7回が終了して4対6
8回は6番の宝町から始まる。
金剛「.........」
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金剛「すみません!!埼玉代表辞退させてください!!」
白雪「どうしてだい?久芒くんのバックアップに君をメンバーに選出しようと思っているのだけど」
金剛「えっと、とにかくすみません!!」
白雪「だめだ」
金剛「えっ!!」
白雪「君が何を懸念して辞退しようとしているのか私にはわからないけど」
「君の登録は私のミスということで親御さんに伝えておくから出場するんだ」
金剛「!!」(この人知っている?)
「わかりました」
彼の父親は埼玉の高校野球連盟、通称高野連の代表というのは1つの顔。
本当の顔は政府直属の政治家秘書である。
全国には自衛隊を排出する武軍装戦のような学校が何校か存在する。
それはあくまで自衛のため、他国からの圧力に屈しないためのものと言ったらよいだろうか。
戦争が無いから平和
などと言うが、他国から侵略されてしまえばはっきり言って日本は終わってしまう。
日夜、自衛隊は自国のために鍛えている。
そんななか政府にある情報が入ってくる。
自衛隊の思想が過激化している。
何をしても勝てばよいという風潮が生まれつつあると。
そこで調査を行った結果、自衛官を排出する学校の運動部が配信元だとわかる。
大会を観に行ってもその思想はプレー内容からありありと伝わってくる。
危険な思想の沈静化のために全国の排出校の部活に送り込まれたのが諜報員である。
金剛力もその1人。
政治家秘書の息子としてあらゆる任務をこなしてきた彼は任務終了を確認し去ろうとしていた。
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試合は終盤の8回表
宝町と黒豹の連続ヒットでノーアウト1.2塁としてバッターはここまでノーヒットの金剛。
金剛(これに負けて今度こそ任務終了だ)
普通ならバントの場面だが、白雪はサインを出していない。
金剛(ありがたい、サードゴロトリプルプレーでチェンジだ)
猿野「なんかあいつ試合したときみたいな元気っ子じゃねえよな」
兎丸「うん、考え事してるみたい」
カキンッ
打球はほとんどサードベースへのゴロだったがギリギリファール
金剛(ちっ、もうちょい内か)
武蔵「おい打てよ小僧!お前が元気ねえと俺らも調子出ねえじゃねえか!」
妙高「そうだよ!君が打たないなんてありえない!」
金剛(もう、うるさいなあ…)
スタンドからも
三笠「お前は俺たちの代表なんだから打たないと許さねえ!」
島風「その通り!ここでヒット打てばチャンスが広がるよ」
霧島「……」
唯一事情を知っている霧島からはいつものツッコミが聞かれなかった。
霧島(まさか負ける気なの?)
三笠(当たり前なんだよねってツッコミが無かったな…)
金剛(バカだよみんな、こんな僕なんか信用しちゃってさ…)
(そう、これでいいんだこれで……)
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金剛父「
「もう終了だ次の任務にうつろう」
金剛「え、転校するってこと?」
父「ああ、もちろんだ」
「いつものことだろう?」
「それとももしかしてあの連中に情でも移ったのか?」
金剛「そ、そんなわけないよ」
「転校の準備するね」
父「ああ、お前の才能はあんなところで使うものではないからな」
「頼りにしてるぞ、力よ」
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金剛(負けるんだ!僕は……お父さんのために!)
武蔵「こら聞いてんのかー!打たないとお尻100回叩くぞー!」
妙高「じゃあ僕はインターネットから嫌がらせするよ!」
武蔵「いや、それはやりすぎじゃないか?」
妙高「お尻100回よりましでしょ!」
金剛(あんなやつら、別に……)
三笠「おーい、悩みあるんならいつでも先輩頼れよー!」
島風「ホームラン打てば逆転だ!」
三笠(……やはり霧島は言わないのか)コホンッ
「当たり前だろそれ」
島風「当たり前かもしれないけど今のあいつ考え込んじゃってて気づいてないかもしれない!」
「いつもあいつがやってくれる分お返ししなきゃいけない!」
「助け合ってこそのチームですよね!」
金剛(うるさい、うるさい……!!)
三笠「た、確かにその通りだ」
(いつもこんな反論してないじゃないか)
「ばーか」
霧島「そんなの当たり前なんだよね」
三笠「お」
(なんだ言うのかよ)
霧島(打ってやれよ金剛力!)
(もっと一緒に野球していたいよ)
外角ギリギリのボール、サードゴロを自然に打つのに申し分のない球が来た。
ツー
赤城「キタ!
金剛「うるっさい!!」
カキンッ
打球の行方を静かに見守る選手たち。
それを確認すると片方のベンチ、スタンドが湧いた。
正々堂々の武軍が見たい故のキャラです。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。