……屋上にいたのは、数十人の男だった。
あれはラブレターではなかったのか?いやよくよく考えれば字は荒々しかったような気もするが……
「お前が中谷陽介かぁ!」
「このハーレム野郎!」
「お前羨まし過ぎるんだよぉ!」
……ん?
何故俺はハーレム野郎とか言われているんだろう。まったく身に覚えがないのだが。
「なんで俺がハーレム野郎なんだ?」
「うるせえ!」
「お前はあの超可愛い桜井さんと幼馴染じゃねーか!」
「しかもめっちゃあざと可愛い那倉ちゃんには好かれてるしよ!」
「それで生徒会長には好かれてるとか!マジ人生どうなってんだよ!」
……どうやら俺があの美少女軍団と仲良くしていることが原因らしい。
まあそんなことじゃないかとは思ったけどさ、でも俺も好きで仲良くしてる訳じゃないことを分かってほしい。
「とりあえず、お前を一発ぶん殴らねえと気がすまねえ!」
ええー……何その超絶理不尽。
俺にどうしろと。
「取り敢えず一旦落ち着いてくれないか?」
そう言ったらますますあっちの怒りのボルテージが増してきた。ヤバイ、まじでどうしよう……
「大丈夫?中谷君」
「おい!おまえらやめろよ!」
休戦状態になっていたら浩輔と海が助けに来てくれた。どうやら神はここにいたらしい。
「今のうちに逃げて、中谷君。ここはなんとかするから。」
言われるままに俺は屋上からこっそり抜け出した。
なんとか無事に家に到着したが、浩輔と海は大丈夫だっただろうか。心配になったので一応浩輔にメールを送ってみたら……
「心配いらないよ。海君がシメてくれたからね」
……結構というかかなり不安なのだが、大丈夫だろうか。まあ今は助けてくれたことに感謝しておこう。
……そして翌日、学校に着いたとたん、学校の生徒のほぼ全員がこちらを向いた。
嫉妬や憤怒、蔑みの目で見られているような気がするが、やはり昨日の件だろうか。
「ね、ねえ……何か凄い見られてない?」
「あ、ああ……確かに」
どうやら明日香と海も感じたようだが……
「どうしたの?三人とも」
「せんぱ~い♪どうしたんですかぁ?」
……噂の元凶がやってきた、マジ勘弁して!
全員揃ってしまった。どうなるんでしょうねえ……
「おい!あれが噂のハーレム野郎かよ!」
「え~マジ女の敵じゃん!」
……どうしよう、このままだと皆に被害が及んでしまう。
そんなことを考えていると……
「ちょっとちょっと、これは何の騒ぎですか!」
……担任の今泉千秋先生だ。騒ぎにきずいて駆けつけて来たのだろう。
しかしあまりめんどくさくしたくないのだが……
そう思っていると、先生がこちらを向いて……
「中谷君、これはどういうことですか!」
なんで俺?いや、そんなことよりも……
「い、いやーなんと言いますか自分が全ての元凶といいますか」
そう言うと、先生が凄い剣幕になり……
「と、とにかく一旦中谷君は先生に着いてきて下さい!」
……それで、俺は今学園長室にいる。
うーん、そんなにヤバイ問題だったかな?
まあ確かに恋愛を積極的に推進する学校なんて早々に無いと思うが……
さて俺がそこで学園長に言われた言葉とは……
いががだったでしょうか。
基本的には一日一本で投稿したいと思います。
誤字、脱字アドバイスお待ちしています。