真剣で貴方と恋がしたい   作:長光

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弐話一応完成しました
お楽しみください


弐話 自己紹介?

時間は少し遡るが 八坂と揚羽が変態橋で

合流した時から空気になっていた二人の人物を紹介をしよう

 

 

この日 三人は転入初日という事もあり

早めに家を出た 

昨日の内に下見をしておいたが

昨日は放課後であった故に 人が余り居なかった

夕方と朝の雰囲気はやはり違う

それにしても 私の周りを人が避けていく

まぁ 私としては好都合だ あまり人と関わりたくない

と言うより面倒の一言で片付くような気がする

今はまぁ気にしない方向で行こう

そう思っていた矢先 左後ろにいる女性

 

八代 夜叉(やしろ やしゃ)』 基本的に私は姫または夜叉もしくは夜叉丸と呼ぶ

に話しかけられた

「八坂、あなたまた周りに避けられてるよ」

誰が見ても分かることを言われる

するとその言葉に私の右後ろにいる女性

 

八重 祭(やえ まつり)』 基本的には(さい)もしくは普通に祭と呼ぶ

が答えた

「いや、兄さんだけじゃ無く私たちも

同じようにカテゴライズされていると思うよ」

 

それもそうだろう 夜叉や祭は袋に入れてはいるが

しかし 見る人が見れば 特に武を振るう人間が見れば一目でわかる

私に至っては右腰にそのまま刀を差している

 

避けられるのも当然だろう 最も三人とも言う割には

全く気にしていないが

因みに一応言っておくが私たち三人はきちんと

国から帯剣許可を受けており証明書も常に持ち歩いているので

法的には全く違反していない

最も世間一般の常識には違反しているだろうが

 

そんなこんなでつまらないやり取りをしていると

多馬大橋 ここらでは変態橋と呼ばれている

に差し掛かる

すると一人の女性と恐らく我流の空手を使う男が闘っていた

最も勝負は一瞬でついた女性の圧勝であったが

桁と言うより次元が違う

女性の流派は恐らく川神流

鉄心の孫であろうか

しかし 戦闘衝動を持て余し

才能に溺れているように見受けられる

そして実力差だけではなく何か別の心に余裕がみえる

技量そして心術も未熟

他人が言えばダイヤモンドもしくはその原石と言うだろう

だが私から見ればダイヤモンドの含まれている岩石である

人並みの努力はしている様だが それ以上はしていないのだろう

人並み以上に才が有るゆえの慢心

まぁ私が気にすることでは無い

 

その集団が中程にたどり着いたとき

 

私の見知った顔があった

(げ、なぜ揚羽がここに)

そう思わずにはいられなかった

 

夜叉と祭の学園入学の身元保証を揚羽に頼んだ

鉄心に夜叉と祭の学園入学の試験を頼んだ

そこまではよかった

しかしなぜ私まで入学せにゃならんのだ

面倒な事は嫌いだ

勉強も既に大学レベルまで終えている

今更 学園などと言う物に通う気はない

と言ってやりたかったが夜叉と祭の身元の保証と

学園入学を頼んだ身としては

その提案を断ると言う選択肢は無かった

そんなことを考えていたら

揚羽の前まで来てしまった

知らぬ振りして通り過ぎてしまおう

だがそんな私の願い空しく

揚羽はこちらに駆け寄ってきた

「おお、待ちかねたぞ 八坂やさかよ

我が学園までの道を案内しようぞ」

はぁ めんどくさい

今気づいた風を装うか

「ん なんだ 揚羽か

そこまでしなくていいよ

一応地図は頭に入っている

だいたい仕事忙しいだろ」

 

 

などと他愛無い話をしながら

学園へ向かった

その間なぜか夜叉と祭は終始不機嫌だった

 

 

学園で揚羽との別れ際 町の案内を頼み

私たちは学園へ入り職員室へ向かった

それぞれの担任へ挨拶をし

あさのHRの時間になるとそれぞれの教室へ向かった

 

八重祭は1-C

 

八代夜叉は2-S

 

夜叉は優秀そして上昇志向が強いのでS組に入り

祭はS組を薦められたが他者と争うのがそれほど好きではないので

C組へ

私も鉄心にS組を薦められたが

ゆっくりしたいそれに授業を受ける気などサラサラないので

F組を選んだ

担任の小島梅子は何故か鞭を持っていた

恐らく相当な鞭術 使いだろう

動きに無駄と隙があまりない

ただ性格がキツイと言うかなんというか

まぁ いかず後家に成りそうな人である

その様な事を妙齢の女性に言うと面倒なので心の中にしまっておく

綺麗な人なんだけどねもう少し表情を和らげるといいような気がする

「八雲、貴様 何か失礼なことを考えていないか」

意外と鋭いなこの人

と言うよりいつでも撃てる様にさりげなく構えないでほしい

「いえ あなたの気のせいですよ」

こんな人とやり合うなんて面倒だ

小島流鞭術の手の内は分かってはいる

彼女程度の人間なら直ぐに制することもできる

何故なら我が八雲流の鞭術の源流であるからだ

心の隅に本物の小島流を見てみたい気持ちもあるが

しかし面倒だ 何よりも担任になる人間だ

なるべくなら良好な人間関係を築いておきたい

それよりも後ろの壮年の男性が気になる

まぁ余り気にしなくてもいいか

どうせ過保護な親か何かだろう

などと考えていると教室に着いた

どうやらよくある転入生紹介をするようだ

「お先にどうぞ」

八坂はそう言い壮年の男を先に行かせた

「ありがとう」

そう言うと彼は私の前に立つ

「それでは、お待ちかね。転入生を紹介しよう」

教室がざわつく

「入りたまえ」

「グーテン・モルゲン」

「失礼する」

教室がさらにざわつく

そりゃそうだろう

こんな壮年の男と

腰に刀を差した和装の男が入ってきたのだ

 

ただ一部に賭け事をしていたと思しき発言があった

「ああ!?あの時の―」

一人の男子生徒が男と面識があるのだろうか

男の方も面識があるようだ

「皆勘違いしないよう。この方は転入生の保護者だ」

 

「因みに俺の身元保証人ではない

もう一人の 元から決まっている方の保護者だ」

 

そういうと一人の男子生徒が落ち着いたのか

ピザを食べ梅子に鞭で打たれた

そして梅子と父親の会話が始まる

正直言って

横の父親には感謝している

彼の存在感のおかげで私はあまり目立たずに済んだ

だが先ほどの生徒は俺の事も見たことがあるようだ

まぁ 後で聞けば済む話だ

そう私の中で結論付けると

グラウンドに馬で女子生徒が乗り込んできた

「クリスティアーネ・フリードリヒ‼」

「ドイツ・リューベックより推参‼」

「この寺子屋で今より世話になる!!!」

その姿を目撃した男子たちは咆哮する

 

ただこの親子はどう見ても日本を勘違いしている外国人であるなどと

そう思っていたら向こうから何かが来た

あの額の九鬼印間違いない

「揚羽の弟がなぜここにいる!!」

思わず叫んでしまった

一瞬皆の視線を集めるが直ぐに向うに視線を戻す

内心すごくヒヤッとした

女生徒が校内に馬で入ろうとし

梅子先生は頭を抱えていた

 

 

 

黒板にクリスティアーネ 八坂 と言う名前が書かれる

「クリスティアーネだ。改めてよろしく!」

凛とした声と立ち振る舞いにクラスの男子は見惚れていた

「姓は八雲名は八坂これから取り敢えずよろしく」

八坂の容姿に女子は軽く見惚れたが

横の刀に恐怖を少しみた

しばしの質問タイムへと移る

島津と呼ばれた男は

過保護な親の前で娘に彼氏がいるのかと言う

禁句を口走る

予想通り父親は吠えた

クリスもそれに同意した

ただ俺の癇に障る言葉をクリス父は言い放つ

「クリスにちょっかいを出す者は軍が殲滅する」

過保護すぎやしないかと言うより

たいていの人間はあんたの腰の物で十分だと思う

「父様は任務に私情を持ち込まない軍人だ」

いや私情 以前にもはや私欲だと思う

どうやらクリスは日本が大好きな様だ

知識がかなり偏っているが

特に時代劇に

「しかし、同じクラスに侍が居るとは思わなかったぞ」

などと言う

「これはあくまで私の私服だ」

面倒という表情を普段使わない表情筋を使用し

作り上げると

何か察したのか話題を切り上げた

しかし彼らは日本人を誤解している

そして梅子先生は父の立ち退きを迫る

父は最後に親ばか発言をし去っていた

男子がしょぼくれる中 一人の女子の目がギラリと光る

クリスに質問をぶつける

俺はなるべく普段よりもさらに弱そうに行動していたことに

意味はあったようだ

「はーい質問 何か武道をやってるのかしら?」

「フェンシングを小さい頃よりずっと」

すると女生徒は

所謂 歓迎をしたいようだ

川神学園決闘の義

「ほっほっ。小島先生。話は聞かせてもらったぞい」

「いいよワシの特権で了承する。今すぐやんなさい」

余りにも身内贔屓やしないか

「おい、鉄心 いくら孫がかわいいからって

贔屓は善くないぜ」

「ふん、新入生歓迎なんてものは勢いが大事じゃからな」

「そうかい? まぁ私に被害がないならば構わないからな」

八坂はそう言うと

勝手にやってくれと言いたげに一歩後ろに下がる

彼女たちは試合そして結果は

川神一子が負ける

 

 

 

 

余り歴史は変わらずに動き出す

しかし確実に歪みを生じてゆく

 

 

そして昼休み 放課後は次回話そう

それでは今日はここまで

 

 

 

 

 




参話終了しました
このような駄文を
お気に入りに入れて下さった皆さま
参話まで読んで下さった皆様
ありがとうございます
少しずつ向上を目指しますので
これからもお付き合いのほどよろしくお願い致します


それでは次回 参話校内案内 町内案内?
をお楽しみに
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