰狼「銭、やっと出てきたな」

黒豹「あいつの球は打てへんで」

灰狼「前のときは投げてくれへんかったやつか」

 

 

 

スタンドには灰狼の母親である南と2人の親友である白鴎の姿が。

 

南「あの子たちとうとうこの舞台に…」

白鴎「やっぱりうらやましいなあ」

(銭、負けたらだめだよ)

 

 

十二支高校3年マネージャー

栗尾「すごいじゃない銭くんが甲子園に出てるよ」

桃谷「ほんとすごいよ、かの子の斎柳くんも出るんじゃない?」

栗尾「もう、やめてよー」

 

 

 

 

“砂燕”シュッ

 

『すごいボールが砂塵を巻き上げながらミットへ向かっていく!』

 

バシッ

 

灰狼「なんやいまのけったいなボールは」

 

 

『桜花くん以外にもすごいボールを投げる投手が現れました』

『十二支高校子津忠之介2年生!昨年ブレイクした犬飼くんの控え投手みたいですね』

『予選は彼の方が投球回が多いようです』

 

 

 

灰狼「見たことないけど4番のわいが打たな…」

黒豹「無理やて」

 

 

 

ブンッ「ストライクバッターアウト!」

 

 

白鴎「子津くん、嫉妬しちゃうなあ」

南「清澄くん…」

 

 

好リリーフを見せた子津はこの後7回まで1巡目を9人で抑える。

5回に2点を追加した埼玉はその後すぐに追いつくかと思われたが少し違った。

 

華武高校の面々が退いたことによって他にも悪い方で影響があった。

 

 

猿野(くそっ、バブリシャスがいねえと張り合いがねえ)

ブンッ「ストライクバッターアウト!」

 

由太郎(御柳がいるのといないと大違いだな、あと黒撰のセカンドとは違うし)

ブンッ「ストライクバッターアウト!」

 

 

 

羊谷監督「まったく…何やってるんだあいつは」

村中監督「帰ってきたらゲンコツだ」

 

 

 

3番と5番がこの調子だとなかなか打線が繋がらない。

さらに下位打線にもブレーキの選手がいた。

 

 

 

金剛「うーん!!集中だ!!」

赤城(あいつなかなかテンパイしないな)

 

 

 

7回が終了した時点でいまだ4-6で大阪がリード

 

「9番子津くんに代わりましてバッター丑光くん」

 

 

丑光「そだねー」

白雪(さあ進捗成果をみせてもらうよ)

 

 

巳上「仕方ねえ応援してやるか」

 

 

 

 

 

 




ケガ人や不調な人がどんどん出てきます。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。
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