私には見える   作:shion

7 / 7
ネタが降ってきたので衝動で書きました。
特殊な能力がある人って好かれると思うんですよね。
取って付けたような過去話で、"コナンキャラは出てきません"
※個人趣味が全開なので『神隠し』というワードに不穏な気配を察知した方はバックお願いします。
~6月27日追記~
3~6話までの沢山の誤字報告ありがとうございます!!


番外編
その好意は見えない


家の近所には神社がある。

私はよくその神社一人で遊んでいた。

 

別に友達がいない訳じゃなく…ただその神社に居ると、辺りいっぱいに浮かぶ文字が自然と消えるからよく其処で遊んでいただけで、友達が神社で遊ぶ時はかくれんぼや鬼ごっこをして遊んだりもしていた。

 

そんな日々の中、いつの頃からか綺麗な男の人が神社に居るようになった。

 

テレビで出てくるようなキラキラした服を来た、見かけない人だった。その人は何が面白いのか…ただただ遊んでいるだけの姿を見てニコニコと笑う。

 

その人は私が一人でいる時によく見かける。

 

かくれんぼやお絵かき落ち葉拾いなどをしているといつの間にか現れる。けれど話し掛けてくることはなく、ただニコニコと此方を見て笑っているだけ。

 

気になって話し掛けても「よきかな」や「楽しいか」としか言わず会話は長続きしない。それに、その人と会う時に限って消えた文字が赤くなって浮き出てくる。

 

けれど、そんな変わった人に何故か恐怖を感じず…一人の時はその人を誘って遊んだ。

 

その人の話す言葉は難しくて殆ど聞き取れなかったけど、それでも絵を描いたりおままごとをしたりして遊んだ。

 

 

そんなある日、それは起こった。

 

 

その日も私は何時ものように神社に行き、途中から現れた男の人の隣に座って絵を描いていた。

 

「童は絵が上手だな」

 

「えへへ」

 

その日は、日がとても長く感じそれに加え何故か何時も笑っているだけのその人がよく喋った。

 

「がっこうとやらは楽しいか?」

 

「ふつう」

 

「友達とやらと一緒にいるのは楽しいか?」

 

「…ううん」

 

「…ではここで遊ぶのは好きか?」

 

「うん!」

 

此方を見下ろし質問をしてくる男の人は、私が頷くと嬉しそうに目を細め「そうかそうか」と笑う。

 

「では、ここにずっと居ればいい」

 

「…ずっと?」

 

小首を傾げる私を見てほけほけと笑い続けるその人は、私の頭を優しく撫でる。

 

「うむ、此処でずっと遊んで居ればいい」

 

「でもお家帰らないと…」

 

「ここをお家にすればよかろう?」

 

「…ううん、だめお父さんとお母さんが心配する」

 

「…ふむ…そうか」

 

無表情になるその人は頭から手を避け、何かを考えているのか…口許に袖を当て目を閉じてしまった。

 

そんなお兄さんを心配し、声を掛けようと口を開いた。

 

その時

 

『にげろ!!!』

 

何時もなら見えない筈の不思議な文字が突然、目の前に大きく浮かび上がった。

 

「え…?」

 

「ん?どうかしたか?」

 

声に気がつき此方を見てくるその人。

 

「大事な用事思い出したの!」

 

「…そうか」

 

その時何故かその人が怖く感じてしまい、私は咄嗟に嘘をつく。すると、その人はとても残念そうな顔をする。

 

「…また会うてくれるか?」

 

「うん!またね!」

 

駆け出す時に一瞬見たその人の顔は悲しそうな、寂しそうな顔をしていた。

 

 

 

 

**********

 

 

 

 

 

ドゴッ!

 

ベッドから落っこちる痛みで覚醒する。

目を開けると何時もの素っ気ない天井があった。

 

「……」

 

打った頭を押さえつつ、焦点が合っていないであろう目で天井を凝視する。…お隣から聞こえるごそごそと言う音で徐々に意識がはっきりしてくる。

 

…懐かしい夢を見た気がするが、内容がぼんやりとしてしてよく思い出せない。

 

ただ、1つ分かるのは物凄いイケメンが夢に出演してきたと言うことだけ。

 

「うーんっ…」

 

伸びをし、時計を見る。

眠りについてから一時間も経っていない。

 

「んー、またか…」

 

たまにこういう夢を見る。

 

そしてその夢を見ると、夢に出てきた場所で同じ人と他愛もない話をする夢を見る。

 

しかもぼんやりとしか覚えてないが、毎回人が変わる。男の人も居れば女の人の場合もあり、その都度何か会話をしているような気がする。

 

「…喉…乾いた」

 

覚束ない足取りでキッチンへ向かい水を飲み、またベットに入り二度寝をする。

 

薄れ行く意識の中、ぼんやりと頭を撫でられる感覚と共にほけほけと笑う声が聞こえた気がした。

 




見えちゃう人

地味にヤバイ人達に好かれてる…かもしれない人。
本人には自覚はなく、幼少期ということもあり色々と忘れている。夢の頻度は忘れた頃に見る程度で、その都度相手の質問に色々と答える。

因みに、その後ステータス先輩の誘導で外に出ると明るかった外が、真っ暗になっていて親が血眼になって探していた。

神社の男の人

ほけほけしながら地味にしまっちゃおうとした人。
最初は一人で遊んでいる【見えちゃう人】を心配し出てくる。最終的には【見えちゃう人】の意見を尊重…手を引くが、時々夢にお邪魔しては近況を聞きSECOMをしていたりしてなかったりする…かもしれない。

男の人「ふむ…これは邪魔だな。見えなくしてやるか」

スッ

ステータス先輩「!?」

女の人

大体は神社の人と同じ。
祖母の住んでいる地域の土地神で子どもが大好き。
過疎化が進む中で、久々に遊びに来た子供に舞い上がりしまっちゃおうとしたところ、SECOMに成敗されて第2のSECOMになったりする…かもしれない。

見えちゃう人(幼少)「お姉さんだれ?」

女の人「あら、見ない子ね…(久しぶりの子供っ!!しかも女の子っ!!それに何か清い!!ヤバイ!!)」

その他

大体同じような流れで成敗される。

友達

誰もいない方へ向かって話しかける【見えちゃう人】を目撃して以降、距離を置き始める。

ステータス先輩

色々と忠告をするも、漢字で表記&相手の妨害工作で【見えちゃう人】に上手く伝達出来ず…最終的にはフィルター突っ切って何とか事なきを得る。
七つまでは神のうちとも言うので、何とか無事にフィルターを突っ切れた。【見えちゃう人】の死=消滅という事もあり、これを機に年齢に見合った表示やカスタマイズをし始めたりする…かもしれない。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。