あそこで、入学終わっちゃいかんがね。
範蔵君の名前もね。
それでは、お願いします。
1
一科生の連中が白けて、上級生に窘められて退散し、私達だけが残った。
これで達也が、風紀委員会に呼ばれる事もないでしょう。
何故か、上級生コンビは居残っているが、気にしない。
さて、撤収~。
「…何故魔法が発動しなかった?何をした?」
渡辺お姉様は、鋭い視線を私達に向ける。
そんな目してたら、彼氏に嫌われちゃうよ?
見てたなら、不思議だろう。
だが、説明は簡単だ!
「彼も男の子ですからね。綺麗な女の子や可愛い女の子の前で、格好よく決めたい
という気持ちがあったからでしょう。気負い過ぎたんですね」
なんかジットリした視線を、仲間達から受ける。なんで?
「お惚けか?」
尖った声を出すお姉様。
失礼な。
あの年頃の男の子には、重大な事ですよ!
イケメンエリート彼氏持ちの勝ち組には、分かるまい。
「まあまあ、摩利。もういいじゃない。気負い過ぎ、そういう事よね?深景さん?」
何故、私に確認を取る。
「勿論です!」
断言できる!あの年頃の男は、エッチな事しか考えていない!
今度は我らの友が、私の言い分に白けていた。え?一般論でしょ?
納得できなさそうなお姉様を引き摺って、七草先輩は去って行った。
去って行く上級生コンビを、エリカが睨んで見送った。
2
さて、今度こそてっしゅ…。
「あの!迷惑掛けてすみませんでした!」
そうだ。君達が残ってたね。
声の主はほのかちゃんである。
親御さんは誇りに思うべきだね。いい子だもん。思ってるか。
そして、雫もちょこんと頭を下げた。可愛いな。
一緒に帰ろう!ということになった。
素直に謝ってくれたしね。私達はそこまで大人げなくないよ。
他のみんなも、友達になった。
私達、司波家一同は、名前で呼んでもらう事に決定したよ。三人もいるしね。
こうして、私達は帰り道に、魔法士あるあるで盛り上がり、CADとかどうしてる?
という話題に移る。
「じゃあ、深雪のCADは、達也さんが調整してるんですか!?」
ほのかが目をキラキラ輝かせている。
「ええ。お兄様に調整して頂くのが一番だから。お兄様がいらっしゃらない時は、
お姉様にやって頂いてるけど」
そう、私はサブだ。
「へぇ~。二人してCAD調整できるんだ!」
エリカが感心してる。
それから、レオ君、美月が達也を褒める。
「じゃあさ!私のも見てよ!」
エリカが冗談交じりにいう。
「俺には無理だ。特殊過ぎる。そういうのは、姉さんの領分だ」
「深景の?っていうか、流石だね?これがCADだって分かるんだから!」
エリカはニヤリと笑って警棒を取り出した。
達也も迂闊な反応をしたとばかりに、黙り込む。
エリカは、それを見て満足したのか、追及はしなかった。
「じゃあ、深景!ちょっと見てよ!」
私は仕方ないので警棒を受け取る。
そして、一通り調べ、最後にサイオンを流す。
私はエリカに警棒を返却した。
「それ、弄ったら角立つでしょ?」
私の言葉にエリカが目を見開く。
「分かるの?」
意外と意地が悪い子ね。
「多分、エリカの親しい人が送ってくれたものじゃない?私が調整すると
三分の一くらい刻印変更するよ?刻印の出来はエレファント」
「え!?象?そんなに刻印、変えるの?」
エリカが不可解な顔で、自分の警棒を見ている。
プロですから、自分が納得する仕事となるとそうなる。
原作で刻んだ人も知ってるけど、まだまだだね!
「だからいったろ。そういうのは姉さんの領分だ」
達也そういって締め括った。
「もしかして、この学校。一般人の方が少ないんでしょうか?」
美月がズレた事を呟く。
「魔法科高校に一般人はいないと思う」
雫からの容赦のない突っ込みが、美月を襲った。
3
我家にて、寛ぎ中。
達也は隣で携帯端末を弄っている。
私も次の刀の構想を纏める為、端末を弄っている。
自分の部屋でやれって?これが我家のコミュニケーションです。
「姉さん。どうしてエリカのCADが親しい人からだって、分かったんだい?」
ほらね。
「刻印の仕方。しつこいくらい安全重視で刻まれてたから。その所為で、少し流れが悪くなって
たりしたからさ」
少し達也が呆れるように、苦笑い。
「普通、刻印をその歳で、
エレファント。
数学で美しい証明の事をエレガント。不格好な証明をエレファントと呼ぶ。
刻印は、正解は一本道。
美しく纏まる。あれは見事な部類に入るけど、美しくない。
確かに好みもあるけど、目的がハッキリしている場合は、同じところに辿り着くのだ。
それが、刻印とCADプログラムの違いといえる。
エリカの立場なら、私が間違っていると思うだろうね。
それでも別に構わない。職人として真っ当に評価しただけだし。
私と達也が意見交換をしていると、深雪がキッチンに直行していった。
でも、様子が可笑しい。
私は達也とアイコンタクトをとる。
「深雪。どうかしたのか?」
「あの人達から、連絡がありました。入学祝いだとかで…それで御二人には?」
キッチンから深雪が固い声が返ってくる。
ああ、それでか。
「いつも通りだよ」
「以下同文」
キッチンから深雪の冷気が漏れる。勿論、比喩じゃないよ!
キッチンが痛むから!止めてぇ!深雪の魔法は、現代の備えでさえ破壊する。
達也が立ち上がろうとするのを止めて、私がキッチンに行った。
深雪の身体から冷気が漏れ、辺りが凍り付いている。
仕様がない子だね。
私は近付いていくと、深雪の肩に手を置いた。
暴走を止めてやる。私もこれくらいは出来る事にしている。
制限した力でやると、手が霜焼けになるけど。
キッチンが復旧していく。
「落ち着きなさい。深雪」
「でも!」
「私も達也も、仕事を本格的に手伝えといわれたのを無視したわ。喜ばれるとは思ってない。
逆に祝いなんて今更きたら、それこそ気色悪い」
私の物言いに、深雪が苦笑いを浮かべた。
取り敢えず、感情面でも落ち着いてくれたみたい。
よかったよかった。
私は深雪の頭を撫でて上げた。
深雪は、子供扱いなさらないで下さいとか、ボソボソいってたけど、顔が真っ赤だった。
毎度、思うんだけどね。この反応どうなんだろうか。
実は私も錬金術関連でFLTに協力している。
そのお陰で、実用化した技術もある。
うちの宿六親父は、私にも進学せずに仕事を手伝えといってきた。
私は私で、仕事があるわ!という意味の断り文句をいってやった。
遣り取り終了になった。諦めるの早っ!有難いけどね。
落ち着いた深雪を入れて三人で、珈琲を飲んだ。
こんな感じで夜が更けていきます。
4
達也が、朝練に出掛ける。
九重寺へ。
深雪と一緒に同行する。
私も長女として、弟がお世話になっている関係で、八雲さんに挨拶しなきゃいけない。
高校入学の挨拶です。正直いらんと思うの私だけ?
深雪は
深雪が先に門を潜る。
続いて達也が入った瞬間に、坊主に襲われた。
達也は、体術のみで捌いていく。
これは稽古なんです。腐女子が喜ぶ展開ではない。そして、私は腐ってはいない。
深雪と共に、達也の戦い振りを見守る。
と、接近してくる怪しい気配が。
「深雪君、深景君!」
「先生!」
お約束通り、深雪が声の方を振り返るが、誰もいない。そっちじゃないよ。
私は、深雪の頬に触れようにするセクハラ坊主の指を掴んだ。
「あたたたた!」
私に指を掴まれ、痛がるセクハラ坊主。
大袈裟な。私が手を放すと、ワザとらしく指をフウフウしている。
いい大人がやると引くわ。
「…相変わらずキツイね。深景君」
「変わらないのは、八雲先生もですよ」
いい加減、少し悟りに近付いて貰いたい。アンタ忍びの前に坊主だろ。逆?
「ご無沙汰しております。先生」
深雪が礼儀正しく礼をする。
「これだよ!深景君。僕が求めているのは!」
そうですか。
相手にして貰えないと分かり、深雪に向き直る。
「う~ん。それが第一高校の制服かい?初々しくていいね!」
私がいるので、原作のようなトチ狂った行動には出ない。
「ありがとうございます」
そう。深雪だけ制服で、私はジャージだ。
が、原作通りの展開もあった。
八雲さんが、突如振り下ろされた手刀を防ぐ。
「総当たり稽古。終了しました。師匠」
達也が後ろから攻撃を加えたのだ。見ると坊主が死屍累々である。
八雲さんがニヤリと笑う。
「やるねぇ。達也君。お姉さんや妹さんを取られたみたいで、苛立ったかい?」
「違います」
「僕の後ろを取るとはね。恐るべき成長だねぇ。今度から二人にちょっかいを出すのも
修行の一環にするかい?」
「しつこいですよ」
そこから、師弟対決が始まった。
まあ、達也が勝てる訳ないよね。
倒れているのは達也だった。深雪が介抱している。
そこから、私が準備した朝ご飯を八雲さんを含めた四人で食べた。
メニュー?おにぎりですよ。
手抜き?失礼な。具は凝ったものだよ!
八雲さんは女子高生が握ってくれたおにぎり!って喜んでたよ。
若干、二人の冷たい視線に晒されてたけど。
5
第一高校に登校中である。
「深景さ~ん!達也く~ん!深雪さ~ん!」
どこかで聞いた声が、背中から聞こえてくる。
私達は、嫌な予感を感じて振り返ると、案の定そこには我らが生徒会長殿が走って
きていた。おまけに満面の笑みで手を振っている。
周りから視線の集中砲火を浴びる。
会長と親しそうなアイツ等は、何者だ!?という殺気と好奇心を含む視線。
「ねぇ。あれ、新手の嫌がらせかな…」
「「……」」
達也は顔を顰め、深雪は苦笑いしている。
「おはようございます!」
爽やかに朝の挨拶をする生徒会長殿。
私達は、気持ちの籠らない挨拶を返す。
私達は親しくありませんよ~。みなさん!
「深雪さん。今日、お話したい事があるので、時間を貰える?」
深雪が私と達也を窺うように見る。
私と達也は無言で、微かに頷く。
「はい。伺います」
深雪は優雅な所作で答えた。
が、生徒会長殿は、更にとんでもない事をいった。
「御二人も!」
深雪はまだ子供だけど、付き添いが必要な程じゃないよ!
6
森崎君。恥の掻き損。
恨むなら、小野先生を心行くまで恨んで頂戴。
私のやった事が無駄になってしまった。
達也が渡辺お姉様に目を付けられる原因を、作ってしまったのだ。
事の発端は、例のカウンセリング。
教室に顔を出さなかったから、油断したよ。
達也を、カウンセリングルームに呼び出したんだよ。
例のエロを全面に押し出した格好で。
問題は他の男子生徒にも、エロメインの格好で情報を取っていた事。
あんな感じで、甘く囁かれたら勘違いする奴いるよね?
いつの間にやら、ファンクラブみたいな連中がいて、達也に一段上のエロを提供して
いた事が、判明してしまったのだ。
小野先生とすれ違った女子が目聡く発見した。上着で隠してたらしいけど、女子の目
は誤魔化せなかった。ブラ透けてますがな!?って。
で、信じられない!って女子特有のトークを、男子が聞いてしまった。
そこから勘違い男子が、暴発。
達也に喧嘩を売った。
間が悪い事に、その時にほのかと雫までいた。
ほのかは、達也を守る為に、閃光魔法を使おうとしてしまったのだ。
あとは、原作通りお姉様と七草先輩のお世話に。
達也は、起動式を読み取れる事を示してしまった。最悪だ。
小野先生も大人で捜査官なら、上手くやって貰いたい。
何せ、この世界はエリカのブルマですら、大騒ぎするんだよ?
あんな格好で、カウンセリングする奴がいるか!
アンタ等のいうモラル崩壊時代でさえ、ないわ!
公安のみなさん!人選ミスってますよ!スキルだけじゃ、ダメですよ!
その所為で、小野先生は学校から怒られたらしい。当然だわね。
あの騒動のお陰でサイオンの遮断まで、達也がやったと勘違いされているとか。
すまん!弟よ。
7
昼に生徒会室に行く。
すると、範蔵君以外のメンバーが待ち構えていた。
何故か、渡辺お姉様もいるけど。
達也は、既にお姉様に目を付けられているからだとして、私は何の為に来たの?おまけ?
深雪が綺麗な礼を披露すると、感嘆の声が漏れた。
私と達也は軽く頭を下げただけだよ。
テーブルが片方不自然に空いている。
私達はそこに促されて座った。
市原鈴音さんとか、ザ・小動物女子中条あずさちゃんもいる。
市原さんクールビューティーだわ。
弁当自販機で弁当を奢って貰う。ゴチになります。
不味くはないんだけどね…。
「という訳で、我々は司波深雪さんに生徒会入りを望みます」
深雪のスカウト理由を説明し、七草先輩がそう締め括った。
そこから深雪が私と達也を生徒会入れろ!と暴走したりしたが、なんとか収まった。
深雪は結局は引き受けたよ。最初から波乱を起こさずいこうよ。
「ちょっといいか?」
渡辺お姉様が案の定、達也を風紀委員会へ入れるといい出した。
やっぱり目を付けられてたか…。
森崎君。君の犠牲は忘れない。二日くらい…。
達也は抵抗を試みているが、もう決まりくさい。無力な姉を許してね。
「あと深景君だが、生徒会の雑用で使ったらどうだ?役員じゃないし、前例も確かあった
だろう」
お姉様ぁぁぁーーーー!!なんだ雑用って!小物感満載じゃない!
「確かに前例はあるけど、多忙だったからお願いした側面があるから…。失礼じゃない?
いくら下級生っていっても」
おお!正論ですな。
「でも、深雪君もお姉さんが一緒の方が遣り易いだろう?」
「ええ…まあ」
深雪は自分が望んだのと違う事に、歯切れ悪く頷いた。
いや、頷かないでよ。
なんか話がついたみたいに、先輩方が立ち上がっている。
なんか決定してる!?
私と達也は、溜息を隠す事が出来なかった。
8
すっ飛ばして、放課後。
私は達也と同じ決意を持って、この場に臨んでいた。
断ってやりますよ!
生徒会室に三人で入って行く。
そして、窓際に佇む一人の男。
何やってんの?みんな仕事黙々とやってるよ?
夕日を背に振り返る範蔵君。
厨二病?演出?
範蔵君は、私と達也をガン無視して、深雪に握手を求める。
「服部刑部です。生徒会副会長を務めています。よろしくお願いします」
深雪は辛うじて眉を顰めるに止まり、握手に応じた。
いいよ!大人の対応。でも、表情を変えないように努力しようね。
「おっ!来たな達也君。早速、風紀委員会の説明をするから付いてきてくれ」
渡辺お姉様が達也を連れて行こうとするが、阻む者がいた。
「お待ちください。渡辺先輩。私は副会長として、司波達也の風紀委員会入りに反対
します。風紀委員会は場合によっては実力で、相手を取り押さえなければなりません。
実技の不得手なウィードに務まりません」
渡辺お姉様の表情が消える。
鋭い眼光を受けても、範蔵君は怯まなかった。
「禁止用語を私の前で吐くとは、いい度胸だ。服部刑部少丞範蔵副会長」
「服部刑部です!」
咳払い一つで、なんとか立て直す範蔵君。
あの忍術の服部家と勘違いされるから、否定は当然ですよね。
名前で苦労しますな。
そこから言い合いが始まったが、平行線。当然だけど。
なんせ、達也が起動式を読み取れるのも、信じないんだから話が通じない。
私は聞き流しに入ったよ。
だが、突如流れ弾が飛んできた。
「ついでに雑用もいりません。風紀委員会が雑用を押し付けるのも、越権行為では
ありませんか。しかもこれもウィードだ」
渡辺お姉様は口を開きかけたが、遮られた。
「お姉様とお兄様は実力があります!国際基準が御二人を評価出来ないだけです!」
深雪が遂に噴火した。
まあ、深雪にしたらよく耐えた方だろう。
「司波さん。家族をよくいいたい気持ちは分からない訳じゃない。でも、魔法士は
現実を見据えなくてはいけない」
ヤバ…。深雪が本格的に大噴火しそうだよ。
それを察知した達也が前に出ようとするのを、私は押し止めた。
「姉さん?」
私は二人に微笑んだ。大丈夫。任せてくれていい。
「服部カンゾウ副会長ぉ!!」
「服部刑部だ!それは某・巨匠の漫画に出てくる忍者だ!」
おお!ノリがいいね。
実はオタクですか?弟と妹を怒らせなければ、語り合いたかったね。
「私と一勝負しませんか?」
「ウィードの君が、俺と?」
私は笑顔で頷いてやる。
範蔵君の顔が険しくなる。鋭い視線が向けられるが、その程度はそよ風にもならない。
「正直、生徒会も風紀委員も興味ないんですが、妹の目が曇っているとか、弟を侮る
ような発言をされて、黙っていられる程、大人ではないんですよ」
範蔵君は睨み付けているが、私は笑顔を崩していない。
「どうやら随分と調子に乗っているようだな。いいだろう…身の程を教えて上げよう」
お願いします。
でも、私の
9
「お姉様、お兄様…。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
深雪が悲し気にいったが、私はその頭を撫でてやった。
「気にする事ないよ。私がしゃしゃり出ただけだから」
「俺が相手をしてもいいけど」
私は無言で首を振った。
達也の腕を軽く叩いてやる。
気持ちは嬉しいけど、これくらいは引き受けてやらないとね。
原作通り、達也がやってもよかったけど、それはあまりにもサボり過ぎだと思った
んだよね。姉として頼れるところを見せるチャンス…今のはカットで。
「お待たせしました」
一応、礼儀としてそういって入室する。
先輩達は既に準備完了しているみたいだし。
範蔵君は余裕タップリに立っている。
私はケースから拳銃型のCADを取り出す。銃身が長いハンドガンタイプ。
それは黒光りしていた。
私はCADを持って範蔵君と相対する。
「そのCADは…まさか!?」
これを知ってるの?中条ちゃんくらいしか知らないと思ったよ。
「レギュレーション違反なら、使いませんよ?」
「いや。問題ない」
それからルール説明がなされる。原作通りです。
「それでは。始め!」
お姉様の腕が下ろされる。
範蔵君はCADを操作しようとした瞬間。私はその位置から消えていた。
「!?」
「無拍子」
達也の呟きが聞こえる頃には、私は範蔵君の背後にいた。
CADの引き金を引く。
範蔵君が背中から吹き飛ぶ。ヘッドスライディングで着地。
痛そうだね。南無。
遠当て。
サイオンの塊を叩き付けるだけの魔法。
サイオン徹甲弾ではない。それより密度が低いからね。
手加減したから、気絶したぐらいだ。
因みに、ここでの無拍子は予備動作を消して動く事を指すからね。
現実の武術のものと違うから、よろしくね。
あ~。終わった終わった。
範蔵君が立ち上がらないのを、確認してお姉様が宣言する。
「勝者。司波深景!」
高校生初勝負終了。
勝利とて虚しいものだ。
皮肉ですね。
メイン投稿より、いい滑り出し。
う~ん。難しいものですね。
次はいつになるやら、見当が付きません。
こちらも並行やっていこうとおもうのですが…。