エネドラさんに憑依してしまったようです 作:カブ奴隷
「エネドラくん、途中で油断しましたな。まだまだ修行が足りぬようです。」
案の定、先生に油断してたことバレちまった。あとで怒られちゃうな、これは。
「強いな、おぬし!まさかこの俺が年下に負けるなんてなぁ!」
けっこう大人げない勝ちかたをしたのに認めてくれるなんてランバネインいいやつすぎない?
「ところでお主の名前は?」
そういやいきなり戦わされて名前も教えてなかったな。
「名前だけ教えるのもあれだし自己紹介もしちゃうね。俺の名前はエネドラ。好きなものはりんご!夢は長生きすることさ。よろしくね!」
「エネドラの夢は変わってるな... 俺の名前はランバネイン!好きなものは肉!夢は空を飛ぶこと!よろしく頼む!」
まだケリードーンの飛行能力を使いこなせてないっぽいな。難しそうだしね。
「私の名前はミラ。改めてよろしくね。エネドラ。」
最低限だなミラは... でもそこがクールでかわいい!
「俺の名前は・・・」
いやー全員自己紹介し終わって少しみんなのことが分かったな。え?自己紹介してないやつが三人いるだろって? イ、イッタイナンノコトダカワカラナイナ-(すっとぼけ)
自己紹介のあとはみんなと生身の体でトレーニングだ。走り込みをしたり、剣の素振りをしたりした。一人でやるのとは違って、ランバネインとどっちが長く走っていられるか勝負したり、ミラにいいとこ見せたくてめっちゃ素振りしたり、すっげぇ楽しかった。
今日の合同訓練があっという間に終わってしまった。はぁ、楽しい時間は短いぜ。
次はいつ合同訓練やるの?って先生に聞いてみたら
「今日の訓練を見て、同世代の子たちと競い合わせるのも悪くないと思いました。なので、合同訓練は明日もやりましょうか。」
先生分かってる~。俺の心をガッチリつかんでくるわ~。
合同訓練は週三で行われることになった!嬉しい!
「それはさておき、今日の模擬戦で油断していたことの説教をまだしてなかったですな。」
ランバネインたちと戦ったとき油断したことをすっげぇ怒られた!すっかり忘れてたぜ...
唐突だが聞いてくれ!俺には癒しができた。それは言うまでもなくミラだ。クールな彼女を見ているとほっこりするし、彼女に
「流石、エネドラね。」
と初めて言われたときは嬉しすぎて飛び上がったね。
さらに彼女の癒しポイントはそれだけではない。なんとアップルパイを時々差し入れしてくれるのだ!それがヤバイぐらいにおいしい。しかも手作りのやつだ。最高かよ!
俺には友ができた。それは言うまでもなくランバネインだ。竹を割ったような性格をしている彼はすごく優しく、賢い。
競いあったり、一緒に必殺技を考えたり、悩みを打ち明けあったりする仲になった。
ランバネインと一緒に空を飛ぶ練習もしてるぞ。うまく飛べるようになったら俺を乗せてくれる約束もした!
エネドラ人生初の友だちができて俺は嬉しいよ。
最近、家で気体化を使いこなすために特訓をしている。城でやるわけにもいかなかったから練習時間が足りず新技はまだ開発してないが、とりあえず強化はできた。原作では自分の意思で気体を動かすことができなかったが、俺は猛特訓の末に動かすことに成功した。少しぐらいの風なら影響を受けずに動かすこともできるぞ!
気体を動かすことに成功した俺は技の習得に向けて頑張っている。
一つ目は、剣に気体を纏わせてリーチを伸ばすというシンプルな技だ。シンプルだけどかなり強い。気体のため重さを感じないし、見えないしで完全に初見殺し。でも完成には程遠く、実用できるようになるまでまだまだ時間がかかる。
二つ目は、原作でもやっていたガスブレードだ。最初は難しく出来る気がしなかったが、一つ目の技を練習しているときにコツをつかみ、一応実戦でも使えるレベルの技にはなった。だけどまだ威力が弱く、体の中から攻撃しても一撃でトリオン供給器官を破壊できないため、鋭さを上げるために日々練習をしている。
技のレパートリーがどんどん増えてきた。原作のようにトゲトゲを出して攻撃するだけでは無いのだよ...
やぁ、みんな!今日はいい報告がある。あの先生にやっと一撃いれることができた!嬉しくて小躍りしちゃったよ!でもまだオルガノンを使ってない状態なのよね... 先生強すぎィ!
後日、ランバネインとミラに報告したら自分のことのように喜んでもらえた。嬉しかった!
区切りがよかったので短めです