第一位転生 異世界行ったら絶対能力者になる!   作:忍者狙撃手

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7話

 約1年が経った。

 魔術の訓練は順調、ベクトルの掌握はまぁまぁといったところだ。

 

 上級魔術ってのは無駄に派手だな、使いにくい。

 広範囲に雨を降らせるとか農民の味方みてぇだな。

 使えねぇ。

 

 とか思ってたら、日照りが続いた日にロキシーが雨を降らせて、村人から大絶賛を受けたらしい。     

 

 マジで農民の味方じゃねえか。

 

 だがパウロから聞いた話では、きっちり金を取っていたらしい。

 

「有料かよ」

 

「当たり前じゃないですか」

 

 ギブアンドテイクだな、まぁ当たり前か。

 そんな良いやついるわけねえ。

 只より高いものは無いってな。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 五歳になった。

 

 小さいパーティーが開かれた。

 

 此方にも誕生日っつうのはあるのか。

 此方では誕生日は五歳、十歳、十五歳の時しかやらないらしい。

 今まで無かったから此方には無いのかと思ってたが・・・何か意味でもあんのか?

 

 

 

 パウロは二本の剣をくれた。

 一つは重さがある実剣、もう一つは軽い木の剣だ。

 五歳のガキに実剣持たせるとか馬鹿か?

 幼稚園生だぞ?

 

「男は心の中に一本の剣を持っておかねばならん、大切な物を守るにはーーー」

 

「長げェ」

 

 ・・・この間、木原の野郎の事を思い出した。

 魔術は克服できるが反射を逆手にとられたらどうしょうもねぇ。

 そういう奴対策に剣術も少しは真面目にやってみるか。

 

 ゼニスから渡されたのはこの世界の動物が載った分厚い本だった。

 

「ルディは本が好きだから」

 

 正直、動物の事など興味が無かったが、モンスターという項目に興味があったのでもらっておく事にした。

 

 

 ロキシーからはロッドをもらった。

 三十糎程の棒に赤い石がついたものだ。

 

「先日作成した物です。

 ルディは最初から魔術を使っていたので失念していましたが、

 師匠は初級魔術が使える弟子に杖を作るものでした申し訳ありません」

 

 というものらしい。

 俺の中でも魔法使いは杖を持っているイメージがあったからもらっておく事にした。

 

 杖を回しながら礼を言うと、

 

「もう少し大切にしてほしいんですが・・・」

 

 そう簡単に壊れねぇだろ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 翌日から真面目に剣術の鍛練を開始した。

 

 つっても、剣なんざ能力を使えばいくらでも強力になる。

 だから、向かってくる剣のさばき方を教えてもらう事にした。

 

 パウロに教えてもらうのは水神流といって、受け流しやカウンター等が多くある防御系の剣術らしい。

 宮廷騎士や貴族が使う用な剣術らしい。

 

 まぁ、使えればなんでもいいんだが。

 

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