真剣で貴方と恋がしたい   作:長光

9 / 14
すみません
登校だいぶ遅れてしまいました
すこしモンハンにハマッていました

これからはきちんと登校します

Twitter始めました
@bizenosahunenag

よろしければ何か一言いただければ幸いです


陸話 登校二日目 前編

 

【挿絵表示】

 

※主人公?

 

 

登校二日目、その日私は普通の学生になっていた事を失念していた

今までならば問題なかっただろうが学生となったからには、朝はキチンと起きて学園へ行かなければならない

だが、昨日は思ったよりも精神を消耗していた

そのため深い眠りに落ちてしまったのだろう

今の私は一度深い眠りにつくと、基本的には丸一日寝ている事が多い

しかし、ひどい時には一週間は起きないこともあり

時には半日程で起きる事もある、もっともこれはよほどの事がない限りあり得ない

今回はその(時には)に当たっただけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄さん、朝ですよ」

 

そう言って祭が制服に着替えて道場へやってきた

 

八坂は基本的に寝ない、いや、寝るには寝ているが十五分程しか寝ない

八坂の日常は学園へ通う前は夜叉たちの食事を用意し掃除・洗濯と家事をこなし

鍛錬し寝てまた鍛錬の繰り返しであった

 

今は、と言うより金曜日は朝食と夜叉たちの弁当を作り、掃除・洗濯をし登校

帰って来てから鍛練、寝て、また鍛錬そして日常

というものになっていた

 

だが、八坂は学園へ登校するという習慣がないため

癖と言うより、昨日の戦闘が響いて完全に寝てしまったのだ

祭も夜叉もそのことを知っているため、一応、起こしに来たのだ

と言うよりも八坂にもしも寝ていたら引きずってでも学園へ持って行けと言われているため

こうして運びに来たのだが

 

(どういう状況だ?)

 

八坂は愛おしそうに左手を刀にかけて崩れ落ちるように冷たくなっていた

時代が時代なら暗殺等と間違われそうだ

とりあえず傍に服がやや崩れて畳まれているのを見ると着替えは済ませているのだろう

そう考えた彼女は八坂の左腰に帯刀させて肩を貸す

八坂は今のように寝ているときは致死性の斬撃、常人が気を失う程の殺気でなければ目が覚めない

だが、肩を貸せば勝手に歩いてくれる引きずるよりはましだと思う

そんな事を考え八坂に肩を貸した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面変わり、通学路

 

 

一人の男は腰に刀をさし、もう一人の男は薙刀を手に持って待っていた

 

「姉さんへの挑戦者じゃない」

 

誰かがそう言った

 

男達が百代の前に立つ

 

「その羽織、八雲八坂殿とお見受けいたす、然る方の命により貴方の戦力を殺がせて頂こう」

 

そう言うや否や彼らは一斉に斬りかかる

彼女と彼らは不運であった

彼女は八坂に羽織を返すために持ち歩くのが面倒でついでに羽織っていた

彼らは八坂の顔を知っている者と来ていたがその女が朝食を買いに出かけていていなかった

ゆえに対象の着ている羽織を見印に声をかけた

 

彼らは八雲八坂が尋常ならざる遣い手であるという事を聞いていた

そして目前の女はたとえ素人が見ても強いと解るほどの遣い手であった

ここから彼らは 羽織 強い という二つのワードが揃ったことにより彼女が八雲八坂であるという答えが導き出された

 

結果はと言うと目に見えている

彼女は非公式ではあるが八坂に二度敗北を喫した、しかし、彼女が弱いわけではない

一度目は彼女は明らかに油断していた

時代が時代ならばその一度目ですでに死んでいたわけであり、そも、弱そうに見えたからとて油断している時点で失格ではあるが

二度目は怒りと言うより闘いに勝とうとする煩悩に飲み込まれ一度目以上に隙をさらし八坂の奇策にやられた

だが彼女は弱くない、八坂が彼女以上に規格外なだけであった

そして、彼女は八雲八坂と言う単語に異様に敏感になっていた

 

結果、秒殺

 

ただ彼らも弱いわけではない、数メートルほど飛ばされそこで気絶していた

今まで彼女に挑んできた下手な武術家等よりも強い事は解っていた

だが彼らから見れば彼女が規格外なだけであった

 

相変わらず百代の傍は黄色い声した

だがその声も一瞬で消えた

黒いスーツを身に纏い、腰に大小

をさした長身の不気味な女が割り入ってきた

 

「貴女が、こいつ等を?」

 

女はボソリと感情の籠らぬ声で百代に問うた

その仕草にどこか八坂を連想させた

女に一切の隙はなくそのスーツの上からでも鍛えられた体であることが窺えた

 

「だとしたら如何する、あんたもそいつ等の様に問答無用で斬りかかるか?」

 

能面のように表情を変えなかった女の眉がピクリと動いた

 

「此方から仕掛けたのか」

 

女は右手で顔を覆う

 

「だから、キチンと確認を取れと言ったのだ、何はともあれ部下の粗相を許していただきたい」

 

そう言って女は頭を下げた

 

そんな一触即発の緊張感の中、凛とした声が聞こえた

 

「あれ、一刀流の(いぬい)辰巳(たつみ) 侍従では」

 

その声に乾と呼ばれ女はそちらを向いた、向いたといっても視線を僅かに動かしただけであるが

 

最も彼女にはその声を聞いただけで姿を見ずとも十分であった

 

「八重祭 八代夜叉 そして 八雲八坂 」

 

そう言うと同時に彼女は踏み込み抜き付けた

 

彼女達は八坂を後ろへ放ると同時に袋ごと相手の刀を受ける

八坂はドチャリ落ちたが、そのまま寝息をたて、彼女たちはその凄まじい刀勢により後ろへ弾き飛ばされた

それでもなお体勢を立て直しながら袋から刀を取り出して左手に持っていた

そして、乾の動きを見逃さぬように凝視しながら刀袋を腰に巻きそこに刀を差した

 

「いきなり斬りつけるなんて、酷いですよ~」

 

間の抜けた声で祭が言うがそこに一切の隙は無かった

 

人混みを縫って更に二人の男がやってきた

 

夜叉と祭を見るなり、抜刀して向かってくる

 

乾が やめろ  とただ一言叫ぶ

だが彼らは止まらずに斬りかかっる

 

祭へ向かった男は大上段から唐竹割に致死の斬撃を浴びせようとした

 

―――八重流 刀剣破壊 奥義 一ノ字

 

祭は相手の刀を斬り割った

文字通り割ったのだ竹のように 

切先から刀身の半ばほどまでを斬り裂き、彼女の物打は男の額上で止められていた

男は刀から手を放し腰を抜かしていた

 

祭はゆっくりと三歩ほど下がり血振いするように刀を払い 刀を切った

 

「あ~あ、勿体ない、備前刀じゃない、私の蔵刀の一振りにしたかった」

(それも、この感じからすると…清光……かな?)

(兄さんじゃないから外観だけじゃ判らないなぁ)

 

そう言いながら彼女は夜叉の方を見やった

夜叉もまた八代の刀剣破壊の奥義を使っていた

 

 

夜叉に向かって切りかかった男は

刺突を繰り出してきた

 

夜叉はその一瞬が永遠に感じられるほどの時間の中、男の表情を見た

男は笑っていた 勝利を確信した笑みであった

夜叉はその笑みが嫌いだった

(悪いけど、死んで頂戴、担い手が悪かった)

 

―――八代流 刀剣破壊 奥義  一点

 

それは理解し難い事であった

刀に刀が刺さっていた

そう コンマ一ミリのズレもなくただ一点を突き通していた

切先から鍔元付近まで刺さっているのではないだろうか

 

「はぁ、私も勿体ないことをしてしまった、これはたぶん肥前刀だな」

(それも、たぶん後代忠吉かな?)

(八坂ならスグにわかるのに)

 

そう言いながら夜叉もまた血振いする様に刀を奇麗に割った

 

 

夜叉と祭はゆっくりと乾の前に立ち、力を抜く

 

「「次は、貴方の番です(だよ)、乾辰巳」」

 

そう言って夜叉は八双に、祭は下段に構えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八坂はパチリと目を覚ました

周囲など見ずに手摺に寄り掛かり川のほうを見る

 

(ちっ、”ガー” か)

 

八坂は口笛を鳴らす

 

すると数羽のカラスがまるで足場になる様に止まっていた

 

 

因みに周りは夜叉達の戦いに夢中なため八坂には気づいていない

その事について後で夜叉たちには言い聞かせる必要がありそうだ

 

 

八坂は足場のカラスをほんの一瞬だけ踏み次の瞬間には既に反対の足を踏み出していた

それをつづけ川の水面付近までゆく

誰一人として八坂のその姿を目撃した者はいない

溺れかけていた仔猫を助けまたもとの位置へと戻る

八坂はフワリとした優しい笑みを浮かべ母猫に仔猫を返した

 

「次は目を離すんじゃないよ」

 

そう言って仔猫と母猫の頭をポンポンと撫で騒ぎの中心へと向かう

 

猫はまるで礼でも言うようにニャーと鳴き頭を下げた

 

八坂はその声に左手を上げて答えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八坂が人集りの後ろへ立つと、サッ と道が分かれた

学生達の視線には侮蔑 嫌悪等の明かに歓迎的ではない感情が込められていた

 

(よくもまぁ一日でここまできらわれたものだ

まぁ、感情がそう向くように操作しているのは私だがな…)

 

「散れ、見世物ではない」

そう暴虐無人に言い放つと

蜘蛛の子を散らすように去って行った

 

八坂はできた道をまるで無人の野を行くかのように歩いてゆく

 

すると乾は人が居なくなった事を確認しそちらをチラリと視界にいれた

 

瞬間、クルリと身体ごとそちらを向く

 

「お久しぶりです、師匠」

 

そう言って乾は刀を納め深く一礼した

 

八坂は倒れている四人をチラリとみる

 

二振の無惨な姿の刀を見る

 

次に百代の(.)(.)(.)(.)、殴り飛ばした男達の差料を観ると

刀を納め腰に差し 薙刀は鞘に納めそのまま手に持った

 

その成り行きを夜叉と祭そして風間ファミリーはジッと見守っていた

 

 

「久しぶりだねぇ、辰巳、随分と強くなったね

その分だと剣はできたのかい?」

 

八坂の声にはまるで父の様な優しさの感情が込もっていた

 

 

「先生のお陰でここまでくることができました」

 

「そっか、それは良かった。所で、二三質問してもイイかい?」

 

「ええ、かまいません」

 

「そうか、じゃあ手短に

何故こんな所にこの子達がいるんだい」

 

そう言って八坂は刀と薙刀を人の子を撫でる様に優しく触れた

そこには有無を言わさぬ威圧感がこもっていた

 

「主より頂戴致しました、やはり先生の蔵刀でしたか」

 

辰巳は申し訳なさそうに言った

 

「次に、なぜ、君がここにいるんだい?」

 

「主の命により参りました」

 

 

「そうか、じゃあ最後の質問だ、君は私にその切っ先を向けるのかい?」

 

八坂はどこか寂寥感を含んだ声で彼に問いかけた

 

「主命なればそれに背く訳にも行きません、ただ残念なのは

何者かの命で貴方と闘わねばならないことでしょうか。

できれば、私自身の意志のみで先生と雌雄を決したかった…」

 

辰巳は言い終わると同時に斬り込んで来た

八坂は後へ飛ぶ その時、何かが懐から飛び出した

辰巳はその何かを真っ二つに切り裂く

八坂はちょうどH鋼の柱の前に降り立つ

 

辰巳は平正眼に構えながら満足気に八坂へ語り掛ける

 

「流石師匠だ、私の本気の居合をそうやって平気で躱すことが出来るのは。

こうなれば私の秘剣をお見せいたしましょう」

 

そう言って彼女はドシンと大きく一歩踏み込み八坂に突きを見舞う

その突きに対して八坂は薙刀を使い宙を舞い横に降り立つ

 

再び辰巳が構えた時 ドン と一際大きな音がした

その音がした方へ皆が視線を向けると、三つの突きの形に穴が開いていた

{それはちょうど八坂の 鳩尾 心臓 喉 の位置だった}

それを見るといくら珍妙奇天烈な技を見慣れている風間ファミリーでさえも空いた口が塞がらないと言った様子であった

 

八坂はと言うとチラリと確認しどこか嬉しそうに呟いた

 

「かの幕末最強剣士の振るった魔剣、再び、か………」

 

「このままじゃ危ないな、立会人を立てて勝負しようではないか」

 

「立会人ですか、別に構いませんが」

 

「と言う訳で、コソコソ観てる鉄心、頼む」

 

そう言うと皆が八坂の見ている方を向く

 

「バレておったのか、これは恥ずかしいのう」

 

などと言いながら鉄心は姿を現す

その行動に百代はどこか怒りを現していた

 

「まぁ、もちろん構わんよ、ついて来なさい」

 

そう言うと鉄心は姿を消した

 

(はぁ、面倒だゆっくり歩こう)

 

そう思って八坂は歩き出す

 

「あぁそうだ、大和君  小島先生に今日は遅れると伝えておいてくれ」

 

「行くぞ、辰巳」

 

「あっチョ待って下さいよ師匠」

 

そう言って八坂と辰巳はスタスタと歩いて行った

 

 

「あ、急がないと遅刻しちゃう」

 

そう言って夜叉は駆ける

 

「ちょっと待ってよ姉さん」

 

 

 

「ぼーっとしている場合じゃないよ、僕達も急がなきゃ」

 

そう言うとみんな走り出す

 

「やっぱり彼奴らおもしれ~、絶対仲間にする」

 

そうして変態橋から生徒の姿が消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川神院にて

 

 

 

八雲八坂と乾辰巳の師弟対決が行われようとしていた

川神院のこの日の稽古は普段と違い休みとなった

そのため、その場に居るのは、八坂と辰巳以外は鉄心だけとなった

鉄心は八坂が遠慮無く技を出す事の出来る環境を整えた

 

「鉄心、無理を言って済まない、感謝する。」

 

そう言って八坂は頭を下げた

そして、再び頭を上げた時その瞳は、曽て 剣聖 と呼ばれた男の物だった

 

八坂は羽織を裏返し白い生地に黒貫でさる名家の家紋が書かれていた

それは、八坂が彼女の師としてではなく彼女が斬らなければならない人間としてそこに在ることを表していた

 

 

「さぁ、参られい」

 

そう言うと八坂は後ろへ十メートル程跳び左手で鞘口をつかみ居合の構えを見せ

辰巳は刺突の構えをとる、それは三段突きを最も早く効率よく出せる構えであった

 

八雲八坂に手の内を初めから見破られている、そんな事では絶対に勝つ事も

一太刀入れることもかなわない、では何故彼女はその様な行動を取ったのだろう

 

※ それは八坂の前ではどの様に隠しても、まるで神の様に見通される

故に初めから構えをとるのだ見通された策など惨めなものだ

八坂が今も尚、健在なのはその策を見破ってきたからにほかならない

八坂が収めた流派は有名無名を含め千を超えると言われている

実際、師の動きは見るたびに違っていた、だが全く一切の無駄がなく効率的な動きである所は変わらなかった

一見無駄に見えても後になってから見ると無駄なく合理的なのである

それは、自身の記憶jにある最後の師も無駄がなかったと思う

 

(私が今出せる最高の剣を見れもらう、只それだけでいい)

 

八坂が地を蹴る、まるで砲弾の様にこちらへ向かい駆けてくる

歩幅を一定にせずだが一貫して疾走する

 

10…9.7…8…7.5…6.9…6.5…

 

地を蹴る脚はまるで統一性など無く、出鱈目な拍子を刻んでいた

獣の疾走する足音の方がまだ捉えやすいとしか思えなかった

だが、これが既に技なのであろう

間合いを見誤らせ、こちらの後の先を封じそして先の機さえも封じる

焦りで斬撃が早くとも、呆然として遅くともそれは等しく彼の居合抜刀の餌食となる

しかし間合いを見極め、一足一刀まで手を出さなかった場合も

恐らくは大きく前方に跳躍し、その間合いさえも奪い去るのであろう

そう、この歩法はたしかジゲン諸流の”懸り打ち”か

これは、確かに読み辛い、ただでさえ間合いの読みづらい居合抜刀その上懸り打ち

静止していなければほぼ確実に間合いを見誤っただろう

もし八坂のそれがジゲンのそれだとするならば後の先に回るは愚手

勝機はこの先の先に有り

 

 

彼はまだ柄に手をかけてはいなかった

 

 

(この勝負貰った‼!)

 

 

そう思い彼女は最高の突きを繰りだす

 

その突きは今までで一番早かったはずだ

先ほどの三段突きの一段目で三段放てる程に

 

だから、そんなことはあり得ないのだ

あってはならないのだ

 

そう、突然に

そう、突然に何の前触れもなくだ。

眼前に居たはずの白き剣者は、唐突に眼前よりドロンと消えてしまった

 

余りの異常事態に辰巳は剣を引くことも忘れ

刺突の姿勢のまま、死に体を晒していた

そして、ただ茫然と虚空を仰いだ

仰いだと言っても、視線を少し上へ向けた程度である。

何を思った動作でも無かった。

脳の処理が追いつかない程の、唐突に不条理に見舞われ、己の過信が裏切られた時

キツネやタヌキに化かされたような困った事態に陥った結果

自然とした動作が偶々そうだっただけであろう。

 

だが、しかし

だが、しかしである

 

彼は虚空(そこ)にいた

上空(そこ)に居たのだ

白き翼をはためかせ

 

漸くその右手は柄へと添えられ

 

太陽をその背にしまるで月の様に…

 

頭上(そこ)は虚ろなる空などでは断じてなかった

 

 

”飛翔”

ただ心の中に、その一言が紡ぎだされる

それは間違いなく飛翔であった、地を這う人間が行うことでは無いのだから

八雲八坂に師事して初めて見た師の秘めたる剣”秘剣”を目の当たりにした

 

※師曰く、非凡な人間ほど才能(秘剣)を隠し平凡に生きている

 

そして、同時に納得する

間合いが接し先の先の剣機にて仕掛けるのを察すると同時に彼は踏み込む代わりに

彼はその疾走の勢いを利用し飛んだのだ

 

八坂は飛翔にとどまらずその身を宙転させる

その期すところは

 

”宙転抜刀”

 

居合使いにとって抜刀とはすなわち斬撃を意味する

 

全て一連の動作に収まっていた

回避 飛翔 宙転 抜刀 そして抜刀即ち 即斬撃

 

その剣は完全死角たる背後から(対手)をキル

 

例えどんな豪勇を誇る武人であれ無力な幼子同様に切り捨てる

何者であれ逃れることが出来ない

担い手に確実な勝利をもたらし 対手には悪夢のような

攻防一体の不条理の剣

 

それは一切の常識が通用しない彼女の三段突きさへも

飲み込んでしまう”魔剣”

 

そう紛れもなく魔剣であった

 

そう思ったとき彼女は背中に今まで体験したこともない衝撃を感じ

そして意識を手放した…

 

――八雲流 魔剣 十五夜目 星姫(あかり)の剣

 

 

 

 




これからは真面目にやっていこうと思います

ちなみに主人公の技は知っている人は知っているものです

このようにパロディーとも言えない様なものがこれからもあるかも知れません

それではまた次回
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。