銀色の二重奏   作:乱れ咲

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再会

1週間。長めの休暇を経て、ベルリンへと戻る。アウディは、男と同じ車に乗るのは嫌だからとかいう理由で乗ってきており、ラウラが助手席に座り、変わっていく景色を楽しんでいる。キラキラ輝く目で、まるでお姫様みたいだと思う。私よりも長い銀髪。手入れがされているのか、絹のようにサラサラな髪。やっぱり美少女だな、とも思う。アウトバーンに乗ってぐんぐんアウディを加速させる。楽しくなってきたのか、ラウラは声を出して、

「もっと!もっとだ!」

と言ってきた。調子が出てきたので、燃費なんて野暮なものは考えずに、280km/hまで出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーデン=ヴュルテンベルク駐屯地からラプアマグナム弾を大量に貰った。曰く、使う人がいないらしい。かなりの重さになった弾薬を運びながらもパワフルな加速をしてみせたアウディを労い、今度しっかり洗車してやろうと心に決め、駐車する。

演習場に向かうと、6人の女性が並んでいた。うち、5人を私達は知っている。研究所で出会い、ハーデン=ヴュルテンベルク駐屯地で別れていった皆だった。驚いているうちに、1人のこちらは知らないキリッとした女性がこちらを見て挨拶してくる。

「新編IS部隊、副隊長に任命されました、クラリッサ=ハルフォーフです。よろしくお願いします、隊長、隊長補佐」

そう言って、ラウラ、私の順に見てくる。ラウラは訳がわからないらしく、私とクラリッサの間に視線を彷徨わせている。

5人からも声がかかる。

「よろしくお願いします!!!!!ラウラ=ボーデヴィッヒ隊長!!!フェルテン=ヴァルター隊長補佐!!!」

「「はぁ!?」」

私とラウラがハモる。クラリッサが言うことには、

「ベルリンにて勤めていた期間が最も長く、その中でも有数の戦力であるとの評価から、隊長、隊長補佐は選出されました。また、流石に男性であるヴァルター大尉が隊長になるのは危険であることから、ボーデヴィッヒ大尉が隊長となりました。あと、なにぶん新設して間もない部隊ですので、まだ名前が決まっておりません。つきましては、隊長。部隊名を決めていただきたい」

状況を理解するのに時間がかかった。とりあえず部隊名は保留。近々決めるとして、他にも確認しなければならないことがある。

「ISの配備、武装はどうなっていますか?」

「はい、ISは既存の3機に加え1機、シュヴァルツが配備されます。ISの武装は変更されておりません。IS以外も同じです」

私の問いに、クラリッサが答える。なるほど。ということは、あのISも残っているのか。

「しかし、、」

クラリッサが言い淀む。どうした?とラウラ。

「第三世代の開発の計画が実行段階に入った為、4月から1機と隊長補佐のISを使うことはできなくなります。だから、配備機は実質2機なのです」

重大だな、とラウラが呟く。戦力が大幅に減少するのは痛い。しかし、第三世代か。完成すれば、大きな戦力だ。早めに完成するのを祈るしかない。

 

 

 

 

演習場に変わったところはないかなどの点検もそこそこに、一先ず解散。休養を取り、明日に備えることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その晩。ラウラが私の部屋にやって来た。

「部隊名を一緒に考えて欲しい」

笑顔で首肯し、ソファに腰掛ける。3人用の大きめのソファの中央に身を寄せ合い、考える。案を出し、却下、若しくは部分的に利用。

1時間程かかっただろうか。もう少し短いか。名前が決まった。

黒兎隊(シュヴァルツェ・ハーゼ)




黒兎隊、始動
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