ミスフル 続編!   作:トータス検二郎

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かつての敵が味方になる展開めっちゃ好きです。


091発目 リベンジ

 

灰狼「やられたわほんま敵わんなあ」

黒豹「へっ、お前もなかなかやったで」

 

 

埼玉は金剛の逆転ホームランの後、

丑光、兎丸、源武が連続で凡退。

 

その裏リリーフした赤城が先頭打者の灰狼に安打を許すも無失点で切り抜ける。

 

9回は3番村中、5番の猿野は凡退したものの途中交代の4番玄渕(くろぶち)の本塁打で加点。

 

8対6の最終回、赤城が3人できっちり締めてゲームセット。

 

 

埼玉は晴れて二回戦へ進出したが、浮かない顔もちらほら。

 

 

 

猿野(勝ったけど打ったのは序盤だけ)

村中(うーん、素振りふやすかなあ)

御柳(ちっ、オレ様無しでも勝ちやがった)

 

朱牡丹(白春がいたらもっと楽しい気〜(=_=))

源武(急にチームとか言っても困るってばよ)

 

 

 

白雪(これは放っておけないか)

 

 

 

♢

 

翌日の甲子園

 

玄渕「監督、観戦より華武高校との連携を深めた方が…」

 

白雪「まあまあこの試合は観た方がいいと思ってね」

 

 

埼玉代表は大会2日目の第一試合を観に来ていた。

 

福島県vs京都府

 

 

福島県はここ何年も聖高校しか甲子園本戦に出場していないため、福島の優秀な選手はほとんど聖高校に集まっていた。

 

今回の県選抜メンバーも28人中20人が聖高校で構成されている。

スタメンは全て聖高校。

 

 

 

御柳「なんだオレ様たちが勝ったチームじゃねえか」

朱牡丹「ってことは観るのは京都のほうってこと?( 'ω')」

 

 

京都府選抜は昨年の大会で埼玉選抜に負けているがベスト4に残ったチームである。

 

 

猿野「あいつらのリベンジってことか」

由太郎「今回ももちろん負けないぞ」

 

 

白雪「みんなに注目してほしいのは福島県の方だよ」

「状況がどこかのチームと似てるよね」

 

 

椿(華武で勝ってるのに埼玉で負ける訳ないんじゃ)

源武(なに考えてるのかわかんねえってばよ)

 

朱牡丹「……!もしかして……ミヤ!」

御柳「ああ、去年のうちと一緒だ」プクー

 

 

昨年、県予選を6年連続で制した華武高校は甲子園優勝候補に数えられていた。

 

しかし、甲子園初戦

相手は大阪代表豊臣(とよとみ)高校

 

華武高校は圧倒的な力を持つエースの前に手も足も出ず惨敗をしてしまう。

 

埼玉選抜の華武メンバーは県対抗でのリベンジを決意し、見事達成した。

 

 

猿野「ふーん、おもしれえじゃねえか」

 

 

試合は圧巻だった。

 

打っては4番の百湖(びゃっこ)が2ホーマー含む4安打7打点

投げてはエース大神(のあ)が3回ノーヒットで早々にマウンドをおりる余裕の展開。

 

13対2というスコアでその日の注目をかっさらっていった。

 

 

 

斎柳「百湖の振り鋭くなりすぎてるような…」

須咲「奴は我でさえ敵にまわしたくない打者だったのだが…」

 

 

月(嗚………)

 

 

 

清池「リベンジの舞台は整ったな」

 

嗚「なあ、やってやろうじゃん」

沼崎「誰に向かって言ってる?タメ口ってよかったっけ?」

百湖「源武…」

 

 

 

♢

 

埼玉選抜練習グラウンド

 

 

白雪「さあ皆さんどうでしたか?」

 

 

玄渕「とても強かったです、なんというか気迫のようなものを…」

黒豹「せやな、初回から絶対勝ったるいう気持ちが見えた気したで」

 

チェント「初戦のうちの華武メンバーとは正反対ってわけか」

朱牡丹「なに〜( ー̀дー́ )‬」

椿「勝ちたいと思ってるに決まってるだろ!」

 

チェント「へーほんとにそうなんかな」

「確かに…」

 

御柳「確かに気が抜けていた」

「けどあんなプレー見せられたら燃えてくんだろ!」

 

猿野「ああ!よく言ったバブリシャス!」

由太郎「あいつらけちょんけちょんにすっか!」

 

 

 

白雪(この辺はもう大丈夫かな、あとは…)

桜花(モチベーションとかじゃないんだけどなあ)

 

 

 

白雪「つまり華武のみんなはちょっと気が抜けてたってことだね」

 

御柳「いや、えーっと」

朱牡丹「そんなこと無さ気な気が…」

 

椿(ほら、余計なこと言うから)コソコソ

御柳(しょうがねえだろ、事実なんだし)コソコソ

 

 

白雪「華武の5人、あと御柳くんが抜けた後気が抜けてた猿野くんと由太郎くんは一試合謹慎ね」

 

御柳「え」

椿「まじかよ」

由太郎「えーおれもかよー」

 

猿野「ちょ!待ってくれよ気なんか抜けてねえって待ってくださいよー」

 

由太郎「おいさるのずるいぞ」

御柳「そうだお前明らかに気抜いてたじゃねえか」

黒豹「ま、気づかんかったんやろうな」

 

猿野「そんな、そんなバナナ……」

 

 

 

「………」

 

子津(ツッコまない、埼玉選抜ではツッコまないっすよ!)

 

 

 

二回戦

 

埼玉vs熊本

 

肥後もっこす魂を持った熊本選抜

 

 

華武と猿野、由太郎がいない中戦う。

 

先発のMr.チェントが要所を締めるピッチングで5回2失点と上々。

大砲3人を欠いた打線だが、復調した金剛と猿野に匹敵する打力の玄渕、古家が大活躍。

 

朱牡丹の代わりにトップバッターを務めた兎丸が全打席出塁するなど存在感を示す。

リリーフした雛壇も危なげない投球を見せ、11対4と完勝した。

 

 

 

 

三回戦

 

埼玉vs北海道

 

雪の上で練習した足腰に自信のある北海道選抜。

 

 

謹慎が解かれてイライラをぶつける選手たち。

 

しかし、この試合1番目立ったのは彼らではなく捕手の大神月。

 

足で攻めてくる相手に屈することなく5つの盗塁企画すべてを失敗させるという離れ業を魅せる。

打っては3安打猛打賞、併用されていた黒豹との差をつけた。

 

先発の桜花はまたも乱れるも子津が好リリーフでチームを救い、トドメは代打由太郎の満塁ホームラン。

9対3で準々決勝進出を決める。

 

 

 

白雪「もう君をここに置いておくわけにはいかない」

 

 

 




肥後もっこすってなんでしょう。
次回は明日の夜に投稿したいと思います。
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