結局そんなに文字数増やせなかった…
……めんどくせえ。
今日は土曜日。約束通り茉菜と買い物に行かなければならないのだが…なんか嫌な予感がするんだよなぁ、まあしょうがない、準備しよう。
「ねえねえ、俺たちと一緒にお茶しない?」
「いえ、私彼氏待ってるのでそういうのいいです」
「そんな女待たせるような彼氏置いといてさぁ!一緒に行こうぜ!」
「ちょ、引っ張らないで下さい!」
……さて、10時前に駅前に来てみら訳だが…男二人になんか知らない女の人が絡まれてるなー。うん、知らない知らない。
「あ!せんぱ~い!遅いですよ!」
おい先輩、呼ばれてるぞ。誰か知らないけど。
「え?お前この子の彼氏なの?」
「…全然釣り合ってなくね?」
「先輩!無視らないで助けて下さい!」
…ああくそ、せっかく無視しようと思ったのに、だから嫌な予感がしたんだよ…
「おいお前ら、こいつに手ぇ出すんじゃねえよ。一応連れだ」
「は?今この子と用があんだよ。お前は邪魔」
「そうだそうだ、お前に用はねえんだよ」
……さすがにムカついてきたぞ。実力行使してもいいけど…
「…私は先輩に用があるんです。行きましょ、先輩!」
「え?お、おい!」
「お前、あんなこと言って良かったのかよ…」
「…先輩をバカにしたんです。当然ですよ」
重苦しい雰囲気になっちまったな…こいつもそれなりに勇気をだして俺を誘ったんだろうに…
「それより、悪かったな。最初に助けなくて」
「!本当ですよ…まったく」
「で?なんで俺の事を彼氏って言ったんだ?」
「あ、あれは逃げる時の口実として…まあちょっと優越感に浸りたかったんですけど…」
「…後半聞こえなかったけど、まあそういうことにしておこう」
まあこうなったのは俺の責任でもあるしな…これ以上問い詰めるのも気が引ける…
「…この話やめましょう!先輩、あそこの服屋行きません?」
「まあ、いいけど」
「先輩!どっちの服がいいと思いますか?」
「え~どっちも同じなような…」
「ぜんっぜん違いますよ!先輩の目は節穴ですか!」
……服選びに手伝わされてる途中なんだが、正直言って女子のファッションとかよくわからん…ていうかなんで女子ってこんなに買い物に時間かけるの?もう一時間もたってるんだけど…はあ。
「も~先輩!真面目に考えてください!…取り敢えずこれ着てみますから、感想お願いしますね!」
…着替え室に入っていった。感想って何言えばいいんだよ…
「先輩、いいですか開けますよ?」
「早いな…ああ、いいぞ」
なんて言えばさっぱり分からん…って
「……」
「…なんで何も言わないんですか。恥ずかしいんですけど」
「え?あ、ああごめん。似合ってると思うぞ」
…こいつってこんな可愛かったっけ?いつもよりめちゃくちゃ可愛く見えるんだが…
「!?あ、ありがとうございます…」
「…なんでそんな驚いてるんだよ」
「だって…先輩から褒め言葉を言われるとは思ってなかったので…」
おいおい、俺はそんな風に思われてたのか…一理あるな。
「……」
「……」
「…な、なんか言えよ…」
「せ、先輩が言ってください…」
なんか、気まずくなっちまったな…しょうがない。
「…なあ、茉菜。この後夕飯食べに行かないか?」
「先輩が誘ってくれるなんて…明日は槍でも降りそうですね」
「そんなわけないだろ!…はあ、行くぞ」
「ちょ、待って下さいよ~!」
「先輩もこんなお店知ってるんですね~」
「いや、小さい頃に両親に何回か連れてってくれたんだよ」
「へえ~って!ていう事は、先輩の家ってお金持ちなんですか!」
「違えよ…まあ、今は親は海外にいるんだけどな」
「え、そうなんですか!てことは私が先輩の家に行けば…」
…また後半聞こえなかった、俺耳悪いのか?…いやそれよりも手持ちの金足りるかな…ここのレストラン高校生にとっては地味に高いんだよな。挑戦するよりはましだと思ったんだが…
「先輩!このパスタすっごい美味しいですね!」
「…そうか、そりゃ良かった」
まあ、茉菜も喜んでるみたいだし、よかったかな?
「ふふ、先輩!また来ましょうね!」
「いや、俺としてはもう来たくないんだけど…」
「もう!そんなこと言わないで下さいよ~必ず来ましょうね!」
「はあ…そうだな」
……結論から言うと、ギリギリ足りた。マジギリギリ。…疲れたけど、楽しかったな…
今回は茉菜回でした。
ちょっと優里の出番少ないですかね…